2018年6月に登場し、2020年10月に大幅なマイナーチェンジを実施した現行SK型フォレスター。単身からファミリーまで使いやすいサイズ感と、路面状況にとらわれない高い走破性能が魅力のクロスオーバーSUVです。
他メーカーと比較するとラインナップが少なめなスバルですが、いずれも車名が長く続くロングセラー車種ばかり。フォレスターも1997年から続く人気車種の一つです。
アウトドアユース層やファミリー層からの支持も厚いフォレスターを新車購入する場合、値引きはどのくらい可能なのでしょうか?フォレスターの値引き相場や交渉のポイント、少しでもお得に買い替える方法をご紹介していきます。
新車の純正オプション取付やコーティング業をしながら車専門のWebライターとして活動中。車好きで愛車のカスタムが趣味。車は6台目で、乗り換えの際は買取や個人売買を利用。現在は愛車のロードスターを長く綺麗に乗るためのメンテナンスに精を出している。
フォレスターの値引き目標額は40万円!オプションをうまく活用しよう
スバルの人気車種「フォレスター」は、2.0Lのハイブリッドエンジン「e-BOXER」と新開発の1.8L直噴ターボエンジンの2つのパワートレインから選択できます。「e-BOXER」搭載モデルは「Touring」「Advance」「X-BREAK」の3グレードが選択可能で、1.8L直噴ターボエンジン搭載モデルは「SPORT」のみが展開されるシンプルなグレード構成となっており、選びやすさも魅力の一つとなっています。車体価格は2,915,000円~3,289,000円です。
それでは、フォレスターの値引き目標額や、どの項目から値引きをしてもらえば良いかを解説していきましょう。
車体からの値引き額は20~30万円を目標にしよう
300万円クラスの新車の値引き額は10%前後が一般的です。フォレスターの場合は、20万~30万の値引きを目標にするのがおすすめ。
大手口コミサイト「価格.com」に寄せられている値引きレポートでも、車体・オプション合計の平均値引き額は30万円前後であることが多くなっています。車体からの値引きは5~20万円、オプションからの値引きは10~20万円を目標に交渉してみましょう。
フォレスターは人気車種なので、比較的値引きを引き出しやすい車種となっています。新車の値引きは日常的に行われているので、積極的に商談に取り入れましょう。
新車を買うなら値引き交渉しないと損!誰でもできる6つの交渉術と失敗しやすいNG例を紹介オプション装備を50万円以上つけると40万円以上の値引きが実現しやすい
フォレスターに限らず、新車の値引きはオプションをつけることで実現しやすくなります。特に、車体価格10%以上の値引きを目標とする場合は、オプションの購入は必須と言えるでしょう。
そこで、おすすめのオプションの組み合わせをご紹介します。
購入率の高い人気のオプション構成
フォレスター購入者の多くがつけているオプションの組み合わせは以下の通りです。
- カーナビ
- ドライブレコーダー
- ETC
- リヤビューカメラ
- ベースキット
カーナビのおすすめはビルトインナビ。ETCとドラレコと連動し、ダッシュボード上に設置されているMFD(インフォメーションパネル)とも連動されます。価格は、パナソニック製が281,578円、三菱製が255,244円です。
ETCはナビ連動タイプのETC2.0車載器がおすすめ。価格はパナソニック製が36,080円、三菱製が40,480円です。
ナビ連動タイプのドライブレコーダーは、パナソニック製が61,600円、三菱製が62,700円となっています。リヤビューカメラは41,800円です。
「ナビ」「ドライブレコーダー」「リヤビューカメラ」「ETC」はセットで特別価格で販売されているので、4点すべてつける購入者が多いです。
ドアバイザーやフロアマット、ナンバーフレームなどで構成されるベースキットは、内容点数によって金額が前後しますが、上記の人気オプション5点セットで合計が55万円ほどになります。
つまり、最低限つけておきたいオプションを装備すれば、目標金額の値引きに必要なオプション代金に届くようになっていると言えます。
リセールバリューも考えたい人におすすめのオプションは?
フォレスターは幅広い層から人気なので、購入率の高い5点セットは抑えておくべきでしょう。リセールバリューも考えて購入したい場合は、次のようなオプションもおすすめです。
「外部入力ユニット」 10,120円
パナソニック製ナビのほうを選択した方の中で、ロングドライブが多い方やお子様を乗せる方におすすめのオプションです。ナビ画面やリヤモニターなどにHDMI入力ができるようになり、スマホ等と接続して動画などの再生が可能になります。
「リヤエンターテイメント」 110,000円
ファミリー層に人気のリヤモニターは旅行やアウトドアが好きな方におすすめ。高額なオプションでもあるので、手放す際にプラス評価につながりやすくなります。
「ユーティリティパッケージ」 67,760円
カーゴトレーマット(ラゲッジスペースと後席背面に装着される樹脂製の3Dマット)とカーゴステップパネル(リヤバンパーに貼り付けるキズ防止パネル)、リヤゲートライト(リヤドアトリムに装着されるライト)のセットです。
ラゲッジスペースに濡れたものや汚れたものを積載することがある方や、リヤゲートを開けてキャンプや車中泊を楽しみたい方など、アウトドアユースの方におすすめ。
フォレスターの値引き交渉のポイントは?
オプションを多く購入することで値引きをしてもらいやすくなるフォレスターですが、オプション購入以外の切り口で値引き交渉するにはどうすれば良いのでしょうか。値引きに有効な交渉のポイントを2つご紹介します。
SUVは各メーカーが力を入れているのでライバル車との比較も有効手段
現状、SUVは国内外を問わず高い人気を誇り、各メーカーが力を入れて開発している状況です。様々なサイズ感、デザインテイストがあり、SUVの中でも細かいジャンル分けが存在しています。ライバル車と比較して、「条件が良ければフォレスターにしたい」という交渉方法が良いでしょう。
他メーカーの見積もりと競合させるのも有効
フォレスターの場合は、高い走破性能や安全性、アウトドア向けのデザインが特徴と言えます。
ハリアーやCX-5のような都会的デザインのSUVではなく、アウトランダーやエクストレイル、RAV4等と比較すると良いでしょう。
競合させる際は、先に比較対象とする車種の見積もりを取っておき、商談時に提示するようにしましょう。
競合させる場合は価格差や機能差を考慮しつつ「フォレスターが現実的」であることをアピールしよう
クルマは車種ごとに特徴や機能が異なります。「この車種についているこの機能がないから安くしてくれ」というのは通用しないことを覚えておきましょう。
「7人乗り」や「燃費性能」など、クルマの性能とそれに見合った価格設定を引き合いに出しても思うような値引きにはつながりません。そこで、予算と妥協できる性能・機能のバランスを見てフォレスターが最も現実的であることをアピールし、「もう少し頑張ってくれれば決断できる」というような交渉をするのがおすすめです。
購入する時期を意識!セールやキャンペーンを活用しよう
新車をお得に購入するには、時期を意識することも大切です。セールやキャンペーンの情報をチェックし、値引きしてもらいやすい時期を狙いましょう。
決算期は値引きを引き出しやすい!1~3月と8~9月が狙い目
クルマの販売に最も力が入る時期が決算期。決算期は、本決算と中間決算の2回あるので、その時期に合わせて購入するのがおすすめです。営業マンも普段より大幅な値引きに踏み切りやすい時なので、ぜひ積極的に交渉していきましょう。
ただし、決算期は混み合うので、商談のペースが速くなってしまったり、納車までの期間が長くなる可能性があります。慎重に商談を重ねて吟味したい方や納車を急ぐ方には不向きである点に注意しましょう。
メーカーやディーラーが行うセールやキャンペーンを活用しよう
スバルでは、オプションのセット値引きやオプション代金値引きキャンペーンを開催することがあります。セールやキャンペーンで行われる値引きを取り入れながら商談を進めることで、よりお得に購入しやすくなります。
TVCMやスバルメールマガジン等で情報発信をしているので、チェックしておくようにしましょう。
少しでもお得にフォレスターに買い替えるには今のクルマの手放し方がポイントに
新車の購入費用からできる値引きには限度があります。フォレスターの購入費用からの値引き額以上にお得に買い替えたい場合は、今のクルマの手放し方も重要なポイントです。今のクルマを少しでも高く売却して購入資金に回すことで、さらにお得にフォレスターに買い替えましょう。
今のクルマが高く売れればその分購入資金に回せる
フォレスターを少しでも安く購入するためには値引き額も重要ですが、値引きには限界があります。ですが、今のクルマが少しでも高く売れればその分を購入資金に回すことができるので、総合的に安く購入することにつながります。
今のクルマを少しでも高く売却して、お得にフォレスターに買い替えましょう。
ディーラーでの下取りよりも買取を利用すべき!
今のクルマの売却方法の代表例と言えば「下取り」と「買取」ですが、おすすめは「買取」です。
基本的に下取りの金額よりも、買取のほうが査定額が高い傾向にあります。他メーカーのクルマをスバルに下取りに出すと下取り価格が安くなってしまう可能性もあるので、買取業者に査定してもらうようにしましょう。
また、下取りでの売却金はクルマの購入費用にしか使えませんが、買取での売却金は自由に使うことができます。今のクルマのローン返済に充てたり、つけたいと考えていたオプションの購入に充てたり、コーティングをかけたり、自由に使えるので選択肢も広がります。
年式が古いクルマほど買取を利用するべき
下取りは、車種・年式・走行距離で大まかに下取り金額が決まっています。
初年度登録からの経過年数が7年前後でほぼ値が付かなくなる状態になるので、年式の古いクルマほど買取を利用したほうが良いでしょう。
逆に3年落ち以内の高年式車の場合は、まれに下取り価格のほうが高いこともあるので、下取りと買取の両方で査定を受けておきましょう。
下取りシミュレーションと買取相場検索で目安の金額を知っておくことも大切
下取りや買取の査定を受ける前に、大体の相場金額を知っておくことはとても大切です。あらかじめ相場を知っておくことで、査定額が低すぎないかを判断する基準にすることができます。
下取り価格を調べるなら、「トヨタの下取りシミュレーション」がおすすめです。他メーカーの車種も調べることができるので、まずはこちらで下取り価格を調べておきましょう。
買取業者の査定相場を調べるなら「ズバット車買取比較」がおすすめ。メーカーと車種を選択するだけで、買取相場や半年後までの相場推移が確認できます。実際の査定額や売却した人の口コミも確認できるので、よりリアルな情報を集めることが可能です。
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売却時は複数店舗の査定額の比較が重要!一括査定を利用しよう
買取業者に査定を依頼する場合は、必ず複数店舗に依頼するようにしましょう。複数店舗の査定額を比較し、より高い金額を提示してくれる業者に売却するのがおすすめです。
クルマの買取金額は買取業者によって異なるので比較が必須!
クルマの買取金額は、買取業者によって数万円~数十万円の差が出ることもあります。
年式や走行距離が同じでも、使用感や装備しているオプション、グレード、ボディカラーによって差が生じるほか、査定した店舗の在庫状況や需要によっても変わってきます。一店舗だけの査定額がすべてと思わず、複数の店舗で査定してもらい、金額を比較しましょう。
一括査定なら複数の業者に査定してもらえて比較しやすい
複数の業者に査定してもらおうとすると、どうしても時間や手間がかかってしまいます。
近隣の店舗を回って店頭査定を依頼しても良いですが、時間がかかったり断りにくい状況に陥ったりすることがあるので、一括査定に申し込んで出張査定を依頼するのがおすすめです。
一括査定なら一度の申し込みで2~10社程度に情報提供され、買取業者のほうから連絡をしてくれるので自分で業者を探す手間が省けます。出張査定の日程をうまく調整すれば、1日で複数社の査定額を揃えられるので有効活用しましょう。
【2021年最新】クルマ一括査定サイトのおすすめランキング8社!あなたに合う選び方を徹底解説!一括査定のおすすめは提携社数の多い「カーセンサー」
一括査定のサービスは様々な企業から提供されており、種類も豊富です。その中でも特におすすめなのは、最大手の「カーセンサー」。
カーセンサーは提携社数が1,000社以上と最も多く、安心の大手買取業者だけでなく地域密着型のような中小業者まで幅広く提携しています。提携業者が多ければその分比較対象も増えるので、高額買取につながる業者を見つけやすくなります。
一括査定はたくさんの着信がデメリットとしてあげられますが、カーセンサーではメール連絡のみの業者を選択したり、電話連絡の希望時間帯を入力できる欄があるなど、ユーザーに配慮した項目設定があるのも魅力です。
初めての一括査定にはもちろん、過去に一括査定を利用したことがある方まで使い勝手の良いサービスとなっているので、どの一括査定を利用すれば良いかわからないという方はカーセンサーを利用してみると良いでしょう。
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まとめ
フォレスターは、アウトドア好きの方はもちろん、単身からファミリー層まで幅広い世代に支持される人気車種です。スバル車の中でも人気が高く、新車購入時の値引きも引き出しやすい車種となっています。
フォレスターの平均値引き額は30万円ほどで、40万円以上の値引きを目指したい場合は50万円分以上のディーラーオプションを購入し、交渉すると良いでしょう。ただし、新車の値引き額にはどうしても限界があるので、より安く購入したい場合は今のクルマをできるだけ高く売却するのがおすすめです。
今のクルマを少しでも高く売るには、下取りではなく一括査定を利用した買取業者への売却がベスト。複数の買取業者の査定額を比較して、より高額買取してくれる業者に売却し、フォレスターの購入資金に充てましょう。