スクラップと廃車が同じと思っている人が多いですが、じつは全然違う意味の言葉です。
スクラップはクルマを解体することを意味するので解体業者に依頼しますが、廃車は書類上の手続きを運輸局で行います。
この手続きには、ディーラーなど自動車販売や整備を行う業者に依頼する方法や、スクラップ業者に直接依頼する方法があります。そして、どちらの方法でもスクラップと廃車手続きが可能ですが、どちらにも手数料が発生します。
そこで、スクラップと廃車手続きの違いについてのほか、発生するそれぞれの手数料について解説します。また、どちらの手数料もかからない廃車買取とはどんな買取なのか詳しくお伝えします。
自動車鈑金工場で高卒から10年ほど修行し、その後独立して自分の自動車鈑金工場を設立。中古車の粗悪さが許せず、中古車買取と鈑金修理を一つにしようとオークションに出入り。普通のクルマだけでなく修復歴車を落札して修理し直して販売や事故車を修復する仕事を20年程度行う。現在は財経新聞などにも記事提供を行うクルマ専門ライターとして活動中。
もくじ
スクラップとは?廃車と何が違う?
クルマの使用をやめる時に、まだ使用できるクルマであれば売却を検討する人が多いですが、もう使えないほどボロボロのクルマの場合、スクラップにするしかないと考えるでしょう。しかし、使えないようなクルマを処分する場合、スクラップのほかに廃車といった言葉が使われます。
このスクラップと廃車は同じと考える一般ユーザーは多いですが、じつは全く違う意味を持っています。その意味の違いは、スクラップはクルマを解体することであり、廃車とは事務手続き上クルマを使えなくすることです。
スクラップは解体すること
使えないクルマを処分することを、スクラップにするという人がいます。このスクラップにするという意味は、クルマをバラバラに解体することを意味しているので、一般ユーザーが考えるスクラップ=解体で間違いありません。
スクラップは、ただ解体するだけではありません。最近はスクラップといっても使える部品と使えない部品に分けています。この使える部品と使えない部品の違いは、使える部品が中古部品やリビルト部品として再販できる部品で、使えない部品はリサイクルに回される部品です。
そのため、解体されるクルマから部品取りすることも解体行為になるので、解体業者でなければできません。
クルマの解体は専門の解体業者のみ
クルマの解体は、誰でもできるわけではありません。必ず都道府県に自動車解体をする許可申請をしていなければクルマを解体できません。そこでスクラップにする場合、クルマの解体許可を得ている解体業者に依頼します。
解体業者には、老朽化した家屋の解体業者のほか、工場で使用される工作機械などのスクラップ工場がありますが、クルマを解体できるスクラップ工場でなければ解体を請け負ってもらえません。
しかしクルマを解体するスクラップ工場は、基本的に自動車関連業者からの依頼で作業しています。これは、一般ユーザーからの持ち込みでのトラブルを回避することが目的です。
一般ユーザーの場合、クルマが車検証に記載の方の依頼なのか本人が持ち込んでいなければ、その調査に時間と手間がかかります。また、一般ユーザーの持ち込みのほとんどは、書類手続きは自分で行う人が多いので、後のトラブル発生を嫌います。
業者であれば書類手続きは確実に行われますが、一般ユーザーは自分の都合の良い時に手続きに向かおうとするため、都合がつかないとなかなか手続きが進みません。忙しいと忘れてしまう人もいます。
ただし、個人からの持ち込み歓迎の業者も少なからず点在しています。そこで、持ち込み可能なスクラップ業者を探すために、事前に持ち込み可能か電話確認したほうが良いでしょう。
クルマを廃車にすることは事務手続きのこと
スクラップと同じ使い方に廃車という言葉があります。この廃車は、クルマをスクラップにすることではなく、手放すクルマが再販できない場合の書類上の手続きです。
そのため、廃車手続きだけではクルマはスクラップになりません。スクラップにするなら、解体業者にスクラップの依頼が必要です。しかし、乗らなくなったクルマをスクラップにしても廃車手続きしなければ、税金はずっとかかり続けます。
この廃車とは、使わなくなったクルマの書類上の手続きですが、この手続きには一時抹消登録と永久抹消登録の2種類があり、運輸局で手続きします。
廃車には一時抹消と永久抹消の2種類がある
廃車にする場合の一時抹消登録とは、長期使用しない時にナンバーを外して車検や税金といった経費がかからないように、一時的にクルマを使用しない時に行う手続きです。永久抹消登録は、クルマを永久に再使用しない時に行う手続きで、クルマを解体してからの手続きです。
一般的に、廃車というとクルマを処分する認識で知られていますが、本当に二度と使用しないようにするには、永久抹消登録をします。ただし永久抹消登録すると、二度とクルマを使用できません。
また永久抹消登録は、クルマを解体して解体証明を発行してもらわないと、永久抹消登録できません。そのため、クルマをスクラップすることと、永久抹消登録はセットの手続きです。
しかし、一時抹消登録であればスクラップにしなくても手続きが可能ですが、スクラップにはなりません。
廃車手続きもスクラップも廃車買取業者に依頼できる
廃車手続きは、スクラップ業者に依頼すれば廃車手続きまで可能ですが、スクラップ料金と廃車手続き手数料が請求されます。しかし、廃車買取店を利用すれば、スクラップも廃車手続きも無料で行う業者がほとんどです。
廃車買取業者の種類は、解体業者が営んでいる場合、解体業者やリサイクル業者などが集まって共同組合を作り廃車買取を営んでいる場合、仲介業者が解体業者のネットワークを構築して営業している場合の3パターンがあります。
どの営業形態も、廃車買取に連絡して契約すれば、連絡した廃車買取に属する近くの解体業者が車の引き取りからスクラップ、そして廃車手続きまで代行します。
スクラップと廃車を一度に依頼するなら廃車買取が便利です。廃車買取ならスクラップも廃車も手数料がかからないほか、クルマによっては現金化も可能なので今すぐチェックしましょう。
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スクラップにかかる費用と返ってくるお金
クルマをスクラップにすると、スクラップにかかる費用と返ってくるお金があります。この返ってくるお金は税金が主ですが、クルマによっては買取されて現金化できます。
また、スクラップにする費用は解体業者の手数料であり、そのほとんどは引き取り費用やクルマを解体する費用です。そのため、リサイクル料金を支払い済みでも、リサイクルするまでの作業料が発生します。
そして返ってくる費用は、自動車税、自賠責保険、重量税といった税金です。この税金は、基本的に月割りで還付されるので、車検が残っている場合や自動車税の未経過分があれば還付対象です。
スクラップになるクルマの引き取り料金
クルマをスクラップに出す場合、スクラップ工場までクルマを輸送する陸送費用が発生します。この陸送費用ですが、スクラップにするクルマとスクラップ工場までの距離により変わり、金額もスクラップ工場で決めているので、実際の陸送料金は問い合わせしないとわかりません。
ちなみに一般的な陸送費用は、1万円から2万円程度ですが、クルマを保管してある場所と引き取り業者の距離が遠い場合は、5万円以上かかることもあります。
この引き取り費用ですが、スクラップ工場に依頼した場合、ディーラーに依頼した場合、自動車関連事業者に依頼した場合で、金額は異なることが多いでしょう。
陸送費用はスクラップ工場や自動車関連事業者は、ほぼ100%費用が発生しますが、ディーラーの場合、買い替えであれば陸送費が発生しないこともあります。
解体費用とリサイク料金は別
クルマのスクラップ依頼をしたときに、リサイクル料金を納付済みのクルマなのに解体費用が発生することに納得できない人も多いでしょう。しかしリサイクル費用は、解体後に部品をリサイクルする費用で、部品を取り出す解体費用は含まれていません。一般的に1万円から2万円程度の費用が請求されます。
リサイクル料金とは、クルマのシュレッダーダスト、エアバック類、エアコンフロンガス類の3種類のリサイクルに使用されます。
これらの内容を細かく見ていくと、シュレッダーダストは、クルマの金属類を取り除いた後の廃棄物を破砕する費用です。主にクルマの樹脂がこれに当たります。
エアバック類は、エアバックとプリテンショナー付きシートベルト(衝突時に瞬時にシートベルトを引き上げて乗員を固定する)をリサイクルする費用です。
最後にエアコンフロンガス類は、エアコン内のフロンガスを回収して破壊する費用です。
このように、リサイクル料金で処分される部品が決まっており、これらの部品を取り出すまでの解体費用や、リサイクル料金に含まれない金属類のリサイクル費用はリサイクル料金に含まれません。
そのため、スクラップを依頼すると、リサイクル料金の納付状況に関わらず、解体費用が発生します。
抹消登録手続き費用
クルマをスクラップにしただけでは、完全にクルマをスクラップにしたことにはなりません。そこで、クルマをスクラップにすると、解体証明が発行されるので、それを持って運輸局で永久抹消登録します。この書類上の手続き代行費用がスクラップを依頼すると発生します。
永久抹消登録手続き費用は、スクラップ工場、ディーラー、自動車関連業者に依頼すると発生する手続きです。この費用は1万円前後が一般的ですが、業者によってはもっと高く請求してくる場合もあります。
クルマをスクラップにすると税金の還付が受けられる
クルマをスクラップにすると費用がかかるだけではありません。ナンバーが付いているクルマであれば、自動車税の未経過分について還付が受けられます。例えば7月10日に廃車にすると8月から3月まで8か月分が還付されます。
自動車税は、毎年4月1日に自動車の使用者に課税されるので、4月以降であれば月割りで還付されます。ただし、3月になると未経過分の月がないので3月のみ還付対象になりません。そして軽自動車は市区町村税になり、還付制度が無いので廃車にしても税金は返ってきません。
このほか、車検時に納付する重量税や自賠責保険があります。もし車検残があれば次回の残り車検期間に応じて還付されます。
このうち、重量税は廃車手続き書類に重量税還付金を振り込む口座記入欄があるので、そこに記入すれば手続き終了です。
しかし自賠責保険は、加入している自賠責保険会社に連絡する必要があります。自賠責保険には、損害保険会社の会社名が記載されています。その保険会社に「廃車にするので解約する」と伝えれば手続きできます。
廃車買取を利用すると費用はかからない
スクラップをスクラップ業者やディーラーに依頼すると手数料が発生しますが、廃車買取を利用すれば、スクラップにする解体費用も廃車手続きに関する手数料も基本かかりません。
廃車買取では、どんなクルマでも0円以上で買取していますが、その秘密は廃車にするクルマの使える部品を販売しているからです。このほか、国内では再販が難しい車両でも、海外で使用できるクルマもあるため、買取して廃車費用をオーナーから回収しなくても利益を出せます。
スクラップにすると数万円の手数料が発生しますが、廃車買取なら手数料がかからず、クルマの状態が良ければ現金化できます。
スクラップで手数料が発生すると言われたら廃車買取に相談してみましょう。スクラップや廃車依頼しても料金がかからないのが廃車買取です。しかも廃車買取なら、程度により買取されますから今すぐチェックしてみましょう。
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スクラップではクルマは買取しないの?
クルマは鉄でできているので、鉄屑としてクルマの重さに応じて買い取って欲しいと思う人もいます。しかし、クルマは全て鉄ではできていないので車重を参考に鉄として買取しません。
たしかに、クルマの部品の中には、ラジエーターやモーターなど買取される部品もあります。しかし、部品単体では値段が付いていても、部品を取り外す手間賃のほうが高くなるので買取できません。
クルマは鉄屑として買取されるが分解する手間賃がかかる
クルマには、多くの鉄が使用されています。この鉄は、スクラップ工場などで鉄屑として買い取られますが、クルマの全てが鉄ではありません。クルマの種類にもよりますが、クルマの鉄を占める割合はわずか3割程度と言われており、鉄屑を取り出す手間賃のほうが鉄屑料金を上回るためスクラップ工場では買取されません。
例えば、1.5トンの車両重量のクルマの場合、鉄の重さは450kgです。2021年5月の関東・中部・関西三地区平均の鉄屑価格は、1トンあたり4万9,500円~5万700円で取引されています。これを踏まえると、450kgの屑鉄は2万2,275円~2万2,815円での買取です。(一般社団法人 日本鉄リサイクル工業会調べ)
クルマをスクラップにする場合、多くの部品を取り外さなければならず、しかもリサイクルできる部品と分けて作業します。これだけの手間をかけてクルマを鉄だけにしても2万円ちょっとの鉄屑料金では、パーツが売れなければ赤字です。そこにスクラップにするクルマを買取していては、スクラップ工場は商売になりませんから買取しません。
スクラップ業者は全て同じ金額でスクラップにしない
スクラップ工場では、作業方法や鉄くずやパーツの流通ルートが異なります。そのため、スクラップにしたいとスクラップ工場に申し出ても、工場によって手数料はかなり異なります。
特にスクラップ工場にスクラップの依頼をすると、一般ユーザー向けに決まった料金体制を敷いていないことが多く見られます。そのため、その工場の裁量で料金を決めることが多く、スクラップ工場同士では値段が異なるほか、同じスクラップ工場でも時期が変われば料金が異なります。
解体手数料は1万円から2万円程度と言われますが、この相場金額が全てのスクラップ業者に当てはまるとは言えず、スクラップ工場に持ち込んだ時の社長の気分で決まる工場が多く見られます。そのため、もっと手数料が高くなる場合や意外に安い場合もあるので、実際に問い合わせしてみないとわからないでしょう。
廃車買取に相談すると買取可能
スクラップにする場合、スクラップ工場に持ち込まなくても廃車買取に依頼すれば手続きも簡単で、しかも手数料が発生しません。そのうえスクラップを予定していたクルマが現金化できる可能性もあります。
廃車買取では、どのようなクルマでも廃車処分のお手伝いをしてくれます。しかも引き取りからスクラップ、そして廃車手続きまで一貫して代行を行うのに、その費用が発生しません。
廃車買取ならどんなクルマでも0円以上で買取しますから、廃車手数料や解体手数料、そしてレッカー代を請求されることがありません。クルマのスクラップを考えているなら廃車買取に相談してみましょう。
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廃車買取も多くの買取店に相談すると現金化できる確率がアップする
廃車買取は多くの業者が参入しており、それぞれ独自のルートで廃車になるクルマを買取していますから、多くの廃車買取に相談すれば現金化できる確率が上がります。
廃車買取では、使える部品を流通させたり、海外で使えるクルマならそのまま海外に輸出したりします。しかし、これらの流通ル―トはどの業者も同じではなく、それぞれ独自のルートで営業しています。
このことから、廃車買取はできるだけ多くの業者に相談することで、買取される確率が上がります。これは、得意な車種とそうでない車種があること、また国内と海外の流通ルートの違いが大きな理由です。
スクラップを利用する際の注意点
クルマのスクラップは、どんな状況でもできるわけではありません。クルマの状況によっては、スクラップを断られる場合もあります。このほか、そのままスクラップに出してしまうともったいない場合もあるので、後から取り付けてあるパーツは外しておくのが良いでしょう。
そして、スクラップを断られる理由には、税金の未納やローンの残債が挙げられるので、スクラップにする場合、クルマの税金に未納がないか、そして名義は自分の名義になっているか確認しましょう。
自動車税に未払いがないか確認
スクラップに依頼する場合、自動車税の未納があっても可能です。しかし、廃車については2年以上未納が続くと廃車手続きできません。ただし、税金未納でスクラップにできても書類上は名義が残っており、未納分を収めなければ完全な廃車にできないので注意が必要です。
自動車税は、自動車税事務所が管理しており、陸運局とネットワークで情報共有されています。そのため、未納が何年あるのか陸運局は把握しているので、2年以上未納していると永久抹消登録は拒否されます。
しかし、未納が1年であり、次年度の納付書が届いていなければスクラップにして廃車できます。
スクラップにする場合、解体業者は納税されていようがいまいが、依頼あれば解体して解体証明を発行します。しかし、その時点では廃車手続きは税金の未納がある以上できません。
そこで、自動車税事務所に解体した旨を伝えて解体日以降の税金をストップさせてから、後から未納分を支払う方法もあります。ただし、未納分は必ず支払わなければならず、納税義務が消えることはありません。
リサイクル料金に未払いがないか確認
現在のクルマをスクラップにする際、リサイクル券が必要です。このリサイクル券は、新車購入時に自動車販売業者からリサイクル券を購入しているので、通常リサイクル券の未納は考えられません。
しかし、リサイクル券は2005年に制定された自動車リサイクル法により導入された制度であり、それ以前に購入して今も乗り続けている場合は、リサイクル券を購入していない可能性があります。
そこで、古いクルマをスクラップにする場合で、リサイクル券が車検証と一緒に保管していない場合、自動車リサイクルシステムのリサイクル料金検索より状況を把握できます。
もし、リサイクル料金検索で支払い確認がとれない場合は、廃車する時にスクラップ業者に直接支払うことが可能です。
また、リサイクル券を紛失した場合は再発行できません。しかし、自動車リサイクル料金の預託状況を印刷して引き取り業者に提出すれば、リサイクル券の代わりになります。
ローンは完済しているか確認
クルマをスクラップにする場合、名義が依頼する人の名義でなければ請け負ってもらえません。これは、後のトラブルを回避するためです。そのため、ローンが残っており車検証の名義がローン会社や自動車販売店名義の場合は、ローンを完済しなければスクラップできません。
ローンを組んでいても銀行のマイカーローンの場合は、車検証の名義は自分の名前になっているはずなのでスクラップは可能です。しかし、自動車販売店が斡旋するローンの場合は、車検証の所有者欄がローン会社又は自動車販売店になっています。
この名義は、ローンを完済すると自分名義に変更できます。ただし、ローンを完済しても自動的に名義は変わらないので、クルマを購入した自動車販売店に所有権解除依頼を申し出ましょう。この手続きには料金が発生しないことがほとんどですが、車検証の名義を自分名義に変更する時には、名義変更手数料として5,000円程度発生します。
事故が原因で廃車なら廃車料金の支払い方法を確認
交通事故で廃車を余儀なくされる場合があるでしょう。この場合、相手のクルマがあればスクラップや廃車にかかる費用を事故の過失割合で相手に負担してもらえます。
相手がある事故を起こすと、必ず事故の過失割合が決められます。多くの場合、加入している保険会社同士で話し合いをして過失割合を決めます。そして、廃車となった場合、廃車にかかる全ての費用を過失割合に応じて相手が支払いますから、廃車手数料は全額自分で支払う必要はありません。
また、加入している保険会社も、廃車になったクルマを廃車買取に流しています。そのため、実質相手がある事故で保険会社が介入しているなら、廃車やスクラップについて加入している保険会社に相談しましょう。
ナビなどパーツとして売れるものは外す
クルマをスクラップにする場合、そのままスクラップに出すのはもったいないこともあります。それは自分で後から取り付けたナビゲーションやオーディオ、ドライブレコーダーなどです。
これらは、買い替えるクルマに取り付けることも可能な場合があるほか、ネットオークションで販売もできるので、後付けパーツはできるだけ取り外しましょう。
ただし、スクラップにするクルマから取り外せるパーツは、法律で決められています。主にスクラップにするクルマから取り外せる部品は、後から取り付けた部品であり、初めからクルマに取り付けられている部品を外すと、解体行為と見なされるので注意が必要です。
スクラップを考える前に中古車買取に相談
クルマをスクラップに出すしか方法がないと考える前に、まだ使えるようなら一度中古車買取に相談してみましょう。
オーナーが使えないと思うクルマには、過走行、低年式、そして故障などがあるクルマでしょう。しかし、これらのクルマでも、価値があるクルマなら中古車買取で買取されます。
ボロボロでもまだ走行可能なら中古車買取で査定
オーナーがボロボロのクルマと思っていても、まだ走行できる場合は少なくありません。走行に支障がなく、過走行で低年式といった程度であれば、中古車買取で買取される場合があります。
ボロボロなクルマには、外装がボロボロのクルマ、内装が擦り切れてボロボロのクルマ、そしてエンジンや走行装置に故障を抱えているクルマの3種類があります。
これら全ての状況が重なっていても、中古車市場で人気があり整備費用がクルマの販売費用を大きく下回れば、中古車買取されます。
ボロボロでもまだ現役で十分走行可能なクルマは、スクラップの前に中古車買取での査定をオススメします。中古車買取では、できるだけ多くの買取店で査定したほうが有利な査定額を引き出せるので、一括査定を今すぐ利用してみましょう。
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低年式で過走行でもまだ使えるなら売ることが可能
低年式で過走行の場合、中古車として再販できないと思っている人もいますが、クルマの程度と中古車市場での人気度によっては中古車買取される場合があります。
現在、多くの中古車買取店では、国内と海外の両方に流通ルートを持っている買取店が多く、国内で需要がなくても海外で需要があれば買取することも多く見られます。
海外では、よほど大きなトラブルがない限り、売れる可能性が高いのが日本車です。特に悪路走行に強く大人数が乗れるクルマは、中東や東南アジアで人気があるので、ミニバンや4WDの低年式の過走行車は中古車買取でも輸入に強い業者で査定してみましょう。
中古車買取は多くの業者で査定依頼する
中古車買取店は、査定基準はほとんど同じでも、欲しいクルマであれば買取したいと考えます。そして、欲しいと思っている業者を探す為には、多くの買取店で査定するのがポイントです。
オーナーがスクラップしかないと考えているクルマは、飛び込みで買取査定してもオーナーの思っていた通り、0円査定になる可能性が高いでしょう。しかし、多くの買取店で査定すれば、意外な査定価格を提示する業者に巡り合える可能性があります
古いクルマに強い専門業者に相談
クルマが古くなると修理する部品も手に入らなくなり、オーナーもスクラップを考えるようになるでしょう。しかし、部品が手に入らないほど古いクルマは、逆にマニアには人気がある可能性が高いので、古いクルマに強い買取店に相談しましょう。
古いクルマに乗っている人たちは、同じように部品調達に不安を抱えているので、乗らないと決めた古いクルマは、部品取りのクルマとして欲しい人がかなりいます。このほか、もう一台ストックとして保管したいと考えるマニアもいます。
スクラップを考えるクルマで、部品調達が困難なほど古いクルマの場合は、旧車専門に買取する業者に相談すると思いもよらない値段で買取してもらえるでしょう。
年式が古いクルマは旧車買取がオススメです。旧車買取は旧車の知識豊富な査定士がクルマの評価を適正に判断します。旧車は一般の中古車買取では値段が付かないことが多いので、古いクルマを売るなら旧車買取を今すぐチェックしましょう。
クルマのスクラップでよくある質問
ディーラーや整備工場、そして中古車店などで廃車依頼すれば、スクラップと廃車手続きの両方を行います。しかし、スクラップ工場に持ち込む場合は、こちらから廃車手続きの依頼をしなければスクラップしかしません。そこでスクラップと廃車を一緒にするなら廃車買取が安心です。
スクラップにする場合、解体許可を持った業者に依頼します。この解体許可は、廃車買取であれば各種登録と許可を持っているので安心です。また廃車買取なら費用をかけずにスクラップと廃車届が可能です。
スクラップにした後、解体証明が発行されます。その後廃車手続して、概ね2ヵ月から3ヵ月程度で自動車税還付通知書が届きます。この通知書は、最寄りの銀行又は郵便局で換金できます。
まとめ
クルマのスクラップは解体することを意味し、廃車は書類上使えなくすることを意味します。クルマを完全に使わないようにする場合、スクラップと廃車はワンセットであり、同時に手続きが必要です。
スクラップも廃車手続きもスクラップ業者に依頼できますが、手数料が発生します。そこで、廃車買取を利用すれば廃車費用がかからず、しかも買取されて現金化できる場合もあります。
スクラップにしようと考えているなら、ディーラーやスクラップ工場に依頼するのではなく、スクラップと廃車手続きの両方が無料でできる廃車買取を利用しましょう。