赤ちゃんが産まれたタイミングや子供が成長してきたタイミングでクルマを買い替える方は多いです。
その理由は、今乗っているクルマでは、お子さんを乗せて走行することに不便が生じるからです。また、新生児と小学校高学年以上の子供とでは、買い替えのタイミングで選ぶクルマも大きく異なります。
新生児から保育園や幼稚園までなら、それほど大きめのクルマは必要ありませんが、子供がある程度自主性をもってクルマに乗り降りできる年齢になると、車内の広さやシートアレンジなども重要となるでしょう。
この記事では、子供の成長過程に合わせてクルマを買い替える重要性と、クルマ選びのポイントまで詳しく解説します。
自動車鈑金工場で高卒から10年ほど修行し、その後独立して自分の自動車鈑金工場を設立。中古車の粗悪さが許せず、中古車買取と鈑金修理を一つにしようとオークションに出入り。普通のクルマだけでなく修復歴車を落札して修理し直して販売や事故車を修復する仕事を20年程度行う。現在は財経新聞などにも記事提供を行うクルマ専門ライターとして活動中。
子供が産まれたときや成長過程はクルマ買い替えのタイミング!その理由は?
子供の成長に合わせクルマを買い替える人は多いですが、その理由や重要性はいったいどんなものになるのでしょうか?
具体的には次の5つになります。
- 子供が生まれることがわかりスポーツカーからファミリーカーへ
- 子供が2人以上ならミニバンがおすすめ
- SUVは車高が高いので子供の抱っこが必要ない中学生以上のご家庭向き
- 子供の習い事や家族での屋外レジャーの使い勝手を考える
- 短いスパンで買い替えできる価格や購入方法がポイント
①子供が生まれることがわかりスポーツカーからファミリーカーへ
旦那さんがスポーツカーに乗っていて、そのまま結婚しても使い続けている人も多いでしょう。夫婦2人だけなら困ることはありませんが、お子さんが生まれると、2人乗りのスポーツカーでは家族3人で出かけられません。
一般的に、スポーツカーを使用していたご家庭では、妊娠がわかった時点で奥さんから旦那さんに相談することが多いようです。
ファミリーカーにもコンパクトカーからミニバンまで多くの種類がありますが、お子さんを乗せても安心できる安全性の高いクルマへの乗り換えが重要でしょう。
それには、チャイルドシートの着脱がママでも簡単に行える、ドアの開口部の広いクルマが便利でしょう。
②子供が2人以上ならミニバンがおすすめ
お子さんが1人家庭と2人家庭では、選ぶクルマの大きさも異なります。というのも、人数が多くなれば小さなクルマでは利便性が悪いからです。
お子さんが1人であれば、大きなミニバンに買い替えなくても、クルマの広さには問題ありません。例えば、セダンや軽自動車でも子供さんが後部座席を独り占めできるので、十分と言えるでしょう。
しかし、2人以上お子さんがいるご家庭で、遠出することが多いならミニバンでなければ車内はかなり窮屈に感じることでしょう。
ただし、お子さんが一人だけであれば、セダンでも全く問題ありません。むしろミニバンでは逆に大きすぎて、せっかくの広いサイズの利点を生かしきれないでしょう。
子供の成長過程に合わせた買い替えで重要なのは、お子さんの人数と年齢を考慮して適切なサイズのクルマを選べば、取り回しもしやすく実用性があるクルマ選びと言えます。
③SUVは車高が高いので子供の抱っこが必要ない中学生以上のご家庭向き
お子さんが生まれて、クルマを買い替えようと考えたときに、今はやりのSUVを候補に挙げる人は多くいます。
今のクルマでは狭くて不便であれば、買い替えのタイミングであることには間違いありませんが、小さなお子さんがいるご家庭でSUVは意外に使い勝手が悪いでしょう。
というのも、SUVにはスライドドアの設定がほとんどありません。そのため、小さなお子さんを抱っこして車内に乗り込むときに、外開きのドアであるSUVでは、利便性が高いとは言えないでしょう。
このほか、SUVは車高が高いデザインなので、車内への乗り込みも小さなお子さんでは難しいことがあります。
SUVを買い替えで狙うなら、お子さんが中学生以上になったときに検討すると良いでしょう。
④子供の習い事や家族での屋外レジャーの使い勝手を考える
お子さんが小学校高学年以上になると、塾の習い事やスポーツクラブなどで、送迎に使う機会が増えます。
学習塾の送り迎えであれば、クルマのサイズは小さくてもそれほど気になりませんが、スポーツクラブの送迎では、お子さんが車内で着替えをするシチュエーションが発生することもあり、背の高いクルマへの買い替えを検討したほうが良いでしょう。
背が高いクルマは、ミニバンに多くありますが、軽自動車にも増えているので軽のハイトワゴンを選ぶのも一つの方法です。
子供が車内で立って着替えができる車種が複数販売されており、どれも同じように見えることからどれにすれば良いか悩むことでしょう。しかし、車内の装備品やドアの開口部の広さ、そしてスライドドアの開き方の違いなど車種により様々なので、実際にクルマを見て選ぶのが間違いないクルマ選びです。
そこで、お子さんの送迎目的で買い替えを検討する場合、不必要な装備はもったいなく、無駄に大きいクルマも取り回しで問題があります。そこで、使い勝手を考えてクルマを選ぶようにすれば、買い替えて良かったと感じることでしょう。
⑤短いスパンで買い替えできる価格や購入方法がポイント
お子さんを主体にして買い替えのタイミングを探る場合は、短いスパンでの買い替えが多くなります。そこで、購入価格を考えることも重要ですが、どんな買い替えをするかも検討しなければならないでしょう。
例えば、購入価格を安くするには、新車でグレードを落として購入する方法もありますが、中古車であれば、上級グレードを安く購入できるでしょう。
また購入方法も、その度に現金一括で購入できる資金力があれば良いですが、一般的にお子さんのいるご家庭では、買い替える頻度を上げることが難しいと言えます。そこで、便利な残価据え置き型自動車ローンを利用すると良いでしょう。
クルマの買い替えで、今乗っているクルマを売却するなら中古車買取がおすすめです。クルマは多くの買取業者に査定依頼すると査定額も異なることがわかります。一括査定を利用すれば一度に多くの買取店に査定依頼できますから、今すぐチェックして高くクルマを売却しましょう。
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中古車を選ぶ場合の注意点
お子さんの成長に合わせてクルマを買い替える場合、中古車を乗り継ぐ人も多く見られます。中古車であれば、購入価格を抑えられ、生活を圧迫することは少ないでしょう。
例えば、同じクラスの新車が400万円程度しても、中古車であればその半額程度で手に入れることができます。そして、ローンを組む場合にも毎月の支払額を抑えることや、早期に完済するこができるメリットがあります。
しかし、中古車にも程度にバラツキがあるので、中古車選びは新車以上に注意しなければならないでしょう。
中古車は、既に使用されていたクルマなので、新車より消耗品の交換が直ぐにやってくることや、一見綺麗に見えても、前のオーナーの使い方で車内にキズや汚れが残っていることがあります。そのため、クルマの状態に完璧を求める人には不向きと言えるでしょう。
残価据え置き型ローンの注意点
残価据え置き型ローンを導入している新車ディーラーは多くなりました。残価据え置き型ローンとは、予め契約満了後の車両価格の残価を設定してローンを組む方法です。
例えば、500万円のクルマの3年後の残価が300万円とした場合、200万円分のローンを組めばクルマに乗ることが可能です。ただし残価設定は、クルマの人気度などにより、車種ごとで異なります。
注意すべき点は、契約満了後に残価を全て支払い自分のクルマにするか、そのクルマを売却して新しいクルマを残価据え置き型ローンで購入するか決める必要があります。
また、残価後に自分で購入すれば良いですが、新しく乗り替える場合は、クルマを査定して基準を満たした使い方がされていたかチェックされます。問題があれば清算金を支払う必要が出てきます。
トヨタモビリティ東京を例にすると、残価据え置き型ローンでは、1ヵ月1,000km以内の走行を基準にしているほか、日本自動車査定協会の査定を行い、減点が150点を超えると1点につき1,000円の清算金が発生します。
残価据え置き型ローンは、短期間での乗り継ぎに向いたクルマの購入方法ですが、仕組みを知らなければ、契約終了後に「そんなはずではなかった」といった事態になりかねないので、利用には十分注意しましょう。
子供を主体に考えたときのクルマ選びのポイントは?
お子さんを主体に買い替えを考える場合、どんなクルマを選べば良いか悩む人は多いでしょう。
子供の成長に合わせてクルマを買い替えるとき、見るべきポイントは次の4つです。
- 車内の広さは十分に確保する
- 女性でも運転しやすいクルマを選ぶ
- スライドドアは小さなお子さんのご家庭で便利
- 防水シートや車内での食べこぼし掃除が楽なクルマを選ぶ
①車内の広さは十分に確保する
お子さんを乗せることを考えて買い替えを検討するなら、車内の広さは譲れないでしょう。
車内の広さは、クルマの種類で大きく異なりますが、最近の軽自動車もかなり広いクルマが増えています。
また、大きなミニバンであれば車内がかなり広いので、お子さんも納得できるでしょう。しかし、狭い路地などでは運転に気を使う必要があります。
そこで、広い車内を数台候補にして、普段クルマをどのように使っているか、自宅の駐車場の広さはどの程度あるのかといったことを考えながら、大きめのクルマへの乗り替えを検討すると良いでしょう。
子供の年齢に合わせた広さのクルマを選ぼう
クルマを選択する場合、漠然と広いクルマを探したいという人も多いでしょう。しかし軽自動車を例にしても、広いと言われるクルマはメーカーごとで差があり、広いというだけでクルマを選ぶことはかなり難しいです。
そこで、広さに重点を置くのであれば、乗車するお子さんの年齢を考慮してディーラーの営業マンと相談すると良いでしょう。
例えば、幼児や小学校低学年で、あまり遠出しないのであれば軽自動車のハイトワゴンでも問題ありません。しかし、小学校高学年から中学生のお子さんになれば、5ナンバークラスのミニバンでなければ、手狭に感じることも少なくないでしょう。
そこでポイントとしては、お子さんの成長に合わせて買い替えるタイミングを探し、ちょうど良いサイズのクルマを選ぶことです。
②女性でも運転しやすいクルマを選ぶ
お子さん主体で乗り替えを検討した場合、車内への乗り降りや使い勝手の良さを基準に選ぶ人がほとんどです。しかし、誰が運転するのかも考慮しなければ、買い替えたクルマを運転できないなんてことにもなりかねません。
お子さんを乗せて走ることが多いのは、一般的にママであることが多いです。そこで、ママが運転しやすいクルマ選びがかなり重要と言えます。
軽ハイトワゴンや5ナンバーのミニバンがおすすめ
お子さんが小さなうちは、軽ハイトワゴン(軽自動車の背が高いワゴン)でも良いでしょう。最近の軽自動車は、背が高く車内が広い作りなので、ママでも安心して運転できます。
また、もう少し大きめのクルマを選ぶなら5ナンバーサイズのミニバンがおすすめです。5ナンバークラスは、車幅が1,700mm以下なので、最近の3ナンバーに比べるとかなりコンパクトです。
代表的な車種は、トヨタ・ノア/ヴォクシー、日産・セレナ、ホンダ・ステップワゴンなどです。これらのクルマであれば、車幅が1,700mm以下で取り回しがしやすいでしょう。
クルマの乗り換えで、今のクルマを売却するなら中古車買取がお得です。しかも多くの買取店で査定すれば最も高いお店に売却できるメリットもあります。そこで、一括査定を利用すれば一度に多くの買取店に査定依頼できますから、今すぐチェックして高くクルマを売却しましょう。
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試乗して乗り心地を確かめることが大切
クルマは数多く種類があるので、同じサイズのクルマでも乗り心地や取り回しはかなり異なります。
そこで、ある程度クルマの候補を選び、それぞれ試乗してみることがポイントです。試乗すればクルマの良い悪いがわかり、自分の運転に合ったクルマを見つけられるでしょう。
ただし、クルマを選択するときに、軽自動車と普通車とでは乗り心地やクルマの広さにかなりの差がでるので、選ぶときには同じ区分のクルマを選ぶようにしましょう。
③スライドドアは小さなお子さんのご家庭で便利
スライドドアは、ドアを開けると車内に乗り込む開口部が非常に広いので、クルマの乗り降りがしやすいことが大きなメリットです。
スライドドアには、クルマの左右に装着されている場合や、スライドドアが手持ちのリモコンで操作できるクルマ、足をクルマの下にかざせばスライドドアが開く機能を搭載したクルマまであります。
スライドドアの最大の利点は開口部の広さですが、両手がふさがっていてもスライドドアを開けられる機能が付いたモデルであれば、お子さんを抱っこしていても、クルマに乗ることに不便さはありません。
ステップも低いので、小さなお子さんでも自分で乗り降りすることができます。また通常の横開きのドアでは、隣のクルマにドアパンチをしてしまう危険もありますが、スライドドアならその心配もありません。
そのため、特に小さなお子さんがいるご家庭で買い替えを考えているなら、スライドドアを備えたミニバンを選ぶと良いでしょう。
スライドドアのあるおすすめ車種
子育て世代におすすめのスライドドアを備えたクルマは、コンパクトミニバンです。
最近の軽自動車も大きなスライドドアを備え、小さなお子さんの乗り降りも簡単で安全性が高い車種が多くなりました。
おすすめは、小さなお子さんをチャイルドシートに座らせやすく、狭い場所でも乗り降りが簡単にでき、小回りが利き狭い路地も気兼ねなく走行できるクルマです。
車種を上げると、ダイハツ・タントは傘をさしたまま車内に乗り込める広さを備えています。また、ホンダ・ウェイクはアウトドアをする人向けに販売されているので、車内の利便性はかなり考えられています。例えば、左右分割で可倒するシートは撥水加工もされており、子育て世代にはかなり利便性が高いと思われます。
普通車なら、コンパクトミニバンなのにウォークスルーできるホンダ・フリードがおすすめです。また、3列目シートを折りたためば、ベビーカーを折りたたまずに乗せることが可能なので、コンパクトクラスとしてはかなり優秀な広さです。
このほかトヨタ・シエンタでは、グレードによりクルマに近づくだけでドアが開閉する機能もあり、子供を抱っこしているときには重宝する機能と言えるでしょう。そして、全席にカップホルダー&ボトルホルダーが装備され、便利なトレーも用意されているので、車内でお子さんとランチも可能です。
多くのメーカーから、トールワゴンが販売されて子育て世代を応援していますので、ディーラーに出向いて自分の目で確認してみると良いでしょう。
④防水シートや車内での食べこぼし掃除が楽なクルマを選ぶ
小さなお子さんをクルマに乗車させると、お菓子などの食べこぼしが多く発生します。そのため、クルマの掃除には、かなり苦労することになりますが、なるべく凸凹の少ないフラットな床面を持つクルマを選べば車内掃除も楽にできるでしょう。
また、小さなお子さんは飲み物をこぼすことも多いので、シートも撥水加工されていると飲み物で車内を汚してもすぐに掃除できるメリットがあります。
撥水加工されたシートや、床面がフラットで掃除がしやすい車両は、実際にディーラーで見比べることが大切で、オーナーになったとき、どの程度掃除がしやすいか確認すると良いでしょう。
まとめ
お子さん主体でクルマを買い替えるなら、お子さんの成長に合わせてタイミングを選ぶと良いでしょう。
しかし、お子さんを乗せて運転するのは誰なのかを考えることが重要であることも忘れてはいけません。主にママが運転することが多いはずなので、ママの意見を十分に取り入れて買い替えを決めるようにしてください。
買い替えを決めるタイミングは、焦らずゆっくり考えるのがベストな方法であることも忘れないようにしましょう。