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クルマの再生バッテリー(リビルトバッテリー)って何?日本ライティングの最新製品をもとにメリット・デメリットを解説!

※この記事はプロ向けにまとめたものですが、リビルトハイブリッドバッテリーの概要なども可能な限りわかりやすくまとめています。ぜひ一般の方もご覧ください。

クルマの修理で高額な部品を交換する場合、ユーザーの金銭的負担を少なくできるリビルト品が便利です。そして昨今増えているハイブリッド車は、高額な駆動用バッテリーを備えているので、もしハイブリッドシステムに異常があると高額な修理費用が発生します。

そこで、ユーザーの負担を減らすには「リビルトハイブリッドバッテリー」を使用すると良いでしょう

しかし、ユーザーもリビルトハイブリッドバッテリーと中古品の区別がつかないことが多く、リビルトハイブリッドバッテリーを勧めても、良い返事をしないことがあります。

そこでリビルトハイブリッドバッテリーを選ぶメリットや、リビルトハイブリッドバッテリーの素晴らしさについてお伝えします。

リビルトハイブリッドバッテリーって何?

リビルトハイブリッドバッテリー

リビルトハイブリッドバッテリー 画像提供:日本ライティング株式会社

再生バッテリーやリサイクルバッテリーなどという言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。このようなバッテリーは、使用済みとなったバッテリーを洗浄し、特殊な充電装置で充電して復活させています。

充電風景

バッテリーを充電している様子 画像提供:日本ライティング株式会社

しかし、リビルトハイブリッドバッテリーは、駆動用モーターへ電力を供給するバッテリーで、今までの補機用バッテリーとは、再生方法が異なります。

例えば、トヨタアクアを例に説明すると、ニッケル水素バッテリーのモジュールを20個使用しています。そして1つのモジュールは6つのセルで構成されるので、全部で120セルが搭載されます。

これらのセルを、全てバランスを取り、再生させたのがリビルトハイブリッドバッテリーです。

クルマには数多くのリビルト品が販売されていますが、これはユーザーの整備負担を減らすことが一つの理由です。

リビルト品には、電装品から足回り部品、そして大きいものではエンジンやトランスミッションといったパーツまであります。これらのリビルト品は、ご存じのように使用済みのパーツを分解洗浄、そして故障している部品を新品に交換してリビルト品として販売しています。

同じように、ハイブリッドバッテリーも問題があるモジュールを見つけ出し、他のモジュールと交換して全てのモジュールでバランスを取り、復活させています。

そのため、新品を使うとしてもハーネスや接続プレートぐらいなので、かなり安く提供できます。新品モジュールを使用しなくても、ハイブリッドバッテリーとしての機能は十分回復されるよう洗浄と調整がされているので問題がありません

リビルトハイブリッドバッテリーを選ぶメリット

取り替え費用を安価に抑えられる

ハイブリッドバッテリーは、いつか必ず不具合が発生します。そして交換しなければハイブリッド車の本来の性能を維持することは不可能です。しかし、ハイブリッドバッテリーは補機用バッテリーのように、数万円で交換できる商品ではありません

そこで、ハイブリッドバッテリーにリビルトハイブリッドバッテリーを選べば、新品より安く購入でき、ユーザーの負担を大きく軽減させることが可能です。

燃費が良い状態に戻る

ハイブリッドバッテリーを交換するメリットを理解していないユーザーも見かけます。それは、モーターを駆動させるバッテリーに不具合があってもガソリンエンジンは始動するので、走行には支障がないからです。

また、新車から乗っているユーザーなら、燃費悪化やモーター走行の航続距離の変化に気が付きますが、中古車で購入したユーザーは、その状態がハイブリッド車の素の状態と思うことがほとんどです。

そして、中古車で購入したユーザーは、ハイブリッドシステムが点灯して初めて故障に気が付き、点検でハイブリッドバッテリーの不具合を知ることとなるでしょう。

その時にユーザーは、高額なハイブリッドバッテリーへ交換することに抵抗を感じる場合もあります。そこで、本来のハイブリッド車の低燃費と力強い走りを取り戻すには、リビルトハイブリッドバッテリーが選択肢にあることを伝えると良いでしょう。

リビルトハイブリッドバッテリーを選ぶデメリット

ユーザーへの説明コストがかかる

リビルトハイブリッドバッテリーの良さを整備工場で理解していても、そのメリットをユーザーが理解できなければ、それはデメリットでしかありません

ユーザーは、「リビルト=中古を少し良くした」程度の認識しかありません。もっとひどい場合は、リビルトは中古と変わらないと思っている人もいます。

リビルト品に交換することに抵抗を感じる人が多い理由として、かつて他のリビルト品で苦い思いをしたことがある、またはリビルト品のネガティブな部分だけ聞いて鵜呑みにしていることが考えられます。

たしかにハイブリッドバッテリーは駆動用バッテリーなので、不具合は走行性能に直結することから、ユーザーが不安に思うのもしかたありません。

しかし、ハイブリッドバッテリーの交換が必要なクルマは新車ではありません。交換後も同じだけ走行することを想定したとしても、他の部分で故障が発生する可能性が高いことをユーザーに説明することで、リビルトハイブリッドバッテリーのデメリットを払拭できると考えられます。

ハイブリッドバッテリーの交換が必要なときは?

ハイブリッドバッテリーの交換が必要なときは、診断機を繋いでエラーがバッテリーにあることを確認したときです。

しかしユーザーは、インパネ内に表示されるハイブリッドシステムチェックやエンジンチェックランプ、三角の“びっくりマーク“の点灯で、「ハイブリッドバッテリーを交換して欲しい」「チェックランプを消して欲しい」といったお願いをしてくるはずです。

そこで、どのような故障があるのか的確に診断して、その診断結果とそのまま使い続けるとどういった症状になるのか詳しく、そしてわかりやすくユーザーに解説することが重要です。

インパネにチェックランプが点灯するとき

インパネ内にチェックランプが点灯していても、それをほとんど見ていないユーザーもいます。その場合、他の修理や点検で入庫した際に、バッテリーの異常が発覚することが多いです。

ハイブリッド車の場合は、モーターでの走行時間が短くなった気がするとか、ガソリンエンジンが停止しない気がすると言って、点検に訪れるユーザーが多いでしょう。

しかし、信号待ちや低負荷走行時にガソリンエンジンが停止しないといった不具合があれば、インパネ内にチェックランプが点灯しているはずなので、その意味をユーザーに分かりやすく説明してあげることも重要です。

ユーザーの中にはチェックランプを消去してだましだまし使う人がいる

クルマの不具合をユーザーが知る方法として、インパネ内に点灯する数々のチェックランプがありますが、ハイブリッドシステムに異常があると、数種類のチェックランプが点灯して、クルマが故障していることをユーザーに伝えます。

以前ならインパネ内にチェックランプが点灯すれば、ユーザーは直ぐに自動車修理工場に連絡して修理を依頼したものでした。しかし、最近ではネット環境が充実し、数多くのSNS上に対策が出回るようになりました。

ハイブリッドシステムの異常を知らせる各種チェックランプへの対策も、ネット上で簡単に見つけることができ、ユーザーが検索すればその方法を実践できることがほとんどです。

そのため、ハイブリッドシステムの異常を知らせるチェックランプが点灯すると、それを消しながらだましだまし使う人がいます。消すとまたしばらく問題なく使用できるので、その方法は広く流布しましたが、次第にチェックランプ点灯までのスパンが短くなることから、それに困り果てて整備工場に相談するという人もいます。

しかし、バッテリーを外しリセットを掛けるとエラーコードもリセットされるので、ユーザーがハイブリッドシステムに異常が出ていたと伝えても、警告ランプが何も点灯していない状態では、診断できないのは周知の通りです。

そこで、診断ができないと門前払いするのではなく、次に点灯したらリセットせずにクルマを早めに入庫させるよう伝えましょう

ユーザーからチェックランプの相談を受けたら診断機で点検する

チェックランプが点灯していると連絡が入ったら、できるだけ早く整備工場に入庫してもらうよう手配します。

もちろん、整備工場の混雑具合にもよりますが、チェックランプ点灯の診断であれば、数分で終わるはずです。

チェックが終わり、ハイブリッドバッテリーに不具合があると分かれば、その時点でユーザーと相談して今後の修理内容を決めれば、新しいリビルトハイブリッドバッテリーの手配も速やかにできることから、ユーザーを待たせることも少なくなるでしょう。

チェックランプ点灯は、ユーザーにとってかなり心細い症状ですから、できることならすぐにクルマを持ってきてチェックできる体制作りも、サービスとして重要なことです。

ハイブリッドバッテリーに異常があれば交換しないと燃費悪化を伝える

ハイブリッドシステムに異常が出た場合、バッテリーだけでなく他の部分の故障もあり得ます。そこで、しっかりとした診断を行い、ユーザーにどこが悪いかデータをもとに説明できるようにすることがユーザーの信頼を得るには重要です。

ユーザーは、整備工場を信用すれば話を聞いてくれますから、信頼関係を構築するためにもエビデンスを明確にできるように準備します。

ハイブリッドシステム異常のランプが点灯すると、ユーザーはお金がかかることを知っています。そのため、インパネ内に点灯する警告灯だけ消してくれといったオーダーを出すこともあります。

そこで、言う通り消して終わりという方法を取ることもあるでしょう。しかし、その状態で走行し続けるとフェイルセーフが発動して、燃費性能や走行性能が悪化することを正しく伝えることがユーザーのためです。

もちろん、ハイブリッドバッテリーは高価ですから、新品を提案するのではなくリビルトハイブリッドバッテリーの性能の素晴らしさと値段の安さを強調して勧めましょう。

ユーザーが交換を迷っているときの対応について

ハイブリッドバッテリーの不具合が確定して交換を提案したときに、すでに予備知識としてハイブリッドバッテリーは高額であることを知っており、交換ではなくそのまま乗れる方法がないか相談してくることでしょう。

リビルトハイブリッドバッテリーに交換すれば安く修理ができることを提案しても、今度は交換後の不具合を心配する人も少なからず見られます

心配する理由は、ネットショップで一般ユーザーが格安で購入したリビルトハイブリッドバッテリーで後悔した書き込みなどを見ているからです。しかし、国内生産で国内販売しているリビルトバッテリーであれば安心なので、どんなリビルトハイブリッドバッテリーを使うのか詳しく説明することも大事です。

例えば、本記事の作成・画像提供にご協力いただいた日本ライティング社製のリビルトハイブリッドバッテリーも国内生産品の代表例のひとつ。

故障を気にするユーザーにとって国内生産・国内販売の製品であることは安心材料になると思われるので、ぜひ導入を検討してみてください。

→リビルトハイブリッドバッテリー購入はこちら(日本ライティング公式ページへ)

ハイブリッドバッテリーは高額なのでリビルトハイブリッドバッテリーを勧めてみる

ハイブリッドバッテリーは、車種にもよりますが、工賃込み20万円程度となるのが相場ではないでしょうか。

工賃は、車種により工数が異なるので一概には言えませんが、5万円程度となることが普通でしょう。そうなれば、バッテリーは安いほうがユーザーにとって負担が軽くなるのは言うまでもないので、リビルトハイブリッドバッテリーを勧めます。

その時に、メイドインジャパンの製品であることを伝えれば、ユーザーも安心するはずです。

ユーザーは金額と交換後の不具合が心配

現状、ハイブリッドバッテリーを新品で購入するにはバッテリーだけで約15万円する場合もあることから、新品を選択することはほとんどないでしょう。

しかし、安くハイブリッドバッテリーを手に入れようとすれば、中古品を思い浮かべるユーザーがほとんどで、リビルト品と中古品の違いを理解していません。

また、リビルト品がどんな商品であるのかもわからないユーザーがほとんどなので、リビルトハイブリッドバッテリーが、どれだけ優れているのかを説明することが重要でしょう。

リビルトハイブリッドバッテリーであれば、保証が付いていることや、交換後の不具合も新品同様にほとんどなく、しかも新品と同じように使用できることを強調すると良いでしょう。

そして、リビルトハイブリッドバッテリーも、国内生産で国内販売しているものであれば、安価でありながらジャパンクオリティの品質で安心して使用できるので、ユーザーからのクレームも少なくなると考えられるでしょう。

リビルトハイブリッドバッテリーは出ところがはっきりした商品が安心

リビルトハイブリッドバッテリーは、今では一般ユーザーも手軽に買えるほどネット上に溢れています。

大手オークションサイトにも数多く出品されていますが、一般ユーザーの選ぶ基準はどうしても価格重視になっています。

当然、自分で探すユーザーは、できるだけコストを抑えたいと考えているので、どこで生産されているかは関係なく、できるだけ安い商品を探そうとするはずです。

しかし、一般ユーザーが購入できるサイトでは、粗悪品が多く出回っていることも確認されており、リビルト品と謳いながら実際は中古品である場合も多いので、リビルトハイブリッドバッテリーを探す場合は、多少高くても国産品を使用したほうが安心であることを伝えるようにします。

国産純正品を使用したリビルトハイブリッドバッテリーが安心

国産リビルトハイブリッドバッテリーといっても、国内で生産されたハイブリッド車から取り外されたセルを組み合わせただけの商品があります。そういった商品は、そのときだけ問題なく使える粗悪なリビルトハイブリッドバッテリーであり、そのほとんどが破格の安さで販売されています

またハイブリッド車やEV車は、中国国内で普及をひろめるため、中国政府の主導のもと、政府が策定した基準に合格しないハイブリッドバッテリーを搭載しても補助金を交付しないとしました。

このことから、中国国内で生産される性能が要求に満たさない粗悪なバッテリーシェルが安く出回る危険があります。

特に、ユーザーがどこかの通販サイトから購入して、工場直送で修理依頼するときには要注意です。

そこで、安心してユーザーに使用して頂くためにも、国産純正品を使用したリビルトハイブリッドバッテリーをお勧めします。先ほどお伝えしたように日本ライティング社製のものが代表例の一つです。

ハイブリッドバッテリーを交換しても、粗悪品ではすぐにチェックランプ点灯となる恐れもあるので、走行に重要な駆動用バッテリーを選ぶなら、安心の国内有名メーカーが提供するリビルトハイブリッドバッテリーが安全であることを説明しましょう。

→リビルトハイブリッドバッテリー購入はこちら(日本ライティング公式ページへ)

新品、リビルト品、中古品の交換費用の違いを分かりやすく解説する

何回も言いますが、ユーザーの中には中古品とリビルトハイブリッドバッテリーの区別がつかない人が多く見られます。

そこで、新品より安く購入できるリビルトハイブリッドバッテリーが中古品とどこが違うのかを分かりやすくユーザーに伝えれば、ユーザーもリビルトハイブリッドバッテリーの素晴らしさを理解し、交換に同意することでしょう。

特にユーザーが気になるのは、新品ではないのに中古品より性能が良く、それでいて新品より安い金額で購入できることです。価格が安くなっているのに性能が高い理由を詳しく説明すると、ユーザーは納得します。

交換後、直ぐに故障してしまうのではないかといった不安もあるでしょう。しかし、リビルトハイブリッドバッテリーはセルの性能を揃え、特殊な装置で回復させていますから、中古品のように、寿命が短いことはありません。

リビルトハイブリッドバッテリーにも保証があり交換後も安心であることを伝える

ハイブリッドバッテリーは、メーカー保証では新車から5年または10万kmです。しかし、走行条件にもよりますが、ほとんどのハイブリッド車はもっと長く乗り続けられます。

そして、リビルトハイブリッドバッテリーですが、半年保証や1年もしくは1万kmどちらか早く到達するまでといった保証が付いていることがほとんどです。

しかし、日本ライティングのリビルトハイブリッドバッテリーの保証は、1年もしくは2万kmのどちらか早く到達するまでとなっており、リビルトハイブリッドバッテリーの中では保証が長い商品です。

価格もZVW30プリウス前期、後期、そしてNHP10アクアともに、新品の場合(税込)15万5,100円に対し(税込)10万1,475円とかなりリーズナブルです。この価格は一般販売価格ですが、業販会員になると会員価格が適用されて、より安く購入できます。

新品に交換すれば、同じ距離だけ走行できる可能性はありますが、そこまで乗るまでに乗り換えを考える時期に至るはずです。そういったことからも、日本ライティングの製品であれば無駄な出費を抑えることが可能で、保証も他の製品より充実していることから、安心して日本ライティングのリビルトハイブリッドバッテリーを選べるでしょう。

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日本ライティング社製リビルトハイブリッドバッテリーQ&A

最後に、本記事で取り上げた日本ライティング社製のリビルトハイブリッドバッテリーのよくある質問をまとめました。注文する際の参考にしてください。

交換について

ハイブリッドバッテリーに付属している「小型クーリングブロワ」「ハイブリッドバッテリージャンクションブロック」「バッテリーボルテージセンサ」は付属しません。ニッケル水素電池パックのみです。
交換品を手配します。また、その交換時に発生する工賃についてのみ商品代を上限として負担します。
再利用できるコアが無いほど腐食している場合は追加請求が発生します。また、明らかに分解や加工が行われている場合も追加請求が発生します。

交換後のアフターフォローについて

今まで通りの使用で問題ありません。
ただし、使用後に通常の使い方で保証期間内に不具合が発生したら、直ちに整備工場経由で連絡してください。
一週間程度で報告します。
クルマの使用環境や走行の仕方などで、バッテリーの寿命は大きく変わるため何とも言えませんが、通常の使用であれば保証期間内に異常が発生することはほとんどありません。
弊社で異常が確認された場合には、代替品と交換し、弊社規定内で脱着工賃を負担致します。

その他

コアは1週間以内に返却をお願いしていますが、1ヵ月を超えるとコアチャージを請求致します。
可能です。
2~3日以内に発送手配をいたしますが、到着は地域により異なります。