クルマを売却する場合、ディーラーにお任せする人も少なくありません。確かにディーラーに依頼すれば、新車購入とクルマの売却が一度に済むので便利という意見もあります。
しかし、ディーラーでは思ったほど愛車に買取額が付かないという話も聞かれ、ディーラーにクルマを売却するメリットなどないようにも見えます。
そこで、クルマをディーラーに売却するメリットとデメリットを解説し、併せてディーラーより条件が良い売却方法をお伝えします。
自動車鈑金工場で高卒から10年ほど修行し、その後独立して自分の自動車鈑金工場を設立。中古車の粗悪さが許せず、中古車買取と鈑金修理を一つにしようとオークションに出入り。普通のクルマだけでなく修復歴車を落札して修理し直して販売や事故車を修復する仕事を20年程度行う。現在は財経新聞などにも記事提供を行うクルマ専門ライターとして活動中。
もくじ
ディーラーにクルマを売却するメリット・デメリット
クルマの売却先にディーラーがありますが、ディーラーにクルマを売るにはメリットとデメリットがあります。
メリットとデメリットには売却金額が大半を占めますが、売却金額以外にもディーラーに売ることで思いがけないメリットや、後悔してしまうほどのデメリットがあります。
ディーラーにクルマを売却するメリット3つ
ディーラーは、クルマを販売するお店です。しかし、その特徴を生かしてクルマが買取されると、オーナーは思いがけないメリットを受けることもあります。
特に、クルマを購入するために訪れたディーラーに下取りに出すことになれば、新しく購入するクルマが通常よりお得に購入できることも少なくありません。
そんなディーラーでクルマを売却する場合、以下の3つのメリットが挙げられます。
- ①新しいクルマが安く買える
- ②古いクルマも買い替えで下取りしてもらえる
- ③クルマの売却と購入の手続きが簡単
①新しいクルマが安く買える
ディーラーで新しいクルマを購入する時に、今乗っている愛車を下取りとして売却すると、新しいクルマが通常より安く購入できることがあります。
下取り車があると安く新車購入できる仕組みは、ディーラーが新車を販売したい思惑があるからです。これは、どこのディーラーでも新車販売のノルマが設けられており、その月の販売実績がディーラーの実績となるため、新車が販売できるなら多少無理してでも下取り車を高くすることでユーザーの気持ちを新車購入になびかせようとします。
このように、下取り車としてディーラーに売却すると、お得に新車を購入できる値引き交渉の材料として使えます。
ディーラーでクルマを売ると新車値引きに大きく充当される
ディーラーで、新車購入の値引き交渉に下取り車を使用すると、下取り車の売却金額が値引き額に加算され、お得に新車が購入できます。この時に、「新車購入時に下取り車を高額で買取するなら契約しても良い」といった駆け引きを行うと、かなり有利にディーラーに下取りしてもらえるでしょう。
そこで、ディーラーで下取り無しの見積もりと、下取り有りの見積もりの両方を出してもらえば、下取りに出すクルマがいくらで売れるのかわかります。また、ディーラーでは値引き額のほかに、下取り車を高額で引き取りすれば新車が売れると分かれば、高額での買取も検討してくれるでしょう。
②古いクルマも買い替えで下取りしてもらえる
ディーラーにクルマを売るメリットは、古いクルマや過走行車も新車購入するなら下取り車として買取してもらえます。
古いクルマなど、どこでも買取してもらえないと諦めている人も多くいますが、ディーラーでは新車を売るサービスの一環として古いクルマに多少なりとも値段を付けています。
新車を購入するなら古くてもクルマが売れる
新車の購入を真剣に検討しているユーザーがディーラーを訪れれば、ディーラーはそのお客さんを逃すことはしません。そのため、古いクルマでも新車購入してもらえるなら、値引きに含ませる形で買取しています。
ディーラーでは、クルマを買い取ることが仕事ではなく新車販売が主な仕事です。そのため、クルマを買い取ることはサービスでしかありません。しかし、このサービスは古いクルマでも新しいクルマでも同じように適用されるので、古くても多少なりとも値段が付いて売却できるのがディーラーのメリットの一つです。
③クルマの売却と購入の手続きが簡単
クルマの購入と売却は、それぞれ書類上の手続きをしなければ完結しません。そこで、ディーラーにクルマを売却すれば、購入と売却を同じ店舗で一度に出来るので、手間が少なく時間の節約にもつながります。
例えば、購入する店舗と売却する店舗が違う場合、それぞれの店舗に書類を届け、しかも書類に実印の捺印やサインなどの手間がそれぞれ発生します。
これらの手間を考えた時に、同じ店舗であれば一度に済ませられるので、手続きが簡単になるというわけです。
同じお店で売却と購入が可能なので用意する書類取得も任せられる
ディーラーで新車購入と売却を同時にすることで、必要書類の取得が一度で済み、また捺印する印鑑も1回で済むメリットがあります。
また、印鑑証明書の取得にディーラーでは代理取得も行っているので、忙しく市役所などに出向けない人には時間の節約としてかなり大きなメリットになることでしょう。
特に必要な書類の中で、印鑑証明書は一括購入する場合は3通、そしてローンで購入する場合は2通必要となります。そのため、同じお店で売却と購入をするなら、支払方法に応じた枚数を提出すれば良いですが、違うお店で売却と購入をする場合、それぞれのお店に必要な枚数の印鑑証明書を提出する煩わしさもでてきます。
ディーラーにクルマを売却するデメリット5つ
ディーラーにクルマを売却するのは下取りという方法であり、一般的に中古車買取店と比べると安い金額での買取になっています。
中古車買取店より安くなる大きな理由は、ディーラーは新車販売店であり買取店ではないことが挙げられます。
そこで、ディーラーにクルマを売却するデメリットを上げると以下の5つが挙げられます。
- ①クルマを売却するのではなく下取りなので現金化できない
- ②相場より安い値段での売却となる可能性が高い
- ③社外パーツはマイナス査定で安く下取りされることがある
- ④買い替えでなければディーラーで売却できない
- ⑤ディーラーへの売却は必ずクルマを持ち込む必要がある
①クルマを売却するのではなく下取りなので現金化できない
ディーラーでクルマを売却する場合に最も大きな問題が、売ったクルマを現金化できないことです。
ディーラーでは、クルマの買取ではなく下取りという方法を取っています。この下取りとは、新しいクルマを購入する資金に充当する仕組みなので、売却したクルマの現金を手にできません。
下取りは、今まで乗ってきたクルマをディーラーに引き取ってもらうことです。これは、新しく購入するクルマの価格と同時に引き取り額の交渉を行い、新車から引き取ったクルマの金額を差し引いた額に納得した時に交渉成立となる仕組みです。そのため、ディーラーに売却しても現金化ができません。
②相場より安い値段での売却となる可能性が高い
ディーラーに下取りとして売却すると、一般的に中古車買取店より安く売却となる可能性がほとんどです。これは、ディーラーが新車の値引きとしてクルマを下取りしているからで、中古車としての再販を主な理由として考えていないからです。
このほか、中古車買取店と大きな違いは、査定する営業マンのスキルも大きく関わってきます。中古車としての再販ではなく、新車の値引きとして買取しているので、実際の市場価格を考慮したギリギリのラインでの買取をしていません。
そのため、どうしてもディーラーでは低い値段で買取して新車販売に損が無いように考えています。このようなことから、ディーラーに売却すると中古車買取より安くなるのが一般的です。
少しでも高く売りたいなら複数の買取店で査定をとろう!
クルマを高く売却したいという希望があるなら、複数の買取店で査定を取ってみることです。もちろんディーラーで前もって査定を行っておくと、ディーラーでの査定額に妥当性があるのか調べられます。
クルマの売却は、お店により買取価格は異なるのが現状です。確かに相場価格はありますが、中古車買取店で仕入れを強化しているクルマの場合は、相場より高値で買取されることも少なくありません。
このような理由から、多くのお店で査定することで最も高額査定を付ける店舗を探すことが可能です。そうすれば、満足できる売却に繋がることでしょう。
③社外パーツはマイナス査定で安く下取りされることがある
ディーラーと中古車買取店の査定で大きく異なるのが、社外パーツの扱い方です。社外パーツは、中古車買取店ではプラス査定になることが多いですが、ディーラーではマイナス査定を取られることが多く見られます。
デイーラーで下取りされたクルマは、基本的に自社で販売する場合には純正に戻して販売されます。そのため、例えそれが社外アルミホイールであっても純正ホイールを所有していなければマイナス査定されます。
ディーラーは後つけパーツを嫌う
ディーラーでは、純正オプション品であれば歓迎されますが、それ以外の社外パーツは全てマイナス査定です。これはディーラーが純正状態で販売することが大きく関わっており、社外品を取り付けた状態で再販することがないからです。
特に自社ブランドのクルマを販売する場合、純正品であれば不具合などに対処するのは簡単です。しかし、社外品が装備されていると不具合を修理することはできませんし、その知識も持ち合わせていません。
また社外品により他の部品に問題が起きる場合も少なくなく、ディーラーでは下取り後も自社で販売しやすいように社外品は全て純正品に換えて再販します。
例えば、ナビゲ―ションも純正オプション品であればマイナス査定されることはありません。しかし、社外品はどんなに優れたナビゲーションでも、純正採用されていないという理由からクルマに装着不可と見なされマイナス査定になります。
カスタム車を高く売るなら専門店での査定を
クルマ好きは、自分好みにカスタムして乗っている人がほとんどです。そういったクルマはカスタム車を高く買い取る専門店に査定依頼してみましょう。
カスタムされたクルマを売却する場合、一般の中古車買取店でも高額査定を引き出すこともありますが、カスタム車を専門に販売している業者のほうがその価値を高く評価するでしょう。そして、カスタム車専門店を探す場合、自分のクルマと同じジャンルを扱う業者を選ぶことがポイントです。
【改造車だって高く売れる!】改造が査定に与える影響と高額査定を引き立つコツを徹底解説!④買い替えでなければディーラーで売却できない
ディーラーでは、クルマを売るだけということは不可能です。必ずクルマの購入がセットになっているので、売却だけを考えてディーラーに相談することは無理です。
ディーラーでは、新車販売が主な営業方法であり、下取りは新車購入するオーナーへのサービスでしかありません。確かにディーラーの中には自社で中古車を販売している店舗も見かけます。しかしそれは、新車購入で下取りしたクルマであり、中古車を販売するために仕入れているクルマではありません。
そのため、どんなに親しい営業マンがいるディーラーであっても、クルマの売却だけお願いすることはできません。ただし、親しい営業マンがいれば、中古車買取店の紹介をしてもらえる可能性があります。それはクルマ業界の横の繋がりがかなりしっかりあるからで、親しいお客さんなら条件の良い買取額を出す買取業者を紹介することも珍しくありません。
⑤ディーラーへの売却は必ずクルマを持ち込む必要がある
ディーラーにクルマを売却する場合、基本的にクルマの査定から買取までディーラーにクルマを持ち込む必要があります。
ディーラーはクルマを販売するお店なので、買取のために出長査定は行いません。これは、どんなに親しい営業マンがいても出長買取査定はしません。それは本来の業務からかけ離れているからです。
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ディーラーで買取を拒否されたり0円査定になるのはどんな場合?
ディーラーでは、買取を拒否されたり0円査定を提示されたりすることがあります。この理由の多くは、クルマの状態が大きく関わっており、特に古く過走行の場合はディーラーでの買取は絶望的と言えます。
ただしディーラーでは、新車購入するお客さんがどうしても処分して欲しいと言えば、引き取りは行っています。ただし、廃車処分料が発生する可能性があることも理解しておく必要があるでしょう。
買取されるのは一定以上の市場価値があるクルマ
ディーラーが下取りする場合、新車購入のサービスとはいっても新車からの値引きに組み込むわけなので、ある程度市場価格を参考に買取しています。そのため、実際のオークションや市場価値がなければ、下取り価格を付けてしまうと新車販売価格に大きな影響が出るので買取しません。
ディーラーは、中古車買取のように細かく査定を行いません。そして中古車買取より大雑把なデータしか持っていないので、中古車買取より条件が悪くなります。そのため、中古車買取で値段が付くようなクルマでも安全マージンを取り、0円査定とすることが多いでしょう。
事故車や過走行車などの状態が悪いクルマは0円査定
0円査定になるクルマは、古いクルマで過走行の場合がほとんどですが、事故車も0円査定になることが多く見られます。
事故車とは、大きな事故を起こしフレームまで大きな損傷を負ったクルマで、自動車業界では修復歴車と呼ばれます。このようなクルマは中古車を購入するユーザーからも敬遠されるので、ディーラーでは買い取ったのに売れないというリスク回避のため、事故車は0円査定になることが多いでしょう。
また、比較的年式が新しいクルマでも、過走行で事故車といったように複数の問題が重なると、ディーラーでは買取しないことがほとんどです。
エンジンだけでなく内外装の状態も査定に影響
クルマの状態は、エンジンや走行装置に目が行きますが、ディーラーでは内外装の状態にも注意深く査定を行います。
これは、どんなにエンジンが調子よく走行に問題が無いクルマでも、内外装がボロボロなら商品価値がないので0円査定を出してきます。仮に、修理すれば再販が可能であっても、ディーラーでは修理コストが高額となることから、中古車買取よりシビアに査定されるでしょう。
外装に大きなキズがあると査定は期待できない
外装のキズは修理すれば綺麗になり、また商品として中古車販売できます。しかし、修理に新品パーツを使用するディーラーでは修理コストが高額になり、よほど人気がある車種か年式が新しいクルマでない限り買取は難しいでしょう。
キズの目安は、こぶし大を超えるキズが2つ以上あると、修理費用が大きくなりコストが高くなります。またボディカラーも修理に大きく影響し、ホワイトパールのクルマや、マツダのソウルレッドといった特殊な塗装色になるほど修理コストが増大しますから、ボディカラーによっても買取が厳しい場合もあります。
内装のニオイがきついとクリーニング費用がかかるので査定が期待できない
内装の汚れは、使用感というレベルであればそれほど問題はありません。しかし、車内のニオイはクリーニング費用が高額になるので、ディーラーでは嫌われます。
車内のニオイで気になるのはタバコのニオイですが、最近ではペットのニオイがタバコのニオイを凌駕するほど嫌われています。
特にペットを車内に乗せると、動物臭だけでなく抜け毛の対処にかなりのコストがかかります。そのため、タバコのニオイよりペットを車内に乗せている車のほうがディーラーでの下取りは敬遠されがちです。
他社メーカーのクルマの査定額が不利になることはないのか?
今所有している愛車と異なるメーカーのクルマが欲しくなることは珍しいことではありません。そこで気になるのが、愛車のメーカーと異なるディーラーで下取り査定が不利にならないかといったことでしょう。しかし、結論から言えば全く問題ありません。
これには様々な理由がありますが、一番の理由は、他社のクルマから乗り換えてもらえることを絶好のチャンスと捉えるディーラーがほとんどだからです。
他社メーカーのクルマは乗り替えてもらう絶好のチャンスなので有利に働く
自動車メーカーは、国内主要乗用車メーカーだけでも8社あり、それぞれのブランドは競合しています。そのため、ライバルとなる車種からの乗り替えは、ディーラーとしては願ってもないチャンスと捉えられているため、他社のクルマも下取りします。
例えばA社のクルマに乗っているお客さんが、B社のディーラーで下取り依頼するということは、B社の販売するクルマに乗り替えてもらえることになり、B社の顧客を増やせるので、他社メーカーであっても快く下取りします。
自社の顧客を増やすために他社メーカーのクルマの下取りが高くなることも
他社メーカーのクルマが下取りされても安く叩かれるのではないかと不安に思う人もいるでしょう。しかし、そのような不安を持つ必要はありません。実際は、他社メーカーだと下取りが高くなることもあるからです。
他社メーカーは、自社メーカーの同じジャンルのクルマに比べ高く買取されることがあります。これは、他社からの乗り替えにより、その後のアフターサービスでディーラーの収益が上がるためであり、今の利益よりその後の長い顧客との付き合いの利益を重要視しているためです。
他社メーカー買取強化キャンペーンを行っていることがある
ディーラーでは、自社のクルマの販売強化のため、他社メーカーの下取りを強化している期間を設けることがあります。
これは、競合他社と同じジャンルのクルマの販売促進につなげることが狙いで、普段より他社メーカーのクルマを高額で下取りします。
上手くキャンペーンを行っているディーラーに出会うことが出来れば、思いもよらない高額下取りも可能です。
キャンペーンを行っているディーラーなら通常より高く下取りしている
キャンペーンは、ディーラーに出向けば営業マンから話があるので、普段より高額で下取りしていることがわかります。
例えば、下取り強化中といったキャンペーンを行っていますが、このようなキャンペーンを行う時には、対策金として営業マンに持ち金を多く割り当てて、営業マンが独自に高く査定できるようにしています。
下取り強化キャンペーンは、ディーラーの営業所ごとで行うことが多く見られるので、ディーラーを多く回ると下取り価格に大きな差が出ることがあるでしょう。
ディーラーで売却後のクルマはどこに行くのか
ディーラーに売却したクルマは、基本的にもう一度中古車として再販される道をたどります。
これは中古車買取とほとんど同じでオークションに出品されることが多くなります。ただし、唯一違うところは、自社販売される下取り車も多いことでしょう。
商品価値があればもう一度流通される
ディーラーで下取りされたクルマは、商品価値があれば基本的にオークションに出品されて、もう一度中古車として販売されます。
また、ディーラーではそのメーカーが運営するオークションが存在し、一般の中古車オークションとは違う流通をすることがあります。メーカー系オークションの場合、メーカー直系の中古車店で再販されますが、このオークションに出品されるクルマは、大手オークションよりかなり程度も良いことがほとんどです。
ただし、程度が良いからといって下取り価格が中古車買取より高額になるかといえばそうではなく、メーカー系中古車の品質が高いという購入者への付加価値が大切にされています。
そして、ディーラーも中古車買取店や中古車店と繋がりを持っており、ディーラーで下取りしたクルマを中古車買取や中古車店にそのまま流通させることも少なくありません。
商品価値がなければ廃車にされる
ディーラーで下取りされるクルマの中には、商品価値がない場合も少なくありません。これは、ディーラーが新車を売るためのサービスとして行っているので、例え再販が難しくてもディーラーで新車が売れると思えば、少額でも査定額を提示し下取りするからです。
そのような流通が難しいクルマは、再販の道をたどらずに廃車処分されます。しかし、近年は廃車買取業者が多くなり、ディーラーも廃車買取業者と連携していることも少なくありません。このことが、商品価値がないクルマも下取りできる理由の一つになっています。
そのため、廃車となるようなクルマでも、パーツとして流通できるなら廃車買取業者に依頼し、下取りした金額分の回収をしています。
ディーラーへのクルマ売却に関するよくある質問
ディーラーでのクルマ買取は、新車購入時の資金として新車価格から差し引かれます。ディーラーの運営は新車販売であり、クルマの買取ではないことから現金を手渡されることはありません。
下取り車が流通される過程に、中古車買取より多くの業者が挟まれることが多く見られます。よって経費がかさむため、中古車買取店より高く買い取られることは少ないでしょう。
ディーラーに下取り依頼する時は新車購入の時なので、新車購入で値引き交渉の材料として下取り車は大きな武器になります。ただし、下取り価格の妥当性を確かめるためにも中古車買取店での査定をおすすめします。
まとめ
ディーラーでは、下取りという方法でクルマを買取していますが、この金額は最低限の価格でしかありません。そのため、一般的に中古車買取店で査定したほうが高額を引き出しやすいでしょう。
ディーラーでは、クルマの売却と購入の手間がかからないことが大きなメリットであり、高額な売却を狙うなら、一括査定を利用することで最も高額な査定額を見つけられます。
このように、高額でクルマを売却するなら、ディーラーでの下取りより中古車買取で査定を依頼しましょう。