【ヤフオクでクルマを売ろう!】安全に取引するコツと注意点を徹底解説!

ヤフオクでクルマを安全に売るためのコツは?

一般の買取店では値段がつかなかったようなクルマ、もしくは希少車など、コアなマニア向けのクルマが高値で売れるような場合もある個人間売買。そのプラットフォームのひとつが「ヤフオク」です。

消費税がかからない、買取店の中間手数料がないので高値で取引できるということがメリットですが、ただ、「ヤフオクでクルマを売るのってトラブルも多いんじゃないの?」と思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回、ヤフオクでクルマを売る場合の注意点やクルマの個人売買における過去のトラブル事例を紹介しながら、よくあるトラブルを未然に防ぐための対処法についても解説していきます。この記事を最後まで読み進めていただくことで、ヤフオクでクルマを売りたいと考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

もくじ

ヤフオクでクルマを売るメリット3つ

まずはヤフオクでクルマを売るメリットからみてみましょう。

ヤフオクでクルマを売るメリットは以下3つです。

  • 買取店に売却するより高値で売れる可能性がある
  • 古いクルマや故障車も「部品取車」として売れる可能性があ
  • 改造車でも高く売れる可能性がある

①買取店に売却するより高値で売れる可能性がある

ヤフオクでクルマを売るメリットとしては、買取店に売却するより高値で売れる可能性がまず挙げられます。

買取店に売ったクルマは、中古車として販売されたり、業者オークションにかけられたりするわけですが、その時の販売、もしくは転売価格には相場があるため、相場よりも低く買い取られることになります。また、査定員の人件費や店舗維持費なども差し引かれています。

一方、オークションは転売目的でなく、落札者がそのまま乗る場合もありますので、はじめから市場の販売相場に近い形で売れる可能性があるということ。

落札者側のうまみを考えると、市場の販売価格そのままで落札が決まることはなかなか難しいですが、しかしながら、「販売価格よりちょっと安くします」といった感じで価格の折り合いをつけやすいのがオークションの特徴。

出品者としては、買取店に売るより高く売れ、落札者としては販売店で買うよりもお得といった、双方にメリットのある取引なのがオークションのメリットです。

②古いクルマや故障車も「部品取り車」として売れる可能性がある

例えば20万キロを超える過走行車や、15年以上の車齢の低年式車、もしくはそもそも走ることもままならない走行不能車などは、買取店での査定は0円(買い取ってもらえない)ということもあるでしょう。

しかし、ヤフオクでなら買い取ってもらえる可能性もあります。

というのも、こうしたクルマを落札する人の目的は、移動手段の「クルマ」としてではなく、部品に目をつけているからです。

このように、オークションでは訳あり車が「部品取り車」として出品され、実際に落札されているケースも多くあります。

おそらく落札者はクルマにかなり精通している人、もしくは海外への販売ルートを持っている人で、部品さえ手に入れば新しい価値を創出できる人です。

もちろん、あまり大きな買取額は期待できませんが、出品者側からすると、たとえ1万円でも売れるなら嬉しいのではないでしょうか。

③改造車でも高く売れる可能性がある

クルマが好きな人ほど、自分なりにカスタムすることも多いと思いますが、改造車は査定のマイナス要因になることもあります。

これは、中古車市場ではできるだけ「クセ」のないクルマのほうが早く買い手が見つかるからです。

ですが、オークションなら別の話になります。

もし自分のカスタムの価値がわかってくれる人とであれば、むしろ高値で取引されることも。

つまり、これまでお金を費やして改造してきた価値をきちんと評価してもらえる可能性があるということです。

クルマを改造してきた方も、オークションへの出品は売却する際のひとつの選択肢となるでしょう。

ヤフオクでクルマを売る際に絶対守るべき注意点3つ

オークションでの売買は、通常の買取店に売るより高く売れる可能性はありますが、しっかりと事前知識をつけておかないとトラブルに巻き込まれる可能性があることが最大の注意点です。

具体的には以下3つの注意点があることは理解しておきましょう。

  • ①クルマの状態(不具合・キズ)については詳細に伝える必要があること
  • ②落札者には確実に名義変更してもらう必要があること
  • ③引き渡しや配送方法をしっかりと考えておくこと

①クルマの状態(不具合・故障)については詳細に伝える

落札者との間でトラブルになりやすいのが、クルマの状態に関するトラブルです。

細かい傷や凹みも写真に載せよう

引き渡し後に、「目立った傷は無いと思って落札したけれど、写真に載っていない大きな傷があった」と苦情が入る事例など、出品者と落札者の間で生じる齟齬(読み方:そご / 意味:意見の食い違い)が原因のトラブルが非常に多いです。

こうしたトラブルを回避するためにも、細かいキズや凹みも写真に載せておくようにしましょう。

できるだけ詳細にクルマの状態を伝えてあげることが、トラブルを回避するためには非常に重要です。

制限枚数の10枚を超えて写真をアップする方法
yahoo!オークションに掲載できる写真は10枚が制限枚数になっていますが、Yahoo!ボックスフォトアップを利用することで制限なく写真をアップできるようになります。写真はたくさんアップしておいたほうがトラブル回避につながるだけでなく、落札者が見つかりやすくなるので、できる限り活用するようにしましょう。

不具合だけでなくクルマのスペックもできるだけ詳細に

また、不具合だけでなく、クルマのスペックについてはできる限り詳細に洗い出してください。

メーカーオプションやディーラーオプション、社外品パーツの有無なども重要な情報です。

ちなみに、ヤフオクでクルマを出品している人の多くは業者なので、出品方法が洗練されている場合が多いです。

どのような情報を記載すべきか、周囲の出品者の情報を参考にしてみるのもいいでしょう。

クルマが「修復歴あり」の場合は絶対に告知!

出品物が「修復歴あり」のクルマだったにも関わらず、出品者情報で告知することを失念し、大きなトラブルとなったケースも過去にはあります。

「修復歴」「修理歴」「事故歴」と、似たような言葉がいくつかありますが、誤った解釈をしていると大問題になりかねません。

一応説明しておくと、「修復歴あり」のクルマとは、自動車の骨格部分のフレームが損傷し、交換または修理した履歴があるクルマのことを指します。

ただし、事故を起こしたクルマでも、フレームの交換または修理がなければ修復歴のあるクルマには該当しません。

つまり、骨格部分のフレームの交換や修理をしたクルマが、いかに大きなダメージを受けたものかということを伺い知ることができることでしょう。

一つ例を挙げますと、買取相場300万円のクルマが9千kmと走行距離が少ないにも関わらず、半値の150万円という驚きの価格で販売されていたことがあり、よく見ると、「修復歴あり」となっていました。

このことからもお分かりいただけると思いますが、「修復歴あり」のクルマは商品価値が半減するほどの影響力を持っているということになります。

「修復歴あり」のクルマは、①事故の影響が残っている可能性があること、②衝突安全性能が低下していること、③中古車を販売または出品する際に告知する義務が課せられていることから、必ず記載しておきましょう。

ちなみに、骨格部分以外の破損・修理の事故歴については、告知義務はありません。

落札者立ち合いのもとでチェックするのも有効

また、こういったトラブルの原因の殆どは、クルマの引き渡し時に出品者と落札者が両者立会いのもと、ボディーチェックを行っていないことも考えられます。

レンタカーを借りる時に乗車前と返却時には必ず傷のチェックを行うように、オークションでもこの行為が非常に重要になります。

ですから、クルマの個人売買は立ち合いチェックができる直接引き渡しがお勧めです。

落札者が遠方の場合は陸送を行うことになるかと思いますが、そういった場合は、引き渡し後にクレームを言われないように「念書」を交わしておくのが必須となります。

念書とは、守るべき事項を記載し、約束をした一方のみが署名・押印をして、相手方に提出する文書のことで、誓約書に近い役割を担っており、双方が署名・押印する契約書や覚書とは異なります。

約束した事項については、契約書のような法的拘束力はありませんが、本人が作成した文書であることは紛れもない事実であることから、約束が期限までに履行されず、裁判になった場合は、重要文書として取り扱われます。

念書の雛形についてはこちらで用意してありますので、よろしければお使いください。

中古車の個人売買時の雛型はこちら

「瑕疵担保責任」も覚えておこう

売り手側、つまりヤフオクの場合は出品者になりますが、クルマの売買契約が締結された場合に、出品者は「瑕疵担保責任」を負うことになります。

これは、出品したクルマに隠れた瑕疵(傷や故障など)があった場合、出品者は落札者の要求に応じて、契約の解除や損害賠償の請求に応じなくてはならない、ということです。

こういった用語は、法律の勉強や不動産を購入するなどの経験がないとあまり触れる機会はありませんが、モノを売る場合の一般常識としてしっかり覚えておきましょう。

リンク先において、過去にネットオークションでクルマの個人売買により裁判にまで至った事件の判例をご紹介いたします。出品者である売る側が負う瑕疵担保責任が焦点となった事例です。

ネットオークションにおける出品者の瑕疵担保責任と 「ノークレーム・ノーリターン」特約

ノークレームノーリターン(特約)は無効になることもある

ヤフオクで出品される商品には、壊れた電化製品やパソコンなど、いわゆるジャンク品が販売されることがあります。部品を再利用するために、全く動かない商品であっても需要があり、普通に取引されています。

こういった商品に対してよく使われるのが「ノークレームノーリターン」です。つまり、「いかなる理由でも苦情と返品は受け付けません」という出品者側からの意思表示になります。

この「ノークレームノーリターン」という意思表示を出品概要に記載しておくことで、苦情や返品を受けるリスクを回避しているという訳です。どういうことかというと、法的な観点における「ノークレームノーリターン」は、瑕疵担保責任を負わないことを定めた特約として認められているので、落札者が「ノークレームノーリターン」と書かれた商品を購入すれば、「ノークレームノーリターン」の特約に同意したものと見なされるという仕組みなのです。

よって、出品者側は瑕疵担保責任を負わずに済むため、落札者側は苦情や返品を求めることは不可能になります。

ただ、注意しておかなければいけないのは、この「ノークレームノーリターン」が無効になる場合があるということです。それは、商品に傷や故障があるといった不具合を知っているにも関わらず、そのことを伝えずに販売した場合は、民法第572条により「ノークレームノーリターン」が無効になります。

そのため、既に知り得ている傷や故障といった不具合については、出品する際に伝えておかなければ、「ノークレームノーリターン」が無効になるということです。

②落札者には確実に名義変更してもらうよう促す

取引した後は、絶対に落札者には名義変更をしてもらってください。

さもなくば、取引した後も駐車違反などの反則切符が届いたり、自動車税の請求書が出品者側にきてしまいます。

なぜそうしたことが起きるのかというと、車検証に記載されている「使用者」には、そのクルマを使用する権限だけでなくクルマを管理する責任があることが関係してきます。

駐車違反などが発生した場合は、ナンバープレートから割り出し、車検証に記載されている「使用者」ならびにその使用者の本拠の位置(住所)宛に、反則切符が送られてきます。落札者かどうかは分かりませんが、実際に駐車違反をした本人が出頭しなかったり、反則金を収めなかったりした場合は、車検証に記載されている使用者が反則金を収めなければいけません。

この程度の反則切符ならまだしも、これが駐車禁止場所にクルマを止めていたことが原因で、別のクルマが衝突して大事故が起こったとしたらどうでしょうか。この場合も、実際にクルマを駐車していた本人(落札者)が判明できない場合は、当然、管理責任がある使用者が捜査の対象になります。こういったことが起こることを避けるために、名義変更を速やかに行ってもらうよう落札者に伝えることが肝要です。

また、自動車税についても、4月1日時点で車検証に記載されている所有者(ローン購入による所有権留保の場合は使用者)宛に1年分の自動車税が請求されるため、落札者が名義変更していないと出品者のもとに納税通知書が届いてしまいます。

特に3月に売買するような場合は、早急に名義変更手続きが必要になります。相手に悪意がなかったとしても、使用者の責任となってしまうため、落札者がいつまでたっても名義変更をしてくれない場合は、しつこく催促するか、引き渡し時に「念書」を交わすなど、深刻なトラブルを未然に防ぐための対処が必要です。

代行.netや行政書士を活用しよう
ヤフオクでクルマを出品する人向けのサービスとして「代行.net」というものがあります。名義変更手続きと、輸送のどちらも行ってくれるという大変便利なサービスです。
料金は普通車が29,800円+輸送費(税別)、軽自動車が13,800円+輸送費(税別)です。落札されたクルマは名義変更後に落札者に届けてくれるので、トラブルに巻き込まれる心配がいりません。安全に取引を行いたい方はこちらのサービスを利用しましょう。
ちなみに、名義変更だけでよければ行政書士もやっています。費用は2万円〜5万円ほど。輸送がいらないということであれば、行政書士の利用も検討してみましょう。

③引き渡しや配送方法をしっかりと考えておく

クルマの個人売買では引き渡しや配送によるトラブルも多くなっています。陸送するという手段もありますが、引き渡し後のクレームを回避するためにも、出品者が立ち合いのもとで落札者に現物のクルマをチェックしてもらうことが不可欠になります。ただ、一般商材を宅配便で送るのとは異なり、現物引き渡しとなる場合はオークションの落札者が出品者のところにクルマを引き取りに行くのが基本ですが、遠方の場合そうはいきません。

また、費用が掛かっても構わないとのことで陸送による引き渡しを依頼してくる落札者も多く見受けられますが、気軽に応じてはいけません。ボディの傷や凹みなどを目視してもらえないことで、後々クレームを言われても対処できなくなる場合もあります。とはいえ、現実的に立ち合いが難しい場合は、引き渡し後のクレームを回避するためにも必ず念書を交わしておきましょう

また、出品者が落札者のもとへ引き渡しに行く場合は、移動にかかるガソリン代や高速代、帰りの交通費の扱いについても必ず両者の間で合意をとっておくようにしましょう。

ヤフオクでクルマを売るときの手順

ヤフオクのサイトには、安心して取引するための自動車取引ガイドという説明ページがありますが、ここでは補足を加えながら、より具体的に解説していきます。

早速具体的な基準をみていきましょう。

  1. ヤフオクに参加するには利用登録から
  2. 出品前の準備事項
  3. 出品するクルマの情報入力
  4. 価格の設定
  5. 入札期間の設定
  6. 落札後の準備と確認

手順1:ヤフオクに参加するには利用登録から

まず、ヤフオクで出品するには、SMS認証しているYahoo!JAPAN IDならびに、氏名、住所、電話番号の登録が必要になります。ちなみに、落札された後、落札者との情報のやりとりで個人情報が自動的に開示される仕組みとなっています。

また、Yahoo!ウォレットの登録も必要になります。ヤフオクのシステム利用料はYahoo!ウォレットというYahoo!JAPANの有料サービスの決済を管理するサービスを利用することになっています。

以上の2つの登録を、まずは済ませておきましょう。

Yahoo!JAPANの登録はこちらから
Yahoo!ウォレットの登録はこちらから

手順2:出品前の準備事項

出品するクルマの情報として画像を掲載することになりますが、登録できるのは10枚までとなっています。

ただし、Yahoo!ボックスフォトアップを利用することで制限なく写真をアップできるようになりますので、こちらを利用するのがお勧めです。

入札されるための最大のポイントにもなりますので、限られた点数でどこの部分を撮影するか慎重に決めましょう。また、傷や修復歴がある場合は、該当箇所が確認できるようにして拡大した写真を載せるなどの配慮が必要です。なお、ナンバープレートは画像処理などを施して、見えないように必ず加工しておきましょう。

そのほか、落札されたあとに必要となる書類関係も、出品する前に必ず揃えておきましょう。特に、落札者が名義変更を行うために必要となる印鑑証明書は、役所に行かなくてもコンビニで受け取ることが可能ですので、発行方法を確認しておくと良いでしょう。

必要な書類一覧
  • 車検証(自動車検査証)
  • 自動車損害賠償保険証明書
  • 自動車納税証明書
  • 自動車リサイクル券
  • 印鑑証明書
  • 譲渡証明書(※要押印)
  • 委任状(※要押印)

手順3:出品するクルマの情報入力

次は、いよいよ出品するクルマの情報入力になります。写真と同じくらい最も重要な部分ですので、丁寧かつ慎重に漏れなく入力しましょう。入札されるかどうかは、入力した情報に全ての努力が懸かっています。愛車を大切に扱ってきた、お手入れ方法や気持ちなどを添えてアピールしましょう。ちなみに、入力した情報を途中で下書き保存することもできますので、慌てずに入力しましょう。

入力するクルマの情報

※クルマを購入するときには、もし廃車になった場合に備え、事前に「リサイクル料」を支払っているのですが、クルマを売却した際には買主が売主に負担することになっているため、ヤフオクでも落札者側からもらう場合が多いです。ご自身のリサイクル料はこちらから調べられます。

大きなトラブルになりかねない傷や修復歴などは必ず申告しよう

傷や修復歴がある場合は、知り得る限りの情報は必ず商品情報として入力しておきましょう。ちなみに、飛び石による傷など数えきれないような場合は、「ボディの各所に飛び石による傷あり」などと記載しておくのが良いでしょう。

中には、引き渡し後に自分では気付かなかった傷を指摘されたり、中古車で購入したため修復歴が判明しなかった場合に指摘されたりと、トラブルになる可能性は十分考えられます。そういったクレームがあった場合は、それまでの経緯を正直に伝え、真摯な対応を心掛けましょう。

手順4:価格の設定

ここまで入力してきた情報の内容に匹敵するぐらい、価格の設定は非常に重要です。この価格の設定によっては、全く入札されない可能性も出てきます。逆に、1人でも入札されると注目度が格段にアップし、入札が繰り返される可能性が飛躍的に高まりますので、戦略的な価格設定が必要になります。

この金額だったら売っても良いという、おおよその希望落札価格は設けられていると思いますが、その価格が買取相場よりも高ければ、当然入札される可能性は低くなります。入札する側も買取相場より高めか低めかは、ある程度判断ができるものと想定しておいたほうがベターです。

具体的には以下の方法で設定価格を考慮することをお勧めします。

  • ヤフオクで同じクルマが出品されていないかチェック(競合価格をチェック)
  • グーネットやガリバーなど中古車販売サイトで自分の同じクルマの販売価格をチェック

ただし、上記方法で自分と全く同じ条件のクルマを見つけることは困難な場合であることがほとんどでしょう。クルマは走行距離が1万キロ違えば、査定価格も大きく異なるので、正確に自分のクルマの価値を調べたいのであれば、実際に査定をとってもらうことがお勧めです。

以前のヤフオクには最低落札価格という設定があり、入札されても希望価格に満たない場合は落札されないというシステムがありましたが、2019年からは設定不可能になりました。そのため、最初から希望する落札価格を入力してひたすら入札者を待つか、安めの価格を入力して注目度を高めて競合させるか、その判断が難しいところではありますが、これがヤフオクに出品する醍醐味でもあります。

売れなくても3,080円のシステム利用料がかかるので適切な価格設定を

ヤフオクにクルマを出品して取引するには、システム利用料が必要になります。

  • 出品システム利用料:3,080円(税込)
  • 落札システム利用料:3,080円(税込)

出品するときだけでなく、落札されたときにも出品者が負担するという点に注意が必要です。ただ、クルマ以外の商品のヤフオクの落札システム利用料が落札価格の10%(Yahoo!プレミアム会員の場合は8.8%)であることを考えると、3,080円というのは安い価格設定とも言えます。

また、無料の「自動再出品オプション」を設定することで、1度だけはそのまま再出品することが可能です。しかし、それでも入札されなかった場合は、出品するたびに3,080円の出品システム利用料が掛かってきますので、できるだけ1回の出品で落札してもらえるような価格設定が大切になります。

手順5:入札期間の設定

初心者であれば入札期間の設定も悩ましいところだと思います。短すぎず長すぎずという期間設定が理想なのですが、具体的には3〜5日がおすすめです。

長すぎると入札を先延ばしにされてしまう必要がありますし、短すぎると落札者が見つからない可能性もあります。

また、土日は必ず入札期間に組み込みましょう。土日に仕事が休みの方も多いため、閲覧回数も増える傾向にあります。土日を含めたほうが、多くの人の目に触れ、チャンスが広がるのでおすすめです。

初心者の方は上記の期間設定を参考に、入札期間の設定を行ってみてください。

手順6:落札後の準備と確認

落札された後は、引き渡し方法や日時を決めて、前述した必要書類を渡しましょう。なお、冒頭でもお伝えした通り、引き渡し方法と名義変更については要注意です。可能な限り、引き渡しは両者立会いのもとクルマの状態チェックはしておきたいところです。また、速やかな名義変更の依頼と、覚書についても交わしておくことを推奨します。

ヤフオクで取引実績がない場合は入札されにくい

ヤフオクでは、いたずらによる出品が後を絶ちませんが、そういった出品者の殆どはヤフオクでの取引実績がないところが特徴です。また、クルマの場合は金額が大きいだけに、取引実績のない出品者は信頼性が低く、特に警戒されて入札されにくいのが実状です。もし、これまでにヤフオクを利用して出品も落札もしたことがない場合には、できるだけ詳細な情報や写真を丁寧に掲載し、また相場に見合った価格を設定することで、そういったマイナスイメージを少しでも払拭するように努めましょう。

入金される前の引き渡しは絶対にNG!
稀に入金されないトラブルに巻き込まれる方がいますが、この場合はオークションそのものがキャンセルとして扱われます。

まして、入金前の引き渡しは絶対にNGです。そのまま入金確認ができない場合は、最悪泣き寝入りするしかありません。

もし、入金前の引き渡しを希望してきた場合は、仮に入金されなかった場合に法的手段で代金を回収できるよう、売買契約書などを交わしておくことを強くお勧めします。

売買契約書の雛形はこちら

クルマ買取専門店に査定依頼して安心で確実な売却を

ヤフオクを利用したクルマの個人売買にはリスクがつきものです。できるだけ安心して確実に売却するためにも、クルマ買取専門店に査定を依頼してみることをお勧めいたします。ヤフオクに出品するのは、それからでも遅くはありません。

クルマ買取オークションのユーカーパックなら思わぬ高値も

ユーカーパック
画像引用:ユーカーパック

同じオークションでも、ヤフオクではなく大手業者を通して出品してもらうクルマ買取オークションを利用すれば安心して取引ができます。業界最大手のユーカーパックでは、5,000社以上が参加するオークションに出品されるのが最大の特徴で、思わぬ高値が付くという可能性を秘めています。

数多くの提携店にクルマの情報が目に触れる機会が多くなるだけあって、買取業者が競い合って入札を繰り返すことで、想定していたよりも高く売却できた例がいくつもあります。特に年式の古いクルマや不人気車、流通している数の少ない希少車など、中古車情報のポータルサイトであまり見かけないようなクルマの出品も多く、想定外の高値で落札されることがあります。

また、査定が1回しか行われないのも特徴で、個人情報が多くの会社に行き渡るような心配もなく、複数の買取店から何度も電話がかかってくるようなこともありません。ヤフオクに出品を検討しているのでしら、是非一度、クルマ買取オークションのユーカーパックを利用してみてください。

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ユーカーパック利用時の注意点

クルマ買取オークションならではのメリットが多いユーカーパックですが、どんなクルマでも出品できる訳ではありません。ここでは、出品ができない場合や、査定を受けてもらえない場合について解説いたします。

地域による査定が対応できない場合もある

ユーカーパックに限らず、一括査定の場合でも言えることですが、遠隔地や不便地、離島など一部地域では査定の対応ができない場合があります。そういった場合は、査定を行わずに電話による査定や、出品者ご自身で撮影したクルマの画像をユーカーパックに送ることで対応してもらえる可能性がありますので、一度相談してみましょう。

ちなみに、ユーカーパックのクルマ買取オークションでは、売却の決定後10日前後でクルマを引渡すという規約になっていることから、クルマの引き渡しが可能な日から1~2週間前に出品される流れとなります。また、査定価格の有効期間は最大60日となっているため、査定後2ヶ月以内にクルマの引き渡しが可能な場合のみ、査定を引き受けてくれるという点は押さえておきましょう。

オークションに出品できない場合もある

古い年式、走行距離の多いクルマについては、オークション出品のための査定が行われないケースもあります。また、クルマの故障の程度によっては、オークションより廃車専門店の方が高額で売却ができると判断を下され、オークションに出品できない場合もあります。が、その場合は、電話による査定を行って、ユーカーパックが提携している複数の買取店に見積りを取り、最も高い価格で入札された買取店を紹介いただく流れとなります。ちなみに、遺産相続で相続したクルマなど名義変更の手続きが複雑な場合も、オークションへの出品ができない場合がありますので注意しましょう。

定番のクルマ一括査定で査定価格を比較して高値売却

ナビクル
画像引用:ナビクル

どうみても値が付かない、といったクルマでなければ、まずは一括査定を利用して複数の買取店に査定してもらうことをお勧めいたします。

クルマの一括査定サイトには、買取相場を調べるコンテンツも用意されており、売却を検討しているクルマが、どれくらいで買取ってもらえるのかを事前に確認することができます。もし、そこで値が付くような結果が出れば、迷わず一括査定に申し込んでみましょう。たとえ安い金額であっても恥ずかしがる必要は毛頭ありません。複数の買取店から引き出した査定価格を比較することが、高値売却の基本です。

たった1回の情報入力だけで、最寄りの複数の買取店が自宅や希望する場所まで、無料で出張査定にきてくれます。もちろん、満足のいく査定価格でなければ売る必要はありません。査定士によっては、故障の原因を教えてくれる可能性もあり、たいした故障ではなかったということが判明するかもしれません。繰り返しになりますが、ヤフオクに出品するにしても、ひとまず一括査定を試してみることが先決です。

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どんなクルマでも廃車買取専門店なら値が付くはず

廃車本舗
画像引用:廃車本舗

値が付きそうもないクルマの場合は廃車のための手数料を取られるだけ、と思ったら大間違いです。クルマを売却するときの最後の砦とも言うべき、廃車や事故車、たとえ不動車でも買取ってくれる廃車専門の買取店があります。

ヤフオクで出品したものの入札されなかったり、買取オークションや一括査定で値が付かなかったりした場合でも、廃車買取専門店なら値が付くはずです。廃車買取専門店にとっては、事故車や不動車でもパーツや部品を再利用して販売したり、スクラップにして鉄くずをリサイクルできる販路を兼ね備えていたり、鉄資源として捉えているため、必ず買取ってくれます。そのため、重度の故障車であっても、諦めずに廃車買取専門店を利用しましょう。

ちなみに、クルマを廃車処分にして抹消登録する場合は、毎年1年分を先払いしている自動車税や自賠責保険の残りの期間を月割りにして還付されますので、必ず確認しましょう。

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買取大手ガリバーのフリマサービスを利用する手も

クルマを売りたい人と買いたい人を繋いでマッチングしてくれるガリバーフリマというサービスがあります。ガリバーフリマが、出品者からクルマを預かり、購入者からは代金を預かり、名義変更などの手続きや輸送をガリバーフリマが代行してくれるというもので、買取大手のガリバーが提供しているサービスだけに安心して取引ができます。

また、ヤフオクは出品するだけで3,080円が必要になりますが、このガリバーフリマは取引成立までは一切費用が掛からないのも大きな特徴です。また、ガリバーフリマが仲介することで、クレジット決済やローンの利用も可能となっており、購入する手段の選択肢も増えることで、より買い手が見つかりやすくなる可能性があります。もし、関心があれば覗いてみてください。

ガリバーフリマはこちら

まとめ

ヤフオクをはじめ、クルマの個人売買によるトラブルは後を絶ちません。これは、クルマを落札する側だけではなく、出品する側にとっても裁判沙汰に発展するようなケースもあるほどです。

特に商品を売る側、つまりクルマを出品する場合は細心の注意を払い、準備万端で出品に臨むべきでしょう。身の回り品を処分するような安易な気持ちでクルマを出品するのであれば、トラブルが自分に降りかかってくることを肝に銘じておくことです。

ヤフオクでクルマを売るにしても、まずは、安心で確実なクルマ買取オークションや一括査定、廃車専門店などで査定をしてもらいましょう。ヤフオクは、考えられる諸々の買い取り方法を検討した後、満足のいく査定価格ではなかった場合に、奥の手として利用するべきです。