ザ・ビートルは故障しやすい?よくあるトラブルと故障時に車検を通すべきか買い替えるべきかを徹底解説!

ザ・ビートル よくあるトラブルと故障を解説

クルマに故障やトラブルはつきもの。特に輸入車の場合、日本車とは比較にならないほど修理費が高いため、故障が相次ぐとこのまま乗り続けるべきかどうかと不安にもなります。それは、2019年に販売終了となったザ・ビートルの場合にも当てはまります。故障が多いという噂もあり実際のところどうなのか知りたい、よくある故障やトラブルがどんなものか知りたい、そういった方も多いようです。

そこで今回、ザ・ビートルを保有している人や、これから購入を検討している人の故障に関する悩みや疑問を解決するべく、ザ・ビートルの故障の特徴や大まかな修理費用、また、故障をした場合に乗り続けるべきかどうかについて検証してみましたので、是非、参考にしてみてください。

もくじ

ザ・ビートルは故障しやすい?よくある故障やトラブルは何?

2012年の4月に日本で販売が開始され、惜しまれながらも2019年末を以て販売が終了となったザ・ビートル。果たして、本当に故障しやすいクルマなのか、よくある故障やトラブルは何なのか?について、これまで発表されてきたリコール情報やザ・ビートルユーザーの情報などを参考にしながら解説いたします。

ザ・ビートルは、故障しやすいクルマと考えて良い

結論から申し上げますと、ザ・ビートルは故障しやすいクルマと考えて良いと思われます。その最たる理由は、リコールの多さが挙げられます。2012年の販売開始以来、ほぼ毎年のようにリコールが発表されており、コンピューターによる不具合やブレーキの不具合などその箇所は多岐に渡ります。

ザ・ビートルは9件のリコールが発表されている

ザ・ビートルは、販売が開始された2012年以降、以下の通り、9件のリコールが発表されています。また、リコールの他にも改善対策が2件サービスキャンペーンが3件報告されています。

リコール
  • トランスミッションオイルの不具合(2014/1/16)
  • 燃料パイプの不具合(2015/3/25)
  • 電動パノラマサンルーフの不具合(2015/3/25)
  • エンジン制御コンピューターの不具合(2016/6/15)
  • シリンダーヘッドの交換(2016/9/7)
  • リヤブレーキの不具合(2018/6/27)
  • アースケーブルに不具合(2018/10/24)
  • コンビネーションメーターの不具合(2019/5/29)
  • メカトロニクス アッパーハウジングの不具合(2020/4/23)
    改善対策
  • リアトレーリングアームの点検(2015/3/25)
  • エンジン始動/停止スイッチの不具合(2018/8/29)
  • サービスキャンペーン
  • ウインドウリフターモーターの不具合(2013/2/14)
  • 空調制御コンピューターの不具合(2014/6/18)
  • ウインドウリフターモーターの不具合(2015/9/2)
  • ちなみに「リコール」とは、一定範囲の自動車の構造、装置または性能が自動車の安全上、公害防止の規定(道路運送車両の保安基準)に適合しなくなる恐れがある状態、または手起動していない状態で、原因が設計または製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て自動車を改修し無料で修理する制度です。

    また、あまり知られておりませんが、「リコール」とは別に「改善対策」と「サービスキャンペーン」という措置があります。

    改善対策」はリコールとは異なり、一定範囲の自動車の構造、装置または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または公害防止上、放置できなくなる恐れがあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て自動車を回収し無料で修理する制度を言います。

    また、「サービスキャンペーン」は、リコールまたは改善対策に該当しない場合であって、一定の範囲の自動車について、使用者に通知して対策を講じる場合に、その旨を国土交通省に通知して自動車を回収し無料で修理する制度になります。

    ここまでご覧いただいた通り、ザ・ビートルにおいては、リコール、改善対策、サービスキャンペーンにおいて合計14件の報告がなされており、件数的にも多い方の部類に入ります。

    故障の有無に関わらず、まずリコールの対象になっていないか確認することが先決

    クルマのリコールは、国土交通省の管理下にあるため、その時点で車検証の使用者欄に記載されている住所宛に通知が届くようになっています。ただ、引越しで車検証の住所変更をしていない場合や、使用者が他人名義になっている場合は、現住所に届かず、リコール情報を見逃してしまうケースもあります。

    そのため、故障の有無に関わらず、ザ・ビートルのリコール情報を一通り確認しておきましょう。もし、リコールや改善対策、サービスキャンペーンの対象になっているのに未だ修理をしてもらっていない場合は、速やかに無料修理を依頼しましょう。ちなみに、同じザ・ビートルでも、年式やグレードによってリコールの対象になっていない場合もありますので注意が必要です。

    ザ・ビートルの詳しいリコール関連情報はこちら

    ザ・ビートルでよくある故障と、大まかな修理費用

    この項では、ザ・ビートルでよくある故障と、大まかな修理費用についてまとめています。リコールの対象となっている故障についても触れていますので、もし思い当たる節があれば、ひとまずディーラーでチェックしてもらうようにしましょう。

    DSGトランスミッションの不具合

    ザ・ビートルの故障の中で、最も大きなトラブルとしてDSGトランスミッションの不具合が挙げられます。DSGとは、フォルクスワーゲン社が採用しているDirect Shift Gearbox(ダイレクトシフトギアボックス)の略で、通称、2ペダルMT(マニュアル車)やセミオートマと言われるクラッチシステムのことです。ザ・ビートルはシフトレバーと2ペダルから察するに、一見するとオートマ車に見えますが、厳密に言うとマニュアル車になります。

    オートマ車に比べるとシフトチェンジの際のレスポンスが早く、瞬時に変速することでダイレクト感が味わえるとともに、燃費の向上にも大きく貢献している画期的なシステムになります。この2ペダルMT車は、ポルシェのティプトロニックやアルファロメオのセレスピードなど他のメーカーにも採用されており、よりスポーティーな感覚を楽しめるのが特徴です。

    そのDSGの故障の原因というのが、アッパーハウジングという部位のねじ切り加工が不適切なため耐久性が不足しているものがあり、疲労の蓄積によって亀裂が発生し、最悪の場合、駆動力が伝達できなくなり走行できなくなる恐れがあるというものです。これは、リコール対象となっているため、無料で修理をしてもらえますので、未だ修理をしていない場合は速やかに修理してもらいましょう。

    ちなみに、リコール対象とは別のDGSによる故障の場合、クラッチかミッションの全交換など内容により異なりますが、修理費用は概ね20万円から30万円となっており、ディーラーへ持ち込むと非常に高くなりますので、できるだけフォルクスワーゲンやDSGの修理を得意とする輸入車修理工場へ直接持ち込むことをお勧めいたします。

    エアコンコンプレッサーの故障

    ザ・ビートルに限らず、ドイツ車に多いエアコンの不具合。暑い夏に冷たい空気が出ないという致命的な症状です。これは、エアコンガスを圧縮するコンプレッサーの経年劣化によるものが多く、ガラガラと異音が発生するのも特徴です。このエアコンコンプレッサーの故障による修理費は概ね20万円と高額になっており、家庭用のエアコンよりも高く、これが原因でクルマを手放す人も少なくありません。

    また、エアコンに関する不具合は、「サービスキャンペーン」でも報告されており、空調制御コンピューターの不具合が原因の可能性もあります。空調制御コンピューターのプログラムが不適切なため、エアコンコンプレッサーの圧縮量が特定のエンジン回転数領域で機能が低下し、設定した冷風が出ない場合があります。ただ、この場合は無料で修理してくれますので、まずはディーラーに症状を確認してもらいましょう。

    パワーウインドウの開閉ができなくなる不具合

    ザ・ビートルの故障の中で最も多く見られるパワーウインドウの不具合。その多くは、窓ガラスを閉めようとする際に、意図せずに挟み込み防止機能(ロールバック)が作動し、ドアガラスの開閉ができなくなるという症状です。これは、ウインドウリフターモーターの製造不良によるモータ付属の歯車が摩耗したのが原因で、サービスキャンペーンの対象となっており、この症状が起きた場合は、ディーラーで無料にて修理してもらいましょう。

    故障しやすくてもザ・ビートルの魅力は不変!

    リコールの多さや故障の起こりやすさなど、ザ・ビートルを永く乗り続けるには疑問符がつくところもありますが、それを払拭するだけの魅力もたっぷり兼ね備えています。ここでは、これからザ・ビートルの購入を検討されている方に向けて、その特徴と特筆すべきポイントをまとめてみました。

    唯一無二のデザインは秀逸

    初代ワーゲンから形を変えつつも、その唯一無二のデザインは健在です。ザ・ビートルのエクステリアデザインを担当したクリス・レスマナは、Aピラーの角度と、ルーフのカーブ曲率を縮め、ボンネットを延ばし、フェンダーの張り出しを強調することで、できるだけオリジナルのデザインを保つことに努めています。その結果、初代、二代目のイメージを保ちながらも、三代目ならではの個性を解き放つ新星ビートルが誕生しました。

    安全性能は世界でもトップレベル

    ザ・ビートルは、ユーロNCAP(New Car Assessment Programme)というクルマの衝突テストで、最高評価の5つ星に輝いたほどの高い安全性能を誇っています。このテストは、成人、子供、歩行者などの保護性能を評価するもので、子供の乗員に対する安全性能が最も高く評価されており、小さなお子様がいるご家庭にとっては、ザ・ビートルはベストチョイスの1台と言えます。

    ドイツ車ならではの頑丈なボディ

    速度無制限区域があるアウトバーンで鍛えられたドイツ車特有の頑丈なボディは、もちろんザ・ビートルにも受け継がれています。その感覚は、高速道路で速く走れば走るほど安定した走りを見せることで実感できます。これは、長距離運転をしたときの疲労度の軽減にも繋がり、ドライバーへの安心にも繋がっています

    排気量1200ccとは思えないパワフルな走り

    廉価モデルの1200ccモデルでも、最高出力105馬力と数字上は非力ながらもパワフルな走りを披露してくれます。それは、レーシングカーのような爽快な走りを楽しめるDSGトランスミッションのおかげです。故障しやすい部分としても取り上げましたが、このDSGの採用が、二代目のニュービートルとは大きく異なる部分で、街乗りの運転を楽しませてくれます。

    遠出したくなる燃費(JC08モード)13.4km~18.3km

    ザ・ビートルの燃費(JC08モード)は、13.4km~18.3kmとなっていますが、実際のユーザーの声を確認してみると、データの通り、街中の普段使いで13.0km前後、遠出をすると18.0km程度まで向上するという結果が出ており、パワフルな走りだけでなく、エコなクルマということで評判も上々です。燃費が良いので気軽に遠出もできて、経済的にも優しいクルマと言えます。

    生産終了により、良い個体は希少価値が出る可能性も

    冒頭でもお伝えした通り、2019年を以て販売終了となったザ・ビートルですが、初代のタイプⅠに始まり、二代目のニュービートル、そして、ザ・ビートルと三代に渡って築き上げてきた、80年の歴史に幕を下ろすことになりました。これで、ビートルそのものが絶版車となり、今後は新車で販売されることは無く、ザ・ビートルの個体も減り続けることになります。

    ビートルにはコアなファンが多く、エアコンが装備されていないタイプⅠを生涯乗り続けるような熱きユーザーや、歴代のビートルを乗り継いでいるユーザーも沢山います。そのため、ザ・ビートルも状態の良いまま十数年経ったあとには、希少価値が生まれる可能性があるかもしれません。

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    ザ・ビートルが故障したら修理して車検を通すべき?それとも買い替えるべき?

    ザ・ビートルは故障しやすいクルマではありますが、それを払拭するだけの魅力も豊富なだけに、新たな故障が発生したら修理して車検を通すべきか、それとも買い替えるべきか非常に迷うところです。ここまで解説してきた故障の特徴や修理費用、中古車市場の動向などを照らし合わせて、どちらを選ぶのが賢明か考察してみたいと思います。

    ある程度の年式になったら買い替えるほうが合理的

    魅力がいっぱい詰まったザ・ビートルではありますが、ある程度の年式になったら、いっそのこと買い替える方が合理的と考えます。買い替える理由の基準となるのが、車検の際の修理費用と買取相場とのバランスです。

    修理費用が20万を超えるなら買い替えが賢明

    故障を抱えたザ・ビートルを車検に通すべく見積をとった際に、もし車検費用とは別に修理費用の合計金額が20万円を超えるようなら、クルマを買い替えた方が賢明かもしれません。

    修理箇所の内容にもよりますが、同じクラスの日本車の場合、おそらく2分の1以下の費用で収まると思います。修理費用に20万円かかるということは、2年後の車検でも同じくらいの費用がかかることはほぼ間違いなく、2年おきの車検のたびに予期せぬ修理費用を払うことも極力避けたいところですし、数年後にはクルマの買取価格よりも修理費用の方が高くなることも想定され、あまり得策とは言えません。

    三代目ゆえプレミアはつかず買取相場も下落の一途を辿る

    現在のザ・ビートルの買取相場を確認すると、この先も下落傾向にあることは間違いなさそうです。一方、初代ビートルのタイプⅠはプレミアがついて中古車市場で400万円近い価格の個体もあり、買取相場が下げ止まっているどころか、むしろ上昇傾向にあります。

    これらのことから推察するに、二代目のニュービートルの存在も考えると、三代目のザ・ビートルは当面の間、プレミアがつくような時流には乗れず、買取価格も安くなるばかりで、売却のタイミングを逃すと、全く値段がつかないようなことにもなりかねません。そのため、もし売却しても構わないという気持ちが少しでもあるなら、思い切って買い替えを選択するほうが良いかもしれません。

    ザ・ビートルを少しでも高く次の買い替え費用に充当する方法

    故障しているザ・ビートルを少しでも高値で売却して、次の買い替え費用に充当するためには、いくつかのステップを踏む必要があります。クルマの一括査定に始まり、オークション査定、さらには、どうしても値がつかないような場合も想定して、廃車専門店での売却も視野に入れておきましょう。ちなみに、故障している箇所があっても、査定価格と相殺されますので査定前に修理する必要はありません。

    下取りより「買取」を利用する

    これまでのザ・ビートルを手放してクルマを買い替えるにあたって、中古車を購入することもあれば新車を購入することもあると思います。とくに、新車に買い替えるときに、ザ・ビートルをそのままディーラーで下取りしてもらう方法もありますが、これはあまり得策とは言えません。新車を売るのが本業のディーラーの場合、値引きできない分を下取り額で補填するためにクルマを引き取っていることから、査定価格が高くなりにくいというデメリットがあります。

    一方、買取の場合は、複数の買取店に査定を依頼して査定価格を比較することができるというメリットがあり、一番高い値段をつけてくれた買取店へ売却することが可能になります。そのため、新車に買い替える場合は、下取りより「買取」を利用することを推奨いたします。

    クルマ一括査定で査定価格を比較する

    大切にしてきたザ・ビートルをできるだけ高値で売却するには、少しでも多くの買取店に査定をしてもらって複数の査定価格を比較することが何よりも大切です。そこで、手間もかからず1回のネット申込で、複数の買取店に査定依頼ができるクルマの一括査定を最初に利用されることをお勧めいたします。自宅や希望する場所まで無料で出張査定に来てくれますので、非常に便利です。

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    一括査定で納得できなければオークション査定という選択肢も

    もし、一括査定で満足のいく査定価格が提示されなかった場合は、オークション査定も利用してみましょう。オークション査定はその名の通り、クルマをオークションに出品して興味のある方に入札してもらうサービスですが、仲介業者に1度査定をしてもらうだけで、煩わしい電話営業がないのが特徴です。査定の結果を基に提携している全国の買取店が落札を競い合うことで、高値売却も期待できます。

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    値が付かなければ廃車専門店に相談する

    もし、車検に通すための修理費用が高くつくことで、一括査定やオークションで値がつかなかった場合の最終手段として、廃車専門の買取店で売却することも視野に入れておきましょう。走行距離10万km以上といった過走行車や、たとえ不動車であっても廃車処分の費用を請求されることなく買取ってもらえます。また、売却する時期によっては、1年分を先払いしている自動車税ならびに自賠責保険は、残りの期間を月割りにして還付されます。

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    フォルクスワーゲン専門の中古車店へ持ち込み売却

    クルマを最も高い価格で買取ってもらうための条件の一つに、そのクルマの価値を最もよく理解している買取店に査定してもらうことが挙げられます。クルマの価値を理解しているということは、どうしたらそのクルマを高く売れるのかというノウハウも心得ています。つまり、ザ・ビートルを少しでも高く買取ってもらうための近道は、フォルクスワーゲンを専門に扱っている中古車店にクルマを持ち込んで売却することです。正規ディーラーと中古車情報サイトが独自の基準で品質を保証した認定中古車の取り扱いも多く、クルマを買う側にとっても安心して購入できます。

    ただし、愛着があるなら乗り潰すことも悪くはない

    故障が絶えないザ・ビートル。でも、他のクルマでは味わえないこのクルマ独特の個性に魅せられ、いざ手放すとなると、相棒を失ってしまうような寂しさに駆られ、相当の勇気と一大決心が必要になります。悩みぬいても答えがでない場合は、いっそのこと乗り潰すという選択肢も考えられます。

    リペアやレストアをして生涯乗り続ける

    故障するたびに修理をし、傷や劣化が生じればその都度手を入れて直す。お金を掛ければ掛けるほど愛着も湧き、益々クルマを手放せなくなるのも当然です。これだけデザインに優れ、個性的なクルマが生産終了ともなれば、なおのこと乗り続けたくなるものです。

    今の時代は、レストアやリペアの技術が著しく向上し、20年、30年、それこそ100年と乗り続けても、新車と見間違えるほどにクルマを復元することができます。クラシックカーをまるで新車のように輝きを放ちながら走る高齢者に憧れを抱くときもありますが、これまで刻んできた思い出と共に愛車に生涯乗り続けるということは、とても素晴らしい選択肢の一つです。

    部品やパーツの調達という問題も時代が解決してくれる

    20年以上も乗り続けると、問題になってくるのが部品の調達で、本国のドイツにも在庫がなく新品の純正部品がなかなか手に入らないケースも出てきます。ただ、最近はリビルト部品といった中古車部品を再利用可能な状態に整備を行ったリサイクル部品の流通や、ヤフーオークションや廃車専門店の登場によって、昔に比べて純正部品が手に入れやすい時代になりましたが、どうしても手に入らない部品やパーツもあります。

    ただ嬉しいことに、フォルクスワーゲンには、俗に言うビートルの初代モデルのカブトムシ(タイプⅠ)やタイプⅡといった大人気のクラシックカーなど、フォルクスワーゲンのクルマを大切に乗り続けている方のために、生産が終了した部品を製造・供給するためのサポート体制があります。また、最近は3Dプリンターで絶版部品を製造するといった動きもあり、部品が手に入らないといった問題は時代が解決してくれそうです。  

    まとめ

    ほぼ毎年のようにリコールの届け出があることを考えれば、ザ・ビートルは故障しやすいクルマであると言えるでしょう。リコールの対象であれば無料で修理してもらえますが、これだけ毎年のように新たなリコールが発表されると、乗り続けることそのものにリスクが伴います。

    一方、リコールの対象だからといって、必ずしもその不具合が発生するとも限らず、メンテナンスを怠らなければ、末永く乗り続けることもできるでしょう。また、近年のレストアやリペア技術は格段に向上し、何十年保有しても新車のように乗り続けることも可能な時代ですので、生涯大切に乗り続けることも大いに賛成です。

    ただ、販売終了となったことで、手放したくないといった気持ちがより強くなると思いますが、初代のタイプⅠとは異なり三代目ということもあり、当面はプレミアがつくような期待もできず、もし大きな出費が伴うような故障を抱えて車検を通すべきか迷っている場合は、思い切ってクルマを買い替える方が賢明かもしれません。