7年目の車検費用相場は、走行距離に応じて大きく異なります。毎年平均の走行距離が1万キロを超える場合、つまり通算で7万キロを超えるような場合は様々な不具合から高額となることも。
車検を少しでも安く済ませることも重要ですが、次回までのクルマの維持費も鑑みて車検を通すかどうか決めるようにしましょう。車検費用かなり高額な見積もりが出た場合は、今後も不具合が発生する可能性もありますので、買い替えを視野に入れて検討することも大事です。
この記事では、7年目の車検費用はどのようなことに左右されるのか、そしてどの程度の費用がかかるのかといったことを軸に、乗り換えも含めて詳しく解説します。
自動車鈑金工場で高卒から10年ほど修行し、その後独立して自分の自動車鈑金工場を設立。中古車の粗悪さが許せず、中古車買取と鈑金修理を一つにしようとオークションに出入り。普通のクルマだけでなく修復歴車を落札して修理し直して販売や事故車を修復する仕事を20年程度行う。現在は財経新聞などにも記事提供を行うクルマ専門ライターとして活動中。
画像引用:ズバット車買取比較
車検費用が20万円を超えると言うことは、クルマが消耗している証です。
ここで車検を通しても9年目の車検で同額以上の費用がかかる可能性は高いため、そろそろクルマの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
クルマは7年目を過ぎると価値がガクッと下がるので、今が乗り潰すか買い替えかを決める重要なタイミング。もし買い替える場合は車検を通す前に買い替えましょう。
また、クルマは下取りに出す前に一度買取相場を調べることがお勧め。
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ある程度の価値が残っていれば今が売り時ですので、買い替えを積極的に検討しましょう!
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新車登録から7年経ったクルマの車検費用相場
新車登録から7年も経つと、普段のクルマの使い方で累積走行距離は大きく異なります。
もちろん走行距離に応じて車検費用も大きく変わります。走行距離が伸びてくると各部に不具合が生じやすくなるからです。
例えばブレーキパッドなどの消耗品が傷んでいれば当然交換しなければなりません。走行距離が伸びると消耗品交換に大掛かりな整備が伴うことも多く、車検費用は高額になることも。
逆に走行距離が短ければ消耗品も大きなダメージを受けている可能性が少なく、車検費用を抑えらるでしょう。
では、7年目の車検では具体的にどの程度の費用がかかるかを以下にまとめました。
走行距離 | コンパクトカー /コンパクトSUVクラス |
ミニバン /中型SUVクラス |
大型ミニバン /大型SUVクラス |
---|---|---|---|
1年平均1万km未満の場合 | 70,950円~ | 95,540円~ | 103,650円~ |
1年平均1万km以上2万km未満の場合 | 100,950円~ | 125,540円~ | 133,650円~ |
1年平均2万km以上の場合 | 150,950円~ | 175,540円~ | 183,650円~ |
※実際の整備費用が相場よりかからない場合は、この相場料金より安いこともあります。
重量税 | 自賠責保険 (24か月) |
検査手数料 | 法定費用合計 | |
---|---|---|---|---|
軽自動車 | 6,600円 | 21,140円 | 1,100円 | 28,840円 |
車両重量1.0t未満 (フィット、アクアなど) |
16,400円 | 21,550円 | 1,100円 | 39,050円 |
車両重量1.0t以上1.5t以下 (プリウス、シビックなど) |
24,400円 | 21,550円 | 1,100円 | 47,050円 |
車両重量1.5t以上2.0t以下 (ノア、セレナなど) |
32,800円 | 21,550円 | 1,100円 | 55,450円 |
車両重量2.0以上2.5t以下 (ランクルなど) |
41,000円 | 21,550円 | 1,100円 | 63,650円 |
- エンジンオイル
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):4000円~
- エンジンオイルフィルター
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):2000円~
- ラジエター液
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):5000円~(全量交換した場合)
- ブレーキフルード(ブレーキオイル)
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):4000円~
- ATフルード(ATF)
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):6000円~
- バッテリー
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):1万円~
- エアクリーナー
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):3000円~
- ブレーキパッド
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):1万5000円~(4輪交換した場合)
- タイヤ
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):4万円~(4輪交換した場合)
- スパークプラグ
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):5000円~
- ワイパーブレードゴム
- 交換費用の目安(消耗品など部品代+交換工賃):2000円~
1年の平均走行距離が1万km未満の場合は「約7万円〜10万円」
走行距離が少なければ、それだけメンテナンスする必要もなくなりますから、普段の整備費用も安く済ませられるはずです。例えばオイル交換を例にとって説明すると、通常5,000kmに1回の割合で交換するので、1年に2回オイル交換するだけで済みます。
次に走行装置ですが、1年1万km走行したクルマの場合、すでに走行距離は7万kmを超えています。しかし、1年5,000km程度のクルマの場合では、その半分の走行距離3万5,000kmです。よって、走行距離から判断して、なんとなく交換部品が少ないであろうことが想像つくでしょう。
そのため、1年で1万km未満であれば、それほど大きな整備費用が発生することはないと考えられます。
例として、ミニバンクラスのセレナやノア/ヴォクシー辺りであれば、車検にかかる法定費用が5万5,540円~そして車検基本整備費用が20,000円前後の合計7万5,540円~が車検スタート価格です。そこに、7年目としての整備費用が1万円~2万円程度上乗せされ、8万5,540円~9万5,540円程度が平均的な相場となるでしょう。(ただし実際には、クルマを分解して整備点検する必要がなければ実質的な修理金額がかからないことと、車種により重量税が異なるので、上記の金額に当てはまらないことがあります。)
1年の平均走行距離が1万km〜2万km未満の場合は約「10万円〜13万円」
1年で2万km近く走行するクルマと、1万km程度を走行するクルマとでは、7年後の走行距離が倍近く変わります。しかし、実際に整備する内容としては、10万km程度を境にかなりの部品を交換するので、1年で1万Km以上2万km未満のクルマでは、さほど車検内容が変わらないことが多いです。
というのも、1年で1万kmを7年間と仮定して算出すると、すでに7万kmを超えていますので、この7年目の車検で、だいたいの消耗部品の交換を行うことになります。そして1万9,000kmのクルマの場合は、7年間で13万3,000kmの走行距離を超えており、すでに10万kmを超えていることから、7年目の車検までに多くの部品を交換していることでしょう。そのため、この開きにそれほど違いがありません。
走行距離が7万kmを超えたことによって、必要になってくる交換部品として想定されるものは、多くの場合は足回り(クルマのサスペンション全体)に関する部品になるでしょう。足回りの構成部品には、人間の間接のような役目をする接続部品が多数使用されており、これらの部品が交換時期になっている場合や異音が発生して故障していることが多くあります。
ここで、ミニバンのセレナ、ノア/ヴォクシーを一例として、おおよその車検費用を紹介します。法定費用と基本車検整備費用は7万5,540円スタートと変わりませんが、追加整備が複数発生する可能性があります。ただし、それほど大きな整備になることは少ないので、基本的に5万円前後の追加整備費用で済むことが多いです。そこで、このクラスの平均的車検費用は13万円前後であることが多いと推測できるでしょう。
1年の平均走行距離が2万km以上の場合は約「15万円〜20万円」
1年で2万km以上走行する人の場合は7年経過する頃には20万kmを超えることも珍しくないでしょう。こうした過走行車は、逆に普段から整備をきちんと行っていることが多いので、車検時は特に大きな出費とならないケースもあります。
しかし、常日頃からの整備を疎かにして、車検の時期が来るまで数年もの間ずっと点検していなかったクルマの場合、普段の何気ない車体からの異音や振動などといったエンジン不調などのサインを見逃していることが多く、車検時に思いもよらない高額な見積もりを出されることがあります。
ちょっとばかり大げさですが例として挙げると、5年目までユーザー車検を行い、特に整備を行わず7年目に20万km近い走行距離のクルマがあったとします。通常は、それまでに何らかの問題が発生して整備を行いますが、運が良いことに大きな整備がなかったと仮定します。
そのようなクルマの場合、7年という年月と過走行によってクルマにダメージを蓄積しており、一気に故障が頻発する可能性が高くなります。どのような故障が多発するかというと、冷却水の漏れやオイル漏れなどのような、かなり高額整備となる故障が多いでしょう。
これらの故障に消耗品などの交換が重なれば、先ほどの事例と同様にミニバンのセレナやノア/ヴォクシーと仮定した場合、車検費用が総額で20万円を超えることも珍しくありません。
このように、走行距離が伸びるほどクルマの不具合は発生しやすくなり、車検費用も高額になりがちだということを覚えておきましょう。
もし20万円を超える車検費用が見積もりで出た場合は、クルマもだいぶ消耗している可能性が高いです。ここで車検を通してもまた9年目車検で同じかそれ以上の車検費用がかかる可能性が高いので、思い切って買い替えを検討するのも悪くない選択肢です。
ちなみに7年目を過ぎるとクルマの価値はかなり落ち込みます。下取りや買取に出して買い替えるか、乗り潰すかを判断する分岐点となるのが7年目車検の時期ですので、クルマの状態を加味して買い替えるか乗り潰すかを検討するようにしましょう。
※車検を通すか乗り潰すかの判断基準については「車検を通すのと買い替えるのはどっちがお得?ランニングコストからみた合理的な判断基準を紹介!」で詳しく解説しているので、合わせてこちらの記事もご覧ください。
車検を通すのと買い替えるのはどっちがお得?ランニングコストからみた合理的な判断基準を紹介!7年目の車検費用を安く済ませる方法3つ
7年目を迎えるクルマを所有するユーザーが気にしているのは、車検費用を抑える方法ではないでしょうか。7年目で車検を取って8年目を迎える時には乗り換えを予定している人や、7年目のクルマにそれほど整備費用を掛けられないという人もいるでしょう。
車検費用を抑える方法はいくつもありますが、その中で一般的な方法としては以下の4つがあります。
- 格安車検を選ぶ
- ユーザー車検を行う
- 違う車検取得方法を検討してみる
- お世話になっている店で車検に出す
①格安車検を選ぶ
車検業者は非常に多くありますが、車検を業者に依頼する方法で一番安いのが車検代行を行っている業者です。
車検代行業者は、基本的に保安基準を適合させて車検を通すことに特化しているので、余分な整備を行いません。また、陸運局に業者が持ち込み検査をしていることも多く、整備振興会などを介さずに車検を取ることができるので、コストを安く抑えることが可能なことから、かなり破格な値段で車検業務を行っています。
ただし車検代行業者は、保安基準で定められたクルマの部品以外は手付かずなので、車検時に保安基準以外の部分をついでに修理してもらうことは、かなり難しいことがあります。例えば、エアコンの調子が悪いとかナビが壊れているといった、保安基準に関係ないの修理にはほぼ対応していないことは覚えておきましょう。
【豆知識】車検はどこで受けるのが安いのか?
車検費用はそれぞれ異なった整備料金を決めているためどこの業者で行っても同じではありません。
そこで各サービス提供者の特徴や値段の高さを簡単にまとめてみました。
A.カーディーラーでの車検・・・高め
カーディーラーも、格安車検が登場し始めた20年程度前に比べると価格は安くなってきています。それでもカーディーラーは車検を専門に行うショップに比べてかなり高いのが実情です。
これは、ディーラーごとに定められた点検項目と交換部品に関する指標が決められているからです。例えば、ブレーキに関する部品にブレーキパッド(摩擦の力でクルマを止める部品)がありますが、まだ使えるブレーキパッドもディーラーでは予防整備として交換します。また、油脂類も2年に一度強制的に交換されることが多く、こういった整備費用の積み重ねで車検費用の総額が高くなる傾向があります。
しっかりと整備してくれる分、安心度は高い
しかしながら、クルマを次回の車検まで安全に使用したい人であれば、ディーラー車検はかなり優秀と言えるでしょう。
ディーラーが優秀と言われる理由は、自社のクルマなので消耗品の交換時期や交換手順がマニュアル化されていることが挙げられます。また、ディーラーでは、独自基準を設けた点検方法を行うことで、次回の車検まで安心して乗れるクルマになるよう整備しているからです。
このように、ディーラーでは他の車検業者では真似できない独自のサービス体制を敷いていますから、クルマのウィークポイントを的確に修正して貰えます。
もちろん、想定外の故障が生じる可能性もゼロではありませんが、できるだけ手厚く整備をしてもらいたいという人にとってはおすすめの選択肢となるでしょう。
B.街の整備工場などで車検・・・安め〜高め
街の自動車修理専門業者は車検業務を主な業務内容としているところが大半です。
整備費用はカーディーラーと殆ど変わらないことが多いですが、最近は格安車検の煽りを受けて、車検費用を安くする業者も増えてきました。
自働車修理工場の多くは、以前に新車ディーラーで整備をしていた人が独立して経営していることが多く、整備内容も新車ディーラーに準じた内容で行っていることが多いことも特徴のひとつ。要するに車検後の安心感はディーラー並みに高いと言えます。
また、車検基本整備費用を格安車検並みに安く設定している業者も増えています。しかも、格安車検では含まれない整備も基本整備で済ませてくれることがあります。安心感に加えて、ある程度の車検費用の安さを求めるならば、街の整備業者を選択に加えても良いでしょう。
C.カー用品店で車検・・・高め
カー用品店は、広告などで車検基本料金だけを見せることで、車検が安く済ませられるように見せかけています。
しかし、車検は車検基本整備料金に含まれない整備が必要となることが多く、さらに7年経過したクルマはカー用品店の広告にある車検基本料金で終わらせることは非常に難しいのが実情です。
また自社で整備できない故障は、他の整備業者に委託することも少なくないので、そういった場合には、かなりの高額請求になることもありえるでしょう。
D.車検専門店での車検・・・安め〜高め
車検専門店では、保安基準に適合させる整備に特化した技術を持ち合わせています。よって、車検整備をなるべく安く済ませて、ある程度の安心感を得たいのであれば、7年目の車検に出すのはお勧めです。
また車検専門店では、「車検の見える化」を実施している店舗も多く、実際にユーザーに交換する部品を選ばせる方法で、車検代を安く済ませるサービスを実施していることもあります。
これはどういうことかというと、クルマのパーツの消耗品の中には、まだ使えるけれど次の車検までにはギリギリ厳しいパーツもあります。その一番の例としてはブレーキパッドが挙げられますが、このブレーキパッドの減り具合が次の2年後の車検まで微妙なことがあります。次の9年目となる車検時に乗り換えを検討される予定があるなら、そういった無駄な整備を省略できるということです。
そして、車検専門店でも「しっかり整備」といった商品を用意されていることが多いので、7年目のクルマで車検後の走行に不安があるなら、「しっかり整備」を選ぶのも良いでしょう。
②ユーザー車検を行う
2つ目の車検費用を浮かす方法は、自分で陸運局にクルマを持ち込み車検を取得する方法です。この方法が車検を究極に安くする方法であり、保安基準に適合しない部分がなければ、法定費用のみで車検を終わらせることが可能です。
ただし、保安基準に適合しなければ、当然修理や調整の必要が出ます。
しかし、基本的に直ぐに調整できる部分は、陸運局の近くにテスター屋と呼ばれるお店があり、そこに持ち込めば安価で調整してもらえます。また修理に関しても、自動車修理工場にその部分だけ修理依頼するだけで済むので、トータルでかなり安く車検を済ますことが可能でしょう。
少し古い動画になりますが、ユーザー車検についてはこちらの動画が参考になります。流れや検査項目のイメージに役立ててください。
ユーザー車検は最寄りの陸運支局で予約する必要がある
ユーザー車検は、車検を受けたいからと陸運局にクルマを直に持ち込んでも、即日のうちに車検を受けることはできません。ユーザー車検を受けたい場合は、最寄りの陸運局に予約する必要があります。
車検予約は、国土交通省の「独立行政法人自動車技術総合機構」のホームページから新規登録して予約することが可能です。登録の際に、自分の希望する日時を選んで予約すれば予約番号が発行される仕組みです。この予約番号がなければ、ユーザー車検を受けることができません。
→新規登録・車検予約はこちらから(独立行政法人自動車技術総合機構公式サイトへ)
初めてで不安でも運支局で事前見学が可能
ユーザー車検は、誰でも検査を受けることができます。とはいえ、初めての場合は手順がわからず何をすれば良いか迷うことでしょう。
そこで、お勧めなのが事前に陸運局に出向いて検査ライン(クルマを検査するレーン)を見学することです。見学に予約の必要はなく、近くにいる検査官に見学したいことを告げれば、見学場所を案内してくれます。
見学場所には検査手順が細かく案内されており、そこで予習することによって、本番の検査の不安を払拭できるはずです。また、実際に検査を行っている風景を見ることができるので、検査が上手くいかない場合の対処法なども、そこで学ぶことができるでしょう。
③違う車検取得方法を検討してみる
車検見積もりで高額な金額を提示された場合、他の店舗で見積もりしてみるのも良いでしょう。
車検を取得する業者の数は非常に多くあり、全ての業者で見積額は異なると言っても過言ではありません。しかも、同じ車検専門チェーン店であっても車検金額に差が出ることもあります。
これは、お店ごとで営業方針が異なるからで、車検基本整備料金が同じであっても、含まれる整備内容が大きく異なることと、基本整備以外の整備費用の中の工賃に差があるからです。
面倒ではありますが、複数のお店で見積もりをとってみると、安く対応してくれるお店を見つけられるでしょう。
もし複数店で見積もりをとってみたい方はこちらのページからお近くの車検対応店を探してみてください。
④お世話になっている行きつけの店で車検に出す
7年目のクルマを車検に出す時に、馴染みの修理工場に依頼している人も少なくないと思われます。
付き合いがある修理工場は、人間で言えば「かかりつけの病院」なので、よほどのことがない限り高い車検代になっても、その後の維持費はかからないよう万全の点検修理をしてもらえるでしょう。
つまり、一見車検代は高くても今後の維持費等を考えればトータルで安くなるような提案をしてもらえるということ。
そのため、お世話になっている整備工場で車検を進めるのも有りです。
7年目の車検費用の見積もりが高くなった場合は買い替えも視野に入れよう
新車から7年経過したクルマで、車検費用の見積もりが高額となった場合、買い替えを視野に入れて検討するのも有りです。
どれだけ高くなったら買い換えを考えれば良いのかといった基準ですが、基本的に、ユーザーが高いと感じて悩みが発生した時が買い換えを考える時です。しかし、本来買い替えにかかる費用は高額なので、クルマを乗り続けるなら車検費用のほうが安いことが多いでしょう。
ここで、7年目の車検費用が高額だからと整備費用を安く抑えてしまえば、結局は後々において故障などに見舞われ、維持費が車検時の整備費用よりかかることになるでしょう。挙げ句の果てに、車検費用が高額でも車検を取ったほうが安かったなんてことも、よくある話です。
そこで、どこを基準に車検を取るか買い替えをするかですが、概ね車検費用が20万円の大台を超えた場合は、そろそろ買い替えを検討したほうが良いでしょう。その理由としては、20万円を超えるような車検費用がかかるということは、それなりに大きな整備費用が発生しています。ということは、他の部品もかなり危険な状況にあることは否めません。つまり高額な車検費用を出しても、その後も大きな修理費用が待ち受けている可能性があるからです。
このことから、新車であれば故障の心配はありませんし、中古車でも今より年式が新しいクルマであれば、故障は断然少なくなるので維持費を抑えられます。
【クルマを7年で買い替えるメリット・デメリット】買い替えるか乗り続けるかを判断するポイントも解説買い替えの場合は下取りに出す前に買取相場をチェック!
買い換える場合は、下取りや買取に出す前に自分のクルマの買取価格を調べておくことを強くお勧めします。
というのも、下取り価格は買取価格と比べるとどうしても低くなってしまう傾向にあるからです。
ディーラーに下取りに出すことでクルマの引き取りから購入手続きまでワンストップで手続きをしてもらえるので手間がなく便利ではありますが、少しでも今のクルマを新車購入資金に充てたいと言う場合は買取価格もみてみることをお勧めしています。
もちろん下取りに出すことがダメなわけでなく、あくまでニーズにあった方を選択すればいいだけのこと。ただし、提示された下取り価格が妥当なのかどうかを判断するためにも、買取相場は把握しておいた方がいいでしょう。
以下に紹介している「ナビクル」はネットで簡単にクルマの買い取り相場を調べられるサービスです。今の自分のクルマがどれぐらいの価格で引き取ってもらえそうか調べるためにも、一度買取相場を調べておきましょう。
下取りに出すのはもったいない?お得にクルマを買い替えるなら買取店の査定額も必ずチェック!まとめ
車検費用は、新車登録から7年目ともなれば、車検費用も高額となることが予想されます。安く車検を取得する方法もありますが、買い替えを選択肢に入れて検討することも必要です。
7年目となると、消耗品の交換部品点数も増えてくることから、店舗により車検費用の金額に大きな差が生まれることがあります。そこで、車検費用を多くの店舗で見積もりして金額を比べるのも大事ですが、整備内容の比較や次回の車検まで問題なく走行できるかも確認して車検を受けるように心がけると良いでしょう。