【エンジンの修理費用相場まとめ】修理費を安く抑える方法と買い替えが良いかの判断基準を紹介!

【エンジンの修理費用相場まとめ】修理費を安く抑える方法と買い替えが良いかの判断基準を紹介!

エンジン故障は、走行中に起きることが多く見られますが、故障すればレッカー代など些細なことに思えるほど、多額な修理費用の見積もりを提示されることがほとんどです。しかし、エンジン修理といっても故障の度合いによって修理方法が異なるので、修理費用にも1万円から100万円以上と大きく幅があります。そこで、エンジン修理にどのような方法があるのか、そしてエンジン修理費用相場はいくらぐらいか詳しく解説します。

もくじ

エンジン修理費用の相場は1万円~100万円以上

車の中でエンジン故障は致命的な問題となりオーナーを悩ませます。しかし、クルマを使う必要がある人にとっては、何としても修理して早く使用できるようにしたいと考えることでしょう。

一般的に、クルマの修理費用は、クルマの種類やエンジンの種類、そして年式などに左右され、また同じクルマであっても故障の程度で修理費用は大きく異なります。

そこで、クルマのエンジンが故障したら一体いくらぐらいの修理費用になるか、症状や修理の方法の違いで解説します。

センサー類の故障なら1万円~10万円程度

現代のクルマは、コンピュータによってきめ細かくエンジンが制御されています。このコンピュータ制御のエンジンは1980年代から広く普及し始めており、エンジンコントロールユニット(ECU)と呼ばれています。

このECUは、エンジン各部に取り付けられているセンサーからの情報を元に、エンジンが最適な燃焼を行えるよう制御し、またエンジンが壊れないようにしています。そのセンサーが一つでも故障すると、エンジンは本来の性能を発揮できないばかりか、エンジンがスタートしないこともあります。

これらのセンサーは、部品価格もそれぞれ異なることと、取り付けられている位置も交換が簡単な場所から手間取る場所まで幅広くあります。

そして、現代のクルマはOBDⅡと呼ばれる外部診断用コネクターが備え付けられており、そこに整備工場で診断機を繋ぐと、どの部分が故障しているかわかる仕組みになっています。よって、センサー類の故障であれば比較的短時間で安く修理が可能です。

ただし、一般的にディーラーなどでエンジン故障診断を行うと、テスターを繋いだだけで3,000円程度の診断料が相場です。また、少し古いクルマでOBDⅡではなく、規格の古いOBDのコネクターだと5,000円程度請求されることも珍しくありません。

この診断は、故障がどこにあるのかを見つけるだけの診断であり、センサーの取り換え工賃やセンサー代金は含まれないので注意が必要です。

例えば、エンジン故障で多いのがO₂センサーですが、この部品の役割は、排気ガス内に残留する酸素濃度を測っています。故障するとインパネ内にエンジンの形をした警告灯が点灯し、燃費悪化やアイドリング不調などが発生します。

そして、このO₂センサーは部品だけで1万円程度から、そして交換工賃を含めても3万円以下で修理が可能です。

このほか、安く修理できるセンサーで故障頻度が多い部品では、ノックセンサーというパーツがあります。これは、エンジンの異常燃焼によるノッキング(異音や異常燃焼が発生する症状)を検知しているパーツですが、故障するとECUが常にノッキングしていると判断し、エンジンがスムーズに吹け上がらなくなることもあります。

このノックセンサーは軽自動車の場合は交換工賃を含めて1万円程度から、普通車でも2万円程度からと、エンジン故障の中ではかなり安く修理ができる故障です。

この他に、エアフロセンサーと呼ばれる空気の量を測るセンサーなど、故障するとエンジン始動できないセンサーもあり、エンジンが全く動かない故障でも、実はセンサーだけの交換のみの比較的安い修理で済む故障も少なくありません

本格的な故障であれば30万円〜100万円以上

エンジン故障で深刻なのは、エンジン内部に大きなダメージを負ってしまう故障です。エンジン内部は様々な部品で構成されており、どれを交換するにしても数十万円以上の修理費用を覚悟する必要があるでしょう。

また、エンジン内部の故障でも、エンジンをクルマに載せたまま修理できる場合と、エンジンをクルマから降ろさなければ修理ができない故障や車種があるので、作業方法によっても修理金額は大きく異なります。

エンジン載せ替え修理の場合は30万円〜100万円以上

エンジンが故障した場合、高額な修理費用となるのがエンジンの載せ替えによる修理です。このエンジン載せ替えとは、故障したエンジンをクルマから降ろし、新しいエンジンをクルマに取り付けることですが、それには非常に多くのパーツを取り外さなければなりませんから、工賃も非常に高額となります。

ただし、エンジン載せ替えの場合は、載せ替え工賃には同じ大きさのクルマであればさほど違いがなく、大きく金額が変わるのはエンジン本体の値段です。

また、古いクルマのエンジンは新しいクルマより安く購入できますが、最新のエンジンは技術の進歩からエンジン単体の価格が高いことが多く見られます。また、同じ車種でも高性能エンジンを搭載しているとエンジン単体価格は下位グレードのエンジンより大幅に高くなります。

そこで、一般的なエンジン載せ替え工賃と、リビルトエンジンのおおよその価格を表にまとめてみました。

エンジン載せ替え工賃相場
車輛クラス代表車種2WD4WD
軽自動車/コンパクトカーアルト/タント/ジムニー/ビッツ/フィットなど90,000円~100,000円~
3,000ccまでのセダンクラスマークX/カムリ/スカイラインなど110,000円~130,000円~
3,000cc越えセダンクラスクラウン/セルシオ/フーガなど120,000円~150,000円~
ミニバン/SUVセレナ/ステップワゴン/ヴォクシーなど140,000円~180,000円~
ワンボックス/大型SUVエルグランド/アルファード/ハイエースなど150,000円~180,000円~
リビルトエンジン相場
車輛クラス代表車種リビルトエンジン相場価格
軽自動車/コンパクトカーアルト/ジムニー/タント/ビッツ/フィットなど100,000円~300,000円程度
3,000ccまでのセダンクラスマークX/カムリ/スカイラインなど150,000円~400,000円程度
3,000cc越えセダンクラスクラウン/セルシオ/フーガなど300,000円~
ミニバン/SUVセレナ/ステップワゴン/ヴォクシーなど200,000円~
ワンボックス/大型SUVエルグランド/アルファード/ハイエースなど500,000円~

この表でご紹介したリビルトエンジン価格は、あくまでも目安です。リビルトエンジンの状態により、ここにあげた相場より高いこともあります。

ミドルクラスのエンジン修理費用相場は50万円以上

ミドルクラスの車種には、セダン、ミニバン、そしてSUVなど幅広く存在しますが、そのほとんどのクルマでエンジンを載せ替えで修理する場合に、リビルトエンジンを使用すると工賃込みで50万円以上することがほとんどです。

特に、排気量が2,000ccを超えるようなエンジンを搭載していると、エンジンの種類にもよりますがリビルトエンジンだけで50万円以上することもあるので、エンジン載せ替えはミドルクラスといえどもかなりの高額な修理費用となるでしょう。

コンパクトカークラスのエンジン修理相場は50万円以下

1,000cc以下のコンパクトカーの場合、工賃も10万円程度が相場ですから、安いリビルトエンジンが見つかれば50万円以下での修理も不可能ではありません

しかし、コンパクトカーでも高性能エンジンを搭載している車種の場合は、リビルトエンジンだけで50万円以上することもありますから、コンパクトカーだからエンジン載せ替えが安く済むと考えると、高額な見積もりに驚きを隠せなくなります。

高性能エンジンとは、同じ車種でも高出力のエンジンを搭載している車種で、グレードが一様に上級グレードであることがほとんどです。

軽自動車のエンジン修理費用相場は30万円程度

軽自動車のリビルトエンジンは非常に多く市場に出回っており、タイミングよく安いリビルトエンジンに出会うことができれば、工賃込みで30万円以下での修理も不可能ではないでしょう。

しかし、軽自動車はもともと車両価格が安いので、30万円以下で修理が可能とはいえ、同じ車種の中古車が30万円程度で販売されていることもあることから、決して安い修理費用とは言えないのも事実です。

高級車や輸入車は修理費に100万円以上かかることも

国産高級車やスポーツカーといったクルマおよび輸入車の場合は、エンジンを載せ変える費用が100万円を超えることも珍しくありません。特に、高性能エンジンを搭載したモデルは、輸入車だけでなく国産高級車に多く見られますが、リビルトエンジンの流通はほとんどありません

高級車や輸入車でリビルトエンジンがほとんど流通していない理由には、そもそもクルマ自体の流通量が一般大衆車にくらべて格段に少ないことが挙げられます。そして、高級車や輸入車を乗られている方のほとんどは、エンジン故障した場合に乗り換えを選択することが多く、それが理由でリビルトエンジンの需要が少ないことも起因しています。

そこで、高級車や輸入車でエンジンを載せ変えることを選んだ場合は、中古エンジンを探すことが多くなるでしょう。ただし、中古エンジンでも50万円以上することも珍しくなく、しかも中古エンジンを載せる前に整備工場などでは厳しくチェックをするので、さらに工賃が加算され100万円を超えてしまうのが普通と言えます。

エンジンを搭載したままでも工賃10万円~15万円程度+部品代がかかる

エンジン修理は、エンジンを搭載したまま修理することも可能です。ただし、エンジン修理方法はエンジン故障の度合いによって決まるので、全ての故障がエンジンを搭載したまま修理できるとは限りません

特に、エンジンを搭載したままの修理費用は、多くの部品を外すため工数が増えることが予想されるので、リビルトエンジン価格が安い場合は載せ替えを選択したほうが安くなることも多いでしょう。

また、最近多くなってきているターボエンジンの場合は、エンジン本体の故障ではなくターボチャージャーの故障も考えられます。この他にもエンジンの冷却水を循環させるポンプの故障といった、エンジンに取り付けられているその他の部品の故障が多く見られ、相場的には工賃10万円~15万円+部品代といった修理が多くなります。ただし、中には数万円の工賃で済むこともあります。

そこで、エンジンを搭載したままの修理費用相場を以下の表にまとめてみました。

修理内容概算修理費用
エンジンヘッドガスケット交換部品代と工賃込みで15万円前後~
オイル漏れ修理オイルシール交換2万円前後~
1,1オイルパン交換2万円から3万円前後
ターボチャージャー交換5万円~20万円前後

※オイルシールとは、エンジンの回転を外部に伝える部分に装着されているオイル漏れを防ぐ部品。
※オイルパンとは、エンジンオイルを貯めておくエンジンの一番下にある一種の蓋。

ターボチャージャー交換費用に大きな差があるのは、ターボチャージャーの大きさやエンジンからの脱着の難易度が異なるからです。また、高性能エンジンに搭載されるツインターボでは、30万円を超えることもあります。

エンジンを降ろす必要があるかは修理方法によって変わる

エンジンをクルマから降ろして修理するかしないかは、整備工場の修理の仕方で大きく左右されます。

例えばエンジン上部には、ヘッドガスケットと呼ばれるエンジンの上部と下部を繋いでいる間に装着される、いわゆるガスケットが装着されています。

このヘッドガスケットの交換はエンジンを降ろさずに修理することも可能ですが、整備性が悪いと感じる整備工場では、エンジンを降ろして修理される場合もあります。

エンジンを大きく分解しなくても済むなら搭載したままの修理が可能

エンジンを降ろさずに修理する場合は、エンジンを降ろさなくても故障した部品が交換できる場合です。しかし、一般整備工場でエンジンを搭載したまま修理できる場合でも、ディーラーではエンジンを降ろさなければ修理できないということも少なくありません。

ディーラーでは修理にマニュアルが用意されており、故障した部品を交換する場合にエンジン脱着の指示がマニュアルにあると、ディーラーではエンジンを降ろして作業することになります。

しかし、街の修理工場では臨機応変な修理が可能なので、エンジン脱着なしで同じ修理をすることが可能なことも少なくありません。

整備性の悪いクルマとエンジンを大きく分解する時は降ろす必要がある

エンジン修理で整備性が悪い場合は、街の整備工場でもエンジンを降ろして修理することが普通です。特に最近のクルマのように、エンジンルームに手が入るスペースがないようなエンジンの場合は、作業性が悪いのでエンジンを降ろすことが多いと言えるでしょう。

このような整備性の悪いクルマの代表車種は、ワンボックスタイプのクルマです。ワンボックス車はシート下にエンジンが搭載されているので、どうしてもエンジン修理にスペースがありません。そのため、軽自動車、普通車を問わずエンジンを降ろしての作業が多くなります。

エンジン修理費用をできるだけ安く抑える方法7つ

エンジン修理は、大きな出費が伴うことを説明してきました。しかし、エンジン修理を安く抑える方法もあります。

その方法には以下の7つの方法があります。

  • エンジンを降ろす必要があるのか詳しく整備工場に聞く
  • 中古部品やリビルト部品で修理してもらう
  • ローンやクレジットカードで支払う
  • 銀行のマイカーローンを使う
  • 自動車保険を使う
  • 新車保証を使う
  • 中古車で購入している場合は保証継承しているか確認

①エンジンを降ろす必要があるのか詳しく整備工場に聞く

エンジンが故障して修理を依頼したときに、エンジンを降ろす必要があると言われた場合は、修理方法を納得がいくまで聞いてみることが重要です。

それは、エンジン修理でエンジン脱着が増えてしまうと、それだけで10万円以上も費用に差が生まれてくるからです。そこで、なぜエンジン脱着が必要なのか、そして故障した箇所を修理するには絶対にエンジンを降ろさなければ修理ができないか聞くことです。

修理工場の中には、本来エンジン脱着の必要がない修理も、エンジンを降ろして修理したほうが修理しやすいことを迫ってくることもあります。

エンジンを降ろす必要があると言われたら他の整備工場にセカンドオピニオンを聞いてみる

エンジンを降ろす必要があると言われ、どうしても修理に納得ができない場合は、他の整備工場に問い合わせしてみることも視野に入れてみましょう。

整備工場は、ディーラーや一般整備工場も含めて街には多くあります。そのすべての整備工場に聞くことはありませんが、整備工場によっては整備方法が異なることも少なくありません。また、ユーザーの意見を尊重する整備工場も少なからずありますから、修理費用に納得ができない時には少しでも多くの整備工場に聞いてみましょう。

②中古部品やリビルト部品で修理してもらう

エンジン修理で費用を抑える方法として有効なのは、部品代を安くすることです。特にエンジン故障のような部品が高額になるような修理では、工賃より部品代が占める割合が多いからです。

そこで、部品代を安くするには、中古部品やリビルト部品を使うことが有効です。確かに、新品部品で修理すれば、長く使用できることは確かです。しかし、エンジンだけ新しくしても、同じ時期に組み立てられた他の部品の寿命とのバランスを考えなければ、高い買い物になってしまうだけです。

ディーラーや修理工場に交渉すればリビルトエンジンや中古エンジンを手配してくれる

エンジン修理の見積もりを依頼する前に、できるだけ安く修理を済ませたいのであれば、事前に修理工場に中古部品やリビルト部品で修理をしたいと伝えると良いでしょう。

通常、ディーラーでも一般の修理工場でもリビルト部品での修理は可能ですから、オーナーが希望すればリビルト品で見積もりを提示してくれるはずです。また、リビルト品より安い中古部品での依頼もできるので、併せて聞いてみることです。

ただしディーラーの中には、リビルト品の取り扱いがあっても中古部品の手配ができないこともあります。そんな時には、自分で中古部品を手配してディーラーに直送する方法もあります。

一般的に、ディーラーや整備工場でリビルト品や中古部品を手配すると、部品代に利益を乗せていることがほとんどなので、自分で手配したほうがさらに安く修理依頼することが可能です。また、中古部品やリビルト部品は、販売会社でディーラーや修理工場への直送が基本としていることも多いので、部品をディーラーや整備工場に直送しても良いか不安に思う必要はありません。

ただし、リビルト部品や中古部品を直送する時には、必ず依頼するディーラーや整備工場に、どこからどんな部品が直送されるか連絡を入れるようにします。

自分で部品を購入するには、車検証があれば誰でも簡単に購入できます。購入方法も最近では詳しくネット上で記載されていることがほとんどなので、誤発注の危険性はほとんどないでしょう。

工賃より部品代が高い場合は中古部品で修理できないか聞いてみる

エンジン修理の見積もりで、部品代が高い場合は素直に部品を中古部品等に変更できないか聞いてみることです。

しかし、エンジン載せ替えが必要な修理となれば、数十万円の修理費用が掛かることから、ディーラーを含めた整備工場から修理についての相談の連絡が来るでしょう。

特にディーラーでは、見積もりに新品部品を計上してくることがほとんどな上、一般整備工場より工賃のレバーレート(時間当たり工賃単価)が高いので、修理金額はかなり高額となることが多いでしょう。そこで、ディーラーに修理依頼していたとしても、自分で中古部品やリビルト部品の調達が可能かどうかも併せて聞いてみることをお勧めします。

ただしエンジン修理では、どうしても新品部品でなければ修理不可能となる場合もあるので、全ての部品が中古部品やリビルト部品に置き換えられるわけではありません。もし、ディーラーや整備工場で中古部品やリビルト部品は使えないと言われたら、修理後の安全使用を考えて素直に引き下がることも重要です。

③ローンやクレジットカードで支払う

エンジン修理では、いくら中古部品やリビルト部品を使用しても修理費用が高額となることは避けられません。数万円程度であれば何とか工面することも可能でしょうが、それが数十万円や100万円を超える修理費用となっては、支払方法で思案する人も多いでしょう。

そこでエンジン修理金額の支払いで困ったら、ローンやクレジットカード払いも一つの選択肢です。一般的に、自動車整備では現金一括払いが基本と思っている方も多いですが、多額な修理費の支払いにローンを用意している整備工場も少なくありません。

また、ローンを取り扱っている整備工場であれば、クレジットカード払いに対応していることも多いので、ローンが嫌であれば自分の持っているクレジットカードを使用して支払うことも可能です。

④銀行のマイカーローンを使う

エンジン修理費用が高額となった時に、自動車整備工場の全てがローンを用意しているわけではありません。そんな時には現金払いとなってしまいますが、数十万円のまとまった資金を用意できなければ修理依頼することもできません。

そこで、修理費用を工面する方法としてお勧めなのが、銀行で斡旋しているマイカーローンを使用する方法です。

マイカーローンは銀行ごとで内容は異なりますが、基本的にクルマの購入だけでなくクルマに関することであればローンが組める仕組みとなっています。その内容としては、クルマの用品購入から免許取得、そして当然ながらエンジン故障による修理費用もローンを使用することが可能です。

マイカーローンであれば、貸付金利が非常に安いことで知られているので、金利の高いカードローンなどを使用する必要がありません。

⑤自動車保険を使う

自働車が故障したときに使える保険として、自動車保険の車両保険が思い浮かぶ人も多いでしょう。しかし、エンジン故障で自動車保険を使用することは基本的にできません。自動車保険は、不慮の事故に対して補償することが目的だからです。

もちろん、事故などの外部要因が原因でエンジン故障と損害保険会社が判断すれば、エンジン故障修理は保険適用になります。

そこに2019年から故障運搬時車両損害特約を設ける損保会社が出現しました。非常に難しい名前ですが、簡単に言えば今まで保険で賄うことができなかった走行中にクルマが故障したときに使用できる保険です。

ただし保険を使用するには、走行不能となりレッカーまたは牽引された場合に支払いされますが、事前にレッカーされることを保険会社に伝えなければなりません。

⑥新車保証を使う

クルマを新車で購入すると、保証期間であれば無償で修理してもらえるサービスが用意されています。これは新車で購入したオーナーにとっては嬉しいサービスですが、保証内容を詳しく知っている人は意外に少ないのではないでしょうか。

各自動車メーカーでは、一般保証と特別保証の2種類が用意されており、2つのうちエンジン故障にかかわる保証は特別保証です。

特別保証は、メーカーが指定した走行装置、安全装置、環境性能に対する保証で、ほぼすべてのメーカーで新車登録から5年もしくは10万kmのどちらか早く到達するまで保証が適用されます。

各メーカーでは、それぞれ独自の保証延長制度も用意しており、新車購入時に保証延長プランに有料で加入することで、特別保証より長期に渡り保証が適用されます。これは、クルマの使用が長くなれば、経年劣化から故障頻度が増えてくることを見据えてのサービスで、走行距離が多い人や5年以上乗り続ける人にとってはありがたいサービスと言えます。

ただし、保証期間内であっても保障が適用されないことがあります。それは、6か月点検や12か月点検といった定期点検を受けていること、そして改造車でないことが条件となります。

また、定期点検を受けた際に発行される定期点検記録簿を車内に常備しておくことや、以前修理した際にメーカー指定の部品交換で修理が完了していることも、条件となっています。

このように、全てのオーナーに新車保証が保証期間内でも適用されることはないとも言えます。そこで、新車購入から新車保証を受けるのであれば、整備工場で定期点検の励行をお勧めします。

⑦中古車で購入している場合は保証継承しているか確認

新車保証は、新車登録から5年もしくは10万km以内のどちらか早く訪れるまで適用されます。中古車で購入する時も、当然この新車保証期間のクルマを購入することがあります。

しかし、新車保証期間内の中古車を購入したからといって、保証もそのままついてくるわけではありません。新車保証の名義人は新車で購入した人の名前となっており、中古車で購入した場合はクルマの名義人と保証書の名義人が異なるため、保証継承という手続きを踏まなければ保証が適用されません

保証継承を行うには、購入した自動車メーカーのディーラーに出向いて保証継承の手続きを行います。保証継承手続きは、ディーラーで12か月点検を行い、保証書に捺印してもらうと保証継承完了です。この手続きは有償ですが、おおよそ1万円から2万円で済ませることが可能です。

古いクルマの場合はエンジン修理より買い替えたほうがお得

クルマがエンジン故障したときに、乗っているクルマが古い場合は、修理より買い替えをしたほうがお得となることが多いでしょう。

もちろん、同じクルマを長く乗り続けたいと考える人や、乗り換えなど微塵も考えていないという人もいるでしょう。しかし古くなれば、エンジン故障のほかにも故障リスクが増えてくることを理解しておくことが必要です。

そこで、古いクルマではどういった故障リスクがあるのか、そしてエンジン故障のクルマからお得に乗り換える方法があるのか詳しく解説します。

古いクルマはその他の故障が出てくる懸念もある

古いクルマでエンジンが故障した場合、修理するか悩んだら間違いなく買い換えをお勧めします。

なぜかと言うと、古いクルマでエンジン故障が起きたということは、他の重要部品も故障が出る確率が高くなっているからです。例えば、エンジンと直接つながっているトランスミッション(動力伝達装置)も、故障する確率が同じように高まっていると言えます。

どうして、エンジン故障で他の部分も故障する確率が高まっているかというと、新車で組み立てられた時点から、同じ年月と同じ距離をエンジンと共有しているからです。そのため、同じように経年劣化が起こり、各部が消耗していますから、エンジンが故障して仮に修理を完了しても、近い時期に違う部分の故障が避けられないことがほとんどです。

7年以上乗ったクルマで走行距離も10万km以上走行しているようなら買い替えを考える

クルマは一般的に10万km以上走行すると、中古車としてユーザーが選ぶ場合に敬遠していることがほとんどでしょう。それは、せっかく大金をはたいて購入した中古車が購入後に故障が発生するリスクを考えるからですが、これはエンジン修理でも同じことが言えるといっても過言ではありません。

10万km走行しても、確かに問題なく走行できるクルマは非常に多くなりました。しかし、10万kmという走行距離は、一般のクルマにとって一つの節目であり、多くの部品が消耗して劣化がかなり進んでいます

そのため、10万km以上走行しているクルマでエンジン故障が起きた場合は、エンジン故障に呼応するように他の部品も一気に故障する可能性があります。

また、新車登録から7年以上経っているクルマも要注意です。新車の特別保証を5年と定めていることからもわかるように、7年以上経過していると故障リスクは高まっていると考えられます。

また、7年目となれば3回目の車検を迎えているクルマであり、このようなクルマは中古車市場で人気が薄れているため、中古車買取も高額査定は望めません。そんなところにエンジン故障で大金をかけて修理するより、思いきって買い替えたほうが得することが多いと言えます。

先にも説明してきましたが、エンジン修理は数十万円の出費が伴いますから、古いクルマにそれだけのお金を掛けるより、買い替えのクルマに回したほうが、後々のメンテナンス費用を考えてもお得です。

買い替える場合は下取りよりも廃車買取にまず相談

古いクルマのエンジン故障で買い替えと言われても、どこに相談すれば良いか悩む人が多いでしょう。また、エンジン故障した古いクルマなど処分に大きな出費が待ち構えているのではと不安になることも多いでしょう。

しかし、エンジンが故障した古いクルマでも、廃車専門買取業者であれば買取してもらえる可能性があります。

廃車買取なら廃車費用がタダで済む

エンジン故障した古いクルマから乗り換えを検討するなら、廃車買取業者に相談することが一番です。

一般的にエンジンが故障したクルマは、廃車処分として廃車費用が数万円かかることが多いですが、廃車買取業者であれば、クルマの状態によって買取してもらうことが可能です。しかも、廃車費用など一切持ち出すお金を必要とせずにクルマの処分が可能です。

エンジン故障した古いクルマを廃車買取してもらえる理由は、エンジン以外のクルマのパーツに価値があるからです。それは、国内で同じクルマが沢山走っていることから、そういったクルマのために中古部品として流通させることが可能だからですが、仮に国内需要がなくても海外で人気が出ていることもあるからです。

また、廃車買取では、面倒な手続きも全て無料で代行してもらえ、税金の還付のお手伝いもしてもらえることから、0円査定でも税金の還付があれば、プラスとなって戻ってきます

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修理工場に入庫していても廃車買取業者への売却は可能

エンジン故障したクルマを廃車買取に出したけど、すでに整備工場などに入庫している場合はどうすれば良いか悩んでいる人もいることでしょう。しかし、心配する必要はありません。廃車買取業者は自動車修理工場から引き揚げ作業も行ってくれます

エンジン故障したクルマを廃車にすると決めたなら、まずは廃車買取業者に電話相談します。そして、同時に整備工場にも廃車買取業者に依頼することを伝えるようにします。

あとは、廃車買取業者にどこにクルマが入庫しているか伝えれば、指定の日時にクルマの引き上げを行って貰えます。

エンジン故障で修理工場に廃車や乗り換えを依頼すると損することも

エンジン故障したクルマを修理工場などで見積もりした際に、乗り換えを検討するよう促されることも少なくありません。そんな場合は、整備工場の言われたとおりに乗り換え手続きをすると、かなり損をしてしまうこともあります。

ディーラーを含めた整備工場で、エンジン故障のクルマから乗り換えを依頼してしまえば、エンジン故障車は廃車処分ということとなり、廃車手数料が別途請求されることが普通です。

例えば整備工場などで、新車・中古車問わず自動車販売を手掛けていると、新しく購入するクルマをお得に購入できるように言葉巧みに誘導して、乗り換えを迫ってくることが多く見られます。

これは、エンジン修理という手間のかかる作業で利益を上げるより、クルマの売買で簡単に利益を上げたほうが効率良いと考える業者が非常に多いからです。

そこで、修理工場などから乗り換えを勧められたら、迷わず廃車は自分で廃車買取を手配することを告げるようにしましょう。それにより新しく購入するクルマの値引きが悪くなった場合は、違う自動車販売店で購入検討すると伝えます。こうした駆け引きで、かなり有利にクルマを乗り換えることが可能です。

廃車買取業者も車種により得手不得手があるので多くの業者に相談すべし

エンジン故障のクルマを廃車にすると決めた場合、選ぶ廃車買取業者がどこでも良いわけではありません。大手廃車買取業者であれば、それほど大きく価格に差は出ませんが、廃車にするクルマが、輸入車や少しレアなクルマまたは海外で人気があると評判のクルマであった場合は、それ相応の廃車買取店への依頼がお勧めです。

国産車は海外で高い人気を誇っており、エンジン故障したクルマでも海外で人気がある車種は、思いもよらない高値で買取してもらえることがあります。そのため、海外で人気がある国産車ならば、迷わず輸出に強い廃車専門業者に相談しましょう。

また、輸入車の場合も国産車とはクルマの価値観が大きく異なり、部品流通経路も変わってきます。そこで、輸入車の場合も、輸入車を多く扱う廃車買取専門業者を探して相談すると、どんな廃車でも買取を行う業者より高値が付くことがあります。

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【故障かな?と思ったら】エンジンが故障した時の主な症状4つ

エンジン故障は、一般的に突然やってくるように思われがちですが、実際はエンジン故障に至るまでには故障の前兆が見られることが普通です。しかし、その前兆をとらえられるオーナーの方は極わずかでしょう。

そこで、エンジン故障でも、できるだけ早期に発見できる故障の症状を、具体的な故障例とともに解説します。

症状①:エンジンから普段と違う音が聞こえる

クルマは、走行するたびにいつも同じ走行音であることが普通です。しかし、エンジンに何らかの不具合が起き始めると、今までとは異なった音が聞こえるようになります。

しかし最近のクルマは、遮音性が高まり外部からの音が聞こえないことも多く、音楽を車内で聞いていると異音に気が付かないこともあるでしょう。

そこで、エンジンの調子を見るために、1ヵ月に1回ぐらいはエンジンの音に耳を澄ませて走行すると、エンジン故障の早期発見に繋がります。

小さな異常音を聞き逃していると、エンジンを載せ変えなければならない故障に繋がる恐れもあります。例えばノックセンサーの故障が挙げられますが、これはエンジンからの異常燃焼によるノック音を拾っています。これは走行中にも「カリカリ」や「チリチリ」といった音で確認できますが、カーステレオを聞いていると聞き取れないことがあります。

このような故障を放置していると、エンジン内部に深刻なダメージを与え、エンジンからかなり大きな「ガラガラ」といった音や「パンパン」といった音が聞こえてくるでしょう。

症状②:エンジンから異臭がしたり車内に焦げたような臭いが入ってくる

走行中に、嗅ぎなれない臭いが車内に入ってきたら要注意です。特にエンジンオイルが燃える臭いは独特なので、多くの方が気付くことでしょう。

オイルが燃えるときは機械油が焦げるような臭いで、一般には嗅いだことがない焦げ臭さですが、この臭いがしたらエンジンに大きなダメージを負っていることが考えられます。

この他、ほのかに甘い臭いが車内に入ってきたら、冷却水の漏れが考えられます。その状態で走行を続けると、オーバーヒートしてエンジン故障となります。

症状③:マフラーから白煙を吐くようになった

マフラーから白煙を多く吐くようになった場合は、エンジンオイルが燃焼している可能性が高くなります。一般に寒い時期に出るマフラーから出る白い水蒸気と異なり、モクモクとしたなかなか消えることがない白煙の場合が要注意です。

マフラーから白煙を吐く故障は様々な故障が考えられますが、ターボ車の場合はターボチャージャーの焼き付きが考えられますし、ノンターボのクルマで白煙を吐く場合は、エンジン内部で大きなトラブルとなっている可能性が高いでしょう。

症状④:最近クルマの加速が悪くなったと感じたり坂道で力が出ない

大きなエンジン故障に繋がる現象の一つに、エンジンパワーダウンが挙げられます。例えば、いつもより登り坂でシフトダウンが必要となることが多い場合や、明らかにアクセルを多く踏み込まなければ走行できない時です。

エンジンパワーダウンが顕著に表れたころには、エンジンにかなり大きなダメージを負っていると考えられます。そのような状態で走行を続けていると、エンジンパワーが極端に落ちて走行不能となることがあるでしょう。

まとめ

エンジン故障は、故障箇所と修理方法そしてエンジンの種類で、修理金額は大きく変わってきます。そのため、エンジンが故障したら、整備工場でどの程度の金額になるか見積もりをとることが重要です。

しかし、エンジン故障は数十万円の修理費用となることが多いので、クルマの年式や走行距離そして車種に応じて、修理するか乗り換えるか考えるべきでしょう。

そして、乗り換えるならば、エンジンが故障した古いクルマでも買取してもらえる廃車買取を利用することで、お得に乗り換えできることを覚えておきましょう。