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【クルマの買い替えと乗りつぶしで迷った時の判断基準】維持費も踏まえ状況別に解説!

【クルマの買い替えと乗りつぶしで迷った時の判断基準】維持費も踏まえ状況別に解説!

クルマの乗り替えと乗り潰しの選択は、買い替えを意識していても今乗っているクルマがもったいないと考えると、なかなか決められないでしょう。

どちらが良いのか決めるには、将来的な維持費を考慮するのが一般的です。しかし、本当に欲しいクルマが無ければ乗り替えようにも乗り替えることもできませんから、最終的にはオーナーの気持ちが重要になってくるでしょう。

最近の日本車は性能が良く、ほとんど大きな故障がないので、長く乗り続けることが可能です。また、メンテナンスを定期的にしていれば、いつまでも所有し続けることが可能で、乗り潰すこともできるでしょう。

そこで、乗り替えや乗り潰しを選択するには、どのような理由が適切なのか、具体的にお伝えします。

もくじ

クルマを乗り潰すか買い替えるかはクルマを所有している人の状況が左右する

長く所有したクルマの車検が近づくと、乗り続けるべきか、買い替えるべきか悩む人が多いことでしょう。大きな故障など、決定的な理由があれば悩む必要もありませんが、まだ使えるクルマを乗り替えるのはもったいないと考えてしまうことも多いでしょう。

そこで、乗り替えを選ぶ目安として、本当に欲しいクルマが見つかった場合や、生活スタイルの変化などが挙げられます。そして現実的には、自分の生活状況や生活環境などが最も大きく左右することでしょう。

乗り潰したほうが合理的な場合2つ

乗り潰しを考える場合、今のクルマや生活がどのような状況なのか合理的に考えたほうが良いでしょう。

一般に言われている乗り換え基準には、走行距離や経過年数が挙げられます。また、クルマのローンが残っていても買い替えることは可能ですが、乗り替えることで支払いの負担が増えることは避けられないことが多いでしょう。

そこで、乗り潰したほうが良い合理的な場合として以下の2つが挙げられます。

  • 年数が経っているだけでは乗り替えの理由にならない
  • ローンの残債が残っている場合も乗り続けたほうが経済的に安心

①年数が経っているだけでは乗り替えの理由にならない

クルマの乗り替えを、年数の経過で考えたほうが良いという人も少なくありません。確かに、長く年数が経てばクルマは経年劣化により、新しいクルマに比べてクルマの性能や機能も落ちています。

しかし、クルマが古くても故障などの不具合がなく、問題なく走行できる場合も少なくないでしょう。そのような場合は、無理に買い替えを選択する必要もなく、大きな故障が出るまで乗り潰すことが可能です。

新車からの経過年数や走行距離による乗り替え基準は、乗り替えるための一つの目安でしかなく、この年数が経過したら乗り替えたほうが必ず良いというわけではありません。

クルマを買い替える年数の目安は?世間の平均買い替え年数や買い替えサイクルの設定目安を紹介!クルマを買い替える年数の目安は?世間の平均買い替え年数や買い替えサイクルの設定目安を紹介!
日本車は中古車でもクルマの性能が良いので長く乗ってもそう簡単に壊れない

日本車に乗っていると意外に気が付かないのが、クルマの完成度の高さです。日本車の素晴らしいところは、壊れない・故障しても修理費用がそれほど高くないことです。

今から30年も40年も前の日本車ならいざ知らず、現代の日本車は性能が非常に高いので、年数が経っても距離が伸びても、そう簡単に故障しません。

故障が少なければ所有コストも安くなりますから、長く乗っていてもそれほど整備費用がかさむことはないでしょう。また、故障が少ないからといって、故障したときに高額な修理費用がかかることもほとんどありません。

そのため日本車に乗っているなら、年数や距離を理由にして乗り替えを考える必要はないと言えます。

長く乗るには定期的なメンテナンスが大事

日本車も、ノーメンテナンスでは長く乗り続けることはできません。メーカーが推奨する定期的なメンテナンスが必要なのは言うまでもありません。

特に、クルマを乗り潰すつもりなら、定期的なメンテナンスは必須です。それはクルマの寿命が、メンテナンスの程度で大きく異なるからです。

定期的なメンテナンスといっても、オーナーができるメンテナンスは現代のクルマにはほとんどありません。12か月点検や24か月点検といった法定点検を実施していれば、思いのほかクルマは長持ちするはずです。

この法定点検ですが、実施しなくてもペナルティがないことから、12か月点検に関して実施しない人がかなり多く見られます。その代わり、24か月点検は、車検と同時に実施されるので、こちらはほとんどのクルマが実施されています。

そこで、乗り潰しまでの期間に大きく差が出るのが、12か月点検を実施しているかどうかです。この1か月点検の基本整備費用は、1万円程度でディーラーにて受けられるほか、カー用品店やガソリンスタンドでも8,000円程度で受けられます。

1年に1回のメンテンナスを実行することで、クルマの故障を抑えられ、長くクルマを乗り続けられますが、逆にメンテナンスを怠れば、故障が頻発して早期に乗り替えを選ぶしか方法がないでしょう。

年数が経っていればクルマに不満がないはずなので、そのまま乗り潰すのもあり

長くクルマに乗り続ける人のほとんどは、今乗っているクルマに対して不満を言う人が非常に少ない傾向にあります。そのため、長く乗り続けているほど車検を取るか、それとも乗り替えるか悩む人が多いでしょう。

クルマは、購入しても思ったようなクルマではなかった場合や、故障が頻発して修理費用がかさむ場合などは、早期に買い替えを考える人がほとんどです。

その逆に、長く乗り続けられるクルマほど、修理費用がほとんどかからず、クルマに対して愛着があることがほとんどです。

そのため、長く乗り続けていて不満が特に感じられなければ、そのクルマを乗り潰すのもアリと言えます。

長く乗り続けられている理由の一つはコストがかかっていない

長く乗り続けられるクルマの理由の一つに、所有コストがほとんどかからないことが挙げられます。

クルマは、時間が経つだけでなく、走行距離が延びれば、それだけ故障リスクは高くなります。しかし、同じ車種で同じ年式、同じ程度の距離を走行していてもコストのかかり方が全く異なることもあります。

それが俗に言う「当たり」のクルマであり、そういったクルマは長く乗り続けられます。

コストの中で、特に問題なのが整備費用です。2年に1回の車検費用も整備費用が増えれば嫌になってしまうでしょう。しかし、ほとんど車検時に整備が発生することなく、また、普段も故障しなければ、コストがかからないクルマと言えます。

そして消耗品も、安いクルマほど整備費用が気にならないので、長く乗り続けることができるでしょう。

②ローンの残債が残っている場合も乗り続けたほうが経済的に安心

クルマに乗り続けようか買い替えようか迷っている場合で、クルマのローンが残っているなら買い替えは止めたほうが良いと言えます。

クルマの残債が残っていても買取店で買取してもらえるので、乗り替えようと思えば可能です。しかし、残債が買取価格を上回っていると、クルマのローンは残ったままになります。そして、新しいクルマを購入するにあたり、新たにローンを組むと2つのローンを抱えることになり、生活を大きく圧迫することにもつながり兼ねません。

頭金が用意できない状況でローンが残っていると経済的に苦しくなる

クルマの買い替えには、新車はもとより中古車でもかなりの資金がなければ買い替えはできません。

そのため、ローンを今のクルマの買取価格で清算できなければ、新しいクルマの頭金すら用意できないでしょう

頭金など0円で幾らでもローンが組めるという人もいるでしょう。しかし、今の残債が清算できなければ、新たに購入するクルマのローンの支払いが加わることになり、毎月の支払はかなりキツくなってくるのが目に見えています。

そこで、ローンが残っているなら乗り替えより乗り続けたほうが経済的にも安心でしょう。

ローンが残っているクルマを売却する際の手順と注意点ローンが残っているクルマも売却できる!残債別の買い替え手続きの方法と売り方を詳しく解説!

買い替えをおすすめする場合2つ

クルマの買い替えをすべきか、それとも乗り潰すか悩んでいる場合、乗り替えたほうが良い場合があります。

もちろん、絶対に乗り替えたほうが良いというわけではありませんが、乗り替えをおすすめする理由に以下の2つがあります。

  • 生活スタイルに変化があるなら乗り換えを選んだほうが良い
  • 試乗して今のクルマより差を感じたら乗り換えを選択

①生活スタイルに変化があるなら乗り換えを選んだほうが良い

クルマが生活の一部となっている人は多いことでしょう。そしてその根幹である生活に大きな転機が訪れれば、密接な関係があるクルマも見直す必要がある場合が多いでしょう。

長く乗り続けて愛着があり、しかもコストもかからないクルマであっても、新しい生活スタイルにそぐわないクルマであった場合、乗り続けることは困難と言えます。

特に、結婚や子供が生まれた場合、そして引っ越しをした場合などは、生活スタイルがガラリと変わるので、乗り替えにはちょうど良い時期でしょう。

結婚が決まった時は相手と相談して決める

独身の時期は、オーナーの価値観でクルマを所有しても問題ありません。しかし、結婚が決まれば自分一人でなんでも決める事はかなわなくなり、結婚する相手と相談しながら決めなければなりません

結婚すると生活スタイルに大きな変化が生まれるので、その時期にクルマの買い替えを意識していたなら、2人で相談して結婚生活で安心して使えるクルマに買い替えるのが理想です。

結婚は、意外にお金がかかるのでクルマの買い替えを控えたほうが良いという人もいます。しかし、もともと買い替えと乗り潰すことを悩んでいるなら話は別です。その場合は、生活スタイルの変化に合わせたクルマに乗り替えたほうが、結婚後の生活がスムーズに進むことが多いと言えるからです。

子供が生まれるならそれに見合ったクルマを検討する

クルマの買い替えは、子供が生まれる時期をめどに考える人も少なくありません

特に、夫婦2人で使用してきたクルマが小型で2ドアタイプなどの場合は、家族が増える時期をきっかけに、ミニバンなどの使い勝手が良いクルマに買い替えを検討しても良いでしょう。

買い替えか乗り潰すか迷っていた場合、今乗っているクルマが手狭であるようなら大きめのクルマに買い替えを検討するのが理想です。

しかし、もともと大きめのクルマに乗っていて乗り替えたほうが良いか乗り潰そうか迷っている人もいるでしょう。その場合は、子供を乗せて走るのに安全性は大丈夫なのか、そしてクルマの機能は十分なのか考えるべきです。子供が生まれる時期に買い替えか乗り潰すか悩んでいたなら、新しい家族のためにも買い替えをおすすめします

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引っ越しでクルマを置くスペースに変化がありそうなら買い替えを考える

クルマの乗り換えと乗り潰しを悩んでいるときに、引っ越しが重なる人も多いでしょう。

引っ越しは、かなりお金がかかることが多いので、買い替えより乗り潰すことを選択する人も多くいます。しかし、引っ越しする場所の新しい駐車スペースや、駐車場の位置などを考慮しなければなりません。

そこで、乗り替えと乗り潰しを迷っていた時に引っ越しが重なった場合は、新しい引っ越し場所を考慮に入れて、乗り替えを検討したほうが良いことも多くあります。それには、新しい駐車場の大きさを十分考慮することを忘れないようにしましょう。

通勤コストを考えたければ乗り換えを考える

乗り替えと乗り潰しを考えたときに、そのクルマの通勤コストを考えてみることも重要です。

古いクルマは、新しいクルマに比べて燃費が悪いことが多いので、通勤コストを考えた場合、乗り替えたほうが得になることが多いでしょう。

通勤で使用するとなれば、毎日の使用なのでクルマに対する愛着も大きく、そして使い慣れているため買い替えを躊躇する人も多く見られます。特に、車検が安く済むのならそのまま乗り続けようと考えるのも頷けますが、トータルのコストを考えるとあまり賢明ではありません。

通勤で使う場合のコストは、燃料代だけでなくメンテナンス費用も大きくかかります。例えば、走行すればタイヤもすり減り、走行距離に応じてオイル交換をしなければなりません。

そういったコストを考えたときに、新しいクルマにすることで、コストを抑えることが可能なので、乗替えと乗り潰しを悩んでいるなら、乗り替えをおすすめします。

②試乗して今のクルマより差を感じたら乗り換えを選択

新車ディーラーに出向けば、最新のクルマに試乗することも可能です。

古いクルマを所有していて、買い替えか乗り潰すか悩んでいるときにディーラーに行くと、新しいクルマの先進技術に度肝を抜かれる人も少なくありません。

これは、雑誌やネットから新しいクルマの先進技術を手に入れていても、実際にその技術に触れたときの驚きは別物です。そこで、買い替えと乗り潰しを悩んでいた時に、新しいクルマを試乗してその差に感動したのなら、買い替えをおすすめします。

新しいクルマに魅力を感じたら古いクルマは下取りより買取業者に相談しましょう。買取業者は、下取りより高く買い取って貰えるほか、一括査定を利用すれば多くの業者の買取価格を比較できます。より多くの査定額を比較して最も高い買取業者を見つけてみましょう。

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クルマの性能は時とともに上がっているので古いクルマほど差が出やすい

クルマの性能は、どこのメーカーも年々上がり、同じ車種がモデルチェンジすると全く違う車種なのではないかと思えるほどクルマの性能は良くなっています

そして、同じメーカーでも車種が異なれば、その違いは歴然であり、メーカーが異なると基本性能の差だけでなく、メーカー独自の先進技術によりクルマの進化を知ることになります。

特に、10年以上前のクルマで買い替えと乗り潰しを迷っていると、クルマの技術進化の目覚ましさに、違いを見せつけられるでしょう。

古いクルマに乗っていて悩んでいたら、一度新車ディーラーを訪れて試乗してみれば、どちらにすれば良いか答えが出ること間違いないでしょう。

長く乗っていたクルマの車検取得と買い替えた場合の次の車検までのコスト比較

乗り替えと乗り潰しで迷った時には、次の車検にどれだけ車検費用に違いがあるか考えることと、故障がどの程度起きるのか推測することが重要です。

クルマの所有コストを考えて選ぶ場合、いま乗り替えるより車検費用のほうが安く済むことが普通です。しかし、その後に発生するコストを計算しなければ本当のコスト比較にはなりません

消耗品の種類と交換コストはクルマの状態やクルマの種類で大きく変わる

クルマは機械の塊なので、使用期間が長ければ消耗する部品数も多くなります。しかし、いくら長く使用していても、走行距離が短ければ走行距離が長いクルマに比べて消耗する部品点数は少ないでしょう。

その逆もあります。それは、いくら新しくても1年で走行する距離が平均以上であれば消耗する度合いが多くなり、部品交換点数が増えてしまうからです。

また、クルマの種類でも交換コストは大きく異なります。例えばエンジンオイル交換を考えた場合、軽自動車のエンジンオイル量は3L以下であることが普通ですが、高級車の中には8L程度オイルを必要とすることも少なくありません。

このように、現在乗っているクルマと、次に購入しようと考えるクルマの整備コストを比較することも重要です。

長く乗り続けた場合の主な消耗品とその価格

長く乗り続けた場合でも、意外に消耗品はそれほど高額ではありません。消耗品には、油脂類からゴム類、そしてベアリング類などのほか、ブレーキパッドや冷却水などがほとんどです。

これらは消耗品なので、一般整備工場で簡単に交換作業ができるので、通常は数十分から数時間で交換作業が終わります。

ただし、いくら消耗品がそれほど高価にならなくても、複数交換することになればそれだけ費用がプラスされるので、思いもよらない金額になることも有ります。しかし、一般的に消耗品交換でクルマの部品を分解する時には、同じ構成部品であることが多いので、工賃が1回で済むことが多いでしょう。

そして、長く乗り続けた場合に交換しなければならない消耗品とその価格は、以下の表のとおりです。また、通常交換が必要とされる短いサイクルの交換部品は省いています。

エンジンルーム内
交換部品 交換時期 価格
バッテリー 3年から5年程度 1万円から3万円程度
パワーステアリングフルード 約10万kmごと 4,000円~
Vベルト(ファンベルト) 5万kmから10万km 6,000円から1万円程度
燃料フィルター 10万kmから15万km 5,000円~
サーモスタット(冷却水温度調整装置) 10万kmごと/または水温計の表示が不自然になった場合 6,000円~
ラジエーターホース 10万kmをめどに 1万円~
オルタネーター 10万km以上走行した場合や
発電ができなくなった場合
4万円~
サスペンションなど
交換部品 交換時期 価格
タイロットエンド(ステアリング操作をタイヤに伝えるロッド) 10万km~15万km 2万円~
ホイールベアリング(タイヤの回転をスムーズにするためのベアリング) 10万km~異音やガタが出たら 15,000円~
ブレーキパッド 4万km程度ごと 5,000円~
ドライブシャフトブーツ 7万km~ 3万円~
ダンパー(ショックアブソーバー) 10万km~ 4万円~
マフラー 5万km~穴が開いた場合 2万円~

ここで挙げた金額は、おおよその金額であり、車種や整備内容で変わってきます。また消耗品は、この他にも多くありますが、一般的に長く使用すると交換することが多い部品を挙げています。

買い替えれば次の車検に交換となる部品が少ないことが多い

買い替えを選択すれば、長く使ったことで必要となる部品交換が必要なくなるため、次回の車検時の費用は乗り潰すクルマより安く抑えられるでしょう。

乗り潰す場合、車検ごとに交換部品が増えてきます。また、前回の車検で交換を見送っても、次回の車検では交換が必須となることがほとんどなので、整備コストはかなり高くなるでしょう。

しかし、買い替えを選択すれば今乗っているクルマより交換する部品点数は格段に少ないので、買い替え後の最初の車検整備費用はかなり安く済ませることが可能です。

車検を通すのと買い替えるのはどっちがお得?ランニングコストからみた合理的な判断基準を紹介!車検を通すのと買い替えるのはどっちがお得?ランニングコストからみた合理的な判断基準を紹介!
中古車に買い替える場合は次の車検でも交換部品が多くなることも

ひとつ注意しなければならないことは、クルマの買い換えを選択しても、中古車を選んだ場合です。

中古車の程度にもよりますが、中古車という商品の特性上、次の車検で多くの部品を交換しなければならない場合もあります。

中古車店で、購入前に納車整備を行っても、一般的に全ての消耗品を新しくすることはありません。それは使える部品で次回の車検まで問題なければそのままにすることが多いからです。

そのため、中古車を購入する場合は、年式と走行距離、そしてどの程度の整備がされてきたクルマなのか詳しく確認することが重要です。

よって、クルマの買い換えを選択しても程度の悪い中古車を購入してしまうと、今まで乗っていたクルマと変わらない場合もありえます。これは、今まで乗っていたクルマを乗り潰す場合と大差ないことを意味します。

新車に乗り替える場合と中古車に乗り替える場合の比較

クルマの買い換えは、新車が安心と考える人が多いでしょう。しかし、中古車も程度が良ければ新車とほとんど変わらない維持費で済むこともあるでしょう。

ただし、中古車の程度は年式や走行距離だけでなく、前オーナーの使用方法によるところも大きいので、購入後のコストを考えた場合は、中古車が新車より劣ってしまうでしょう。とはいっても、程度の良い中古車に出会えれば、新車に劣らないコストパフォーマンスを発揮するのも中古車の魅力です。

必ずしも新車がお得とは限らない

一般的な中古車は、誰かが使用したクルマであることがほとんどですが、中には新車と変わらないほど程度の良い中古車も存在します。

特に高年式で走行距離の少ない中古車は、新車で購入するより安いわりに、程度も良いことがほとんどです。

また究極の中古車は、未使用車と呼ばれるクルマです。未使用車は一度ナンバーを取得してはいますが、誰の手にも渡っていないクルマです。そういった中古車であれば、新車より安く購入でき、しかも中古車なのに新車同様の整備で済むことから、コストパフォーマンスが高い購入方法と言えます。

乗り換えと乗り潰しを迷っている理由を自分で整理してみる

クルマを乗り替えるのか、それとも乗り潰すのか迷っているなら、どこに迷いが生じているのか理由を書き出してみると答えが見つかる可能性があります。

その理由には、欲しいクルマが無い人もいるでしょうし、営業マンのセールストークに悩んでいる人もいるでしょう。

欲しいクルマが無ければ乗り潰すのもアリ

今乗っているクルマが気に入っていれば、特に欲しいクルマが見つからない場合もあるでしょう。

例えば、無理に欲しくないクルマに乗り替えても、新しいクルマに愛着がわくことはなく、早く手放すことに繋がることもあるでしょう。そのため、欲しいクルマが無ければ、無理に乗り替える必要はないとも言えます。

欲しいクルマが見つからないということは、今のクルマが気に入っていることがほとんどです。その場合は、乗り潰しを選択するのが気持ちもすっきりするでしょう。

最新のクルマに試乗して違いを感じられなければそのままで

乗り替えを迷っているときに、最新のクルマに試乗することも有るでしょう。本当に欲しいと感じれば、試乗すれば購入したい気持ちは高まるはずです。

しかし、今のクルマに愛着があり、欲しいクルマが見つからないと新車に試乗しても違いを見いだせないことも少なくありません。

最新のクルマは、古いクルマに比べて良いに決まっていますが、違いが判らないという事は、今のクルマで十分であるということですから、買い替えではなく乗り潰しを選択しても良いでしょう。

セールストークで買い替えを悩んでいたらその本質がどこにあるのか知ると良い

買い替えか乗り潰しか迷っているときに、ディーラーの営業マンにどうすべきか相談する人も多くいます。しかし、基本ディーラーではクルマを売るのが仕事なので、乗り潰しより買い替えを強提案してくるはずです。

ただし、特に相談をしていないのに、ディーラーで「今が買い替えにおすすめ」といった理由を多く語られた場合は、どうして買い替えがお得なのか納得できるまで質問することです。

買い替えを迫る営業マンはセールストークに過ぎない

古いクルマに乗っていると、営業マンは買い替えを提案することが多くあります。それは、古いクルマに乗っている人は、強く推すことで買い替えることが多いからです。

しかし、それは営業マンのセールストークでしかなく、オーナーの今のクルマに対する愛着を真剣に考えていないことが多く見られます。それは、販売することが真の目的であり、オーナーの買い替えと乗り潰しの相談窓口ではないからです。

今なら〇〇万円お得で買い替えられるは信用しない

本当に買い替えに傾いているなら良いですが、まだ少しでも乗り潰しの気持ちが心の片隅にあるなら、営業マンのセールストークに惑わされないことが重要です。

特に多いのが、「安く買い替えられる」といった言葉や、今なら「高く下取りできる」といった言葉です。

ここで、買い替えを選択したのであれば、その場で今あるクルマを下取りで買い替えるより買取店に依頼することも視野に入れたほうがお得です。

そして、具体的な値引きを提示して買い替えを強く迫ってくるような場合は、その場でその勢いに押されて契約するのではなく、どのような売却と購入が良いのかよく考えた上で結論を出すことが重要でしょう。

ディーラーで下取りを迫られたら買取店で査定をして比較してみましょう。多くの買取店で比較することで、思いもよらない高値を引き出すこともできます。それには一括査定を利用すれば、一度に簡単に多くの買取業者に査定依頼できるので利用してみましょう。

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買い替えたクルマを中古車で再販していることを考えれば営業マンの話をうのみに出来ない

古いクルマから買い替えを強く迫ってくる営業トークの中に、「早く下取りに出さないと価値がなくなる」といった言葉も聞かれることがあります。

しかし実際は、下取りに出したクルマが中古車として再販されることが多くみられることから、本当に売却して乗り替えたいのか、それとも乗り潰したいのか自分の心によく聞いてみることです。

乗り替えと乗り潰しを迷っているということは、今のクルマに愛着があり、まだ乗り続けられると感じているからでしょう。

そこで、本当に欲しいクルマでなければ、その場の雰囲気に乗せられないことも重要です。

まとめ

クルマの買い替えと乗り潰しの選択は、オーナーの気持ちが大事です。現代の日本車は性能が良く、そう簡単に壊れることも少なく、整備費用も定期的にメンテナンスしていればそれほどかかりません。

新しいクルマは、心機一転もできることや、先進技術を搭載していて楽に運転できることも少なくありません。しかし、乗り慣れたクルマを手放すことにはかなり勇気も必要です。

クルマの乗り替えを選択するなら、本当に欲しいクルマが見つかったときに考えれば良いでしょう。